奈良時代西暦749年(天平21年)涌谷(現:宮城県大崎市)(陸奥国小田郡)で日本最初の金の産出。
それまでは国内に金の産出はなく、輸入していた。涌谷から黄金900両(約13kg)を献上した。奈良東大寺の大仏の金メッキに使用された。水銀のアマルガム法により銅製の大仏に金メッキをした。
東北地方で金が産出され、中央は沸き立った。これ以後、東北地方は以前にも増して中央政権に狙われて平定され、鎌倉幕府になるまで400年近く動乱が続く。
若い学芸員の方に伺うと、涌谷付近の山は褶曲により金が集積しやすく、上流の北上地区の金が流れてきたのではないかとのこと。いずれにしても太平洋プレートが北アメリカプレートとユーラシアプレートに潜り込みマグマにより火山活動が活発になったことで金を析出して集まるようだ。
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