山内のピッケルがある!
情報を得たのでさっそく訪ねた。
場所は多賀城の東北歴史博物館。
山内東一郎氏の作品。
Made in 仙台でした。
私が学生のころ山内ピッケルは憧れの的だった。山内といえばピッケルの銘品の誉れが高かった。
山内東一郎氏は東北大学の金属材料研究所に勤務していたことがある。さもありなん。退職してピッケルを作ったそうだ。材質はニッケルクロムモリブデン鋼で低温脆性に強い。
それにしてもブレードの曲線の薄くて強さを感じさせる美しさ、ピックの断面の角張ったシャープさ、何というバランスがとれた美しさだろう。研ぎ澄ましたセクシーさを感じさせる。別れて長年忘れていた恋人にやっと会った気分だ。