伊豆の下田は梅が開花しました。北の国ではこれから積雪が増えそうだ***
吉田松陰は脱藩して、国防の要である津軽海峡の龍飛岬まで視察に行った。黒船来航の折には浦賀に見に行った。最後には下田まで来た。
伊豆半島の先端の下田にて米国ペリーと幕府の交渉に米国艦隊が来た時は、下田港の海岸から少し離れた艦船に向けて、吉田松陰と金子重輔の2人は海岸から小舟で漕ぎ出し乗艦し、渡米を懇願したが結局は艦兵に捕縛された。
ペリーにとって下田で幕府と通商交渉をしている最中で大事なときなので、やっかいな日本人2人が紛れ込んで来たとの認識で、幕府に引き渡してしまう。2人は江戸へ移送され、運悪く安政の大獄になり、最後は斬首される。
吉田松陰の物語は薩長が明治政府の主導権を握ったので、ご承知のように維新の大功労者として有名になった。その先進性と飛躍する論理と行動は、長州の追随する火薬を内蔵した若者たちを更に点火して、ブースターの如く維新へと加速させた。
下田に来ると、ことさらに日本の転換期のころを実感する。
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