原城跡
長崎県南島原市 海岸沿いの小高い丘の上にある
天草四郎(益田四郎時貞) 原城跡
島原の乱は島原天草一揆といわれ、島原や天草の一帯で重税と宗教弾圧に反発して一揆を起こした。乱は寛永14年(1637年)12月に勃発し寛永15年(1638年)4月に終結した。天草四郎がシンボル的なリーダーとなり原城に籠城し、キリスト教信徒3万人以上が虐殺され全滅した。時は3代将軍家光の時代で徳川幕府が安定期に入っていたころだ。
原城跡でバイクを止めていると、地元の人に話しかけられ、隠れキリシタンに話題がおよんだ。「キリシタンは長崎方面へ行き五島(列島)など島へ逃れたよ」と伺った。
キリシタン禁教は明治6年1873年まで続いた。それも欧米列強の圧力があって始めて信仰の自由が認められた。その後、驚いたことに五島列島では津々浦々に50もの教会が作られた。五島列島はキリスト教徒が耐え忍んだ歴史のある島なのだ。
さて冬季オリンピックは北京で開催されている。中国はチベットの仏教徒、ウイグルのイスラム教徒など100万人単位で弾圧を加えている。欧米の民主主義国家は証拠を掴んでおり議会で反対決議を全会一致で採択し政治的ボイコットをしている。日本は親中国の議員が多く足並みが揃っていない。内政干渉というレベルではないことは明白だ。1936年のベルリンオリンピックはナチスドイツのプロパガンダに利用された。
オリンピック委員会やWHOなどは金の力に弱くうんざりするレベルだ。日本の企業ではユニクロ、ニトリ、パナソニックなどは氷山の一角らしい。NHKなどマスコミは東京オリンピックはコロナ禍を扇動し葬式のような報道していながら、北京オリンピックでは明るくはしゃいでいるらしい。
ということで、今回のオリンピック報道はニュースに紛れ込んだものが目に入る以外は全く見ていない。少なくとも民主主義国家の一員です。ささやかな抵抗だ。オリンピックを見る暇があれば、そのごく一部の時間でもチベットやウイグルの惨状を検索して事実を知ろう。
下五島 堂崎教会
堂崎教会は下五島の北西部にある
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