鹿狼山登山口
鹿と狼の石像がある
鹿の門番
狼の像
鹿狼山(かろうさん)は福島県浜通りの相馬郡新地町と宮城県丸森町の県境にある。
鹿狼山の標高は430m、見晴らしがいいと伺っていたのでバイクで登山口まで行き少し歩いてみた。登りが約40分の手軽なハイキングコースだ。
鹿狼山頂上
この地域には縄文遺跡もあり古の時代から開けていたそうだ。鹿狼伝説も昔から言い伝えられてきた。
太平洋と相馬の新地発電所が見える。
新地発電所は東北電力とJERA(東京電力と中部電力)の折半出資による相馬共同火力発電株式会社が運営している。
発電設備 総出力:200万kW
1号機:100万kW 営業運転1994年7月
2号機:100万kW 営業運転1995年7月
石炭、木質バイオマスを燃料とし超臨界圧、熱効率は41.89%
鹿狼山から相馬市街方面
鹿狼山からIHI相馬工場が見える。東京の田無市から移転してきた。航空機エンジン用の工場だ。相馬工場は1998年設立、田無工場は2008年に閉鎖した。先輩のMさんが副工場長をしていたことがある。
帰りは鹿狼山西側の宮城県丸森町を通り角田市経由で仙台に帰った。
角田市にはH2ロケットの実寸大モニュメントがある。
H2ロケットのモニュメントというと財団法人エンジニアリング振興協会(エン振協)のTさんを思い出す。エン振協は日本の重工業、電気、土木建設などが出資して設立した協会で、次世代のエンジニアリングの新しい方向を探る団体です。ボクは月1回の新エネルギーに関する調査研究の勉強会に参加していた。関連する企業から部課長級の人が参加していた。ボクはそこでバイオマスの利活用について学んだ。当時、Tさんは某重工業からエンジニアリング振興協会に出向しており、我々の勉強会の事務局を担当していた。
Tさんが営業担当で東北支社の仙台勤務だった時に、自分が担当して角田にH2ロケットのモニュメントを設置したと伺っていたことを思い出した。
宮城県角田市にはわが国の航空宇宙技術研究所(NAL)と宇宙開発事業団(NASDA)の事業所があったが、現在は宇宙航空研究開発機構 (JAXA)として統合されている。「はやぶさ」で有名な東大の宇宙科学研究所もJAXAに統合された。
かつて相馬工場が立ち上がったころにボクが同工場を見学した後、NAL角田のN先輩を訪問したことがある。ある程度時間が経過した後に、ボクが仙台に赴任した後、一緒に研究開発に参加させて頂くとは夢にも思わなかった。
H2ロケット実物大モニュメント
隣にタワーが設置されエレベーターで同じ高さに登る
宇宙飛行士 野口さんと山崎さん
野口さんはボクと同じ企業の出身だが面識はない。山崎さんは旧姓角野さん、NASDAに入社してすぐの宇宙飛行士になる前にもと弊社に見学に来られ、面談したことがある。お二方とも東大航空学科卒の秀才です。
H3ロケットは2段目が着火しなかった。
失敗を乗り越えて頑張れ!
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