東西圧縮回流記

仙台青春風の旅 ブーメランのように 

遙かなり利尻富士

2021-06-22 | バイク・山歩き
プロローグ
 もう10年前のことだが、第23回日本太陽ネルギー学会・日本風力エネルギー学会合同研究発表会が稚内で開催された。その時ボクは太陽光エネルギーに加えて太陽熱エネルギーをもっと有効に活用するようにと発表した。写真はその時の主催者側の御挨拶です。
 現在では、原子力発電を活用しなければ電力供給は不安定化し、エネルギー価格は高騰して産業は空洞化し、学生の就職機会も減少しお父さん達のリストラも増え、温室効果ガス削減もできないと考え皆さんに伝えている。再生可能エネルギー賛美だけでは国民生活が窮乏化するということだ。
 その当時、稚内空港に向けて着陸態勢に入った機上から、あれが利尻山、利尻富士だと確認できた。ああ一度は行ってみたいと思った。





1. あれは去年2月28日
 さて現実に戻ると、昨年2月28日に文科省から通達があり学校の一斉休校が始まった。それまで頼みの綱だった地元の年配者の団体が宿泊に来なくなった。学校も休みだ、年配者は危ない、外に出るなと一斉キャンペーンが始まった。観光地の旅館など急に客足が止まり、輸送や観光系の産業は壊滅的な打撃を受けた。私的なことをいえば、その後は政府の対策に依存し、政策金融公庫の特別融資、休業補償や雇用調整助成金などの申請で忙しくなった。

 その上、自動車免許の高齢者講習を受けなさいと通知を受けた。毎年楽しみにしていた海外には行けなくなり、国内は閉塞状態、休業休業と八方塞がりとはこのことだ。講習で指定された場所は運転免許センターではなく、近くの自動車学校だった。そこで高齢者講習を受けたが、バイクの免許を取得するために若い人達が自動車学校に通って教習を受けていた。自分は思った、このままいたずらに馬齢を重ねていいものかと。そこで生来の天の邪鬼の気分が出てきて、自動二輪の免許取得のためにその自動車学校に通うことにした。




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