東西圧縮回流記

仙台青春風の旅 ブーメランのように 

台湾見えた?与那国島

2023-02-08 | 安全保障

与那国島 西崎
日本国最西端の地


西崎から台湾方面を望む
陸地らしきものが見えるが上部に雲がかかり鮮明に見えない



与那国島 宇良部岳(標高231m)より台湾を望む
  

雲が減ったことおよび高所に登ったことで、与那国島最高峰の宇良部岳からは台湾の山々が鮮明に見えた。



可視水平線距離の計算モデル

中学生の算数のようで申し訳ないが、三角形のピタゴラスの定理で計算してみる。

地球を球形に仮定 赤道半径 r=6378.137km
与那国島 宇良部岳高さ x=0.231km
①式から 水平線までの距離 y=54.284km

与那国島・台湾 距離 西へ d=111km
見えない部分の水平距離 z =dー y = 111ー 54.284=56.716km
②式から 見えない部分の標高 α=0.252km

宇良部岳標高231mの高さから、111km離れた台湾の山は標高252m以上の山が見えることになる。ちなみに海岸線に立った人の高さ1.5mからは標高891m以上の山の部分が見える。台湾の最高峰玉山は標高3952m、台湾の東海岸には2000m~3000m級の高山が連なっており、天気が良ければ与那国島からは十分に可視範囲にある。

2019年には丸木船を使った渡航実験を行い、台湾から45時間で与那国島に到着しており、3万年前から人が渡ってきたと推定している。

そんなロマンを語っている与那国島と台湾の間の海に、昨年8月に中共がミサイル数発を打ち込む暴挙を行い台湾と日本に恫喝を加えている。与那国島の小学校ではミサイル落下の避難訓練を行い、机の下に潜り込んでいる。中共は日本に10数発の核弾道ミサイルの照準を合わせているといわれ、与那国島をはじめ沖縄ではシェルターの準備を急いでいる。中共の台湾侵攻は現実味を増しており、首都圏を含め日本本土においても条件は同じなので、防衛について真剣に取り組み、急いで対応策が必要であろう。

3万年前の航海プロジェクト 2019年



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