写真:中目黒GT
ウォーキング塾地区活動三回目は中目黒GTに集合し、目黒川舟入場でストレッチをした後、目黒川沿いを下流へ南下します。
写真:目黒清掃工場緩衝緑地
目黒清掃工場が現在立替工事のための解体作業が行われており、緩衝緑地も半分ほどフェンスで区切られ狭くなっています。大きな煙突の解体が始まるのか、階段のような足場が掛けられています。
写真:大鳥中学校
区民センターでトイレ休憩をとって、大鳥神社で山手通りと目黒通りを横断し、ヤマハ音楽振興会を過ぎて寄生虫館で左へ曲がりました。旧三中は四中と合併し、大鳥中学校になりました。
戦後学制が六三三制となったため、目黒区の中学校は一中から十一中の11校が昭和22年5月5日に開校しました。昭和33年4月に一中の分校が独立して東山中学となり始めて地名がついた新制中学校が誕生し12校体制となりました。平成18年に二中、五中、六中が合併して目黒中央中学校が誕生したことにより10校体制。私はずっと勘違いしていましたが、中央中学が五中の跡地で、十日森神社近くで道路予定地になっているところが六中でした。
平成27年に三中と四中が合併し大鳥中学校が誕生し、現在の9校体制になっています。このあたりの事情は区民でも知らない人が多く、ウォーキング塾からの参加者は興味深そうに聞いていました。
写真:目黒不動龍泉寺
本堂の脇にサツマイモ畑が作られていました。目黒不動とサツマイモの関係は目黒区のページから引用します。
甘藷先生
寒い夜はコタツで、ホクホクの焼きイモなんていうのもいいもの。焼きイモと言えばサツマイモだが、郷愁をそそられるかたも多い反面、戦中、戦後の食糧難を思い出してどうも、というかたもおられるかも知れない。あの香ばしさをふりまきながら売り歩く焼きイモ屋さんを見かけることもとんと少なくなってきた。
そのサツマイモ、名前のとおり、今から390年ほど前、江戸時代のはじめに、琉球を経てわが国に伝わり、鹿児島県坊ノ津で初めて栽培されている。初めのころは、「蕃藷」または「甘藷」と呼ばれていたが、元禄以後「甘藷」として国内に広く知られるようになった。
目黒と青木昆陽
サツマイモの普及に努め、栽培奨励を幕府の政策に乗せたのが甘藷先生として有名な青木昆陽(1698から1769)である。昆陽の墓が、目黒不動瀧泉寺の裏手にあるのをご存じだろうか。樹木に囲まれ、ひっそりとたたずむこの墓は、国の指定文化財(史跡)となっている。
青木昆陽は、江戸日本橋に生まれ、幼い頃からの学問好きであった。享保4年(1719年)に京に上り、儒者伊藤東涯に学んだ。昆陽が甘藷のことを知ったのは、この頃だったといわれている。その後、江戸に帰った昆陽は私塾を開いていたが、町奉行大岡忠相に推挙され、以降、幕府に仕えた。
享保17年(1732年)に「天下飢饉、疫癘行る」と「武江年表」享保17年の項に書かれ、多くの死者を出した大飢饉が起った。昆陽は、甘藷が地味の肥えていない土地でも十分に生育することに目をつけ「蕃薯考」を著し幕府に上書した。これが将軍吉宗にとりあげられ、甘藷の試作を命じられた。昆陽は早速種芋を取寄せ、小石川御薬園(現:文京区白山東京大学附属小石川植物園)で試作を始めた。1度は失敗したものの、2度目に良好な結果を得ることに成功した。ここで採れた芋は種芋として各地に配られ、甘藷栽培が定着するもととなった。この功績から昆陽は甘藷先生と称されるようになったのである。
その後、昆陽は、蘭学研究に打ち込み数々の名書を著し、有数の蘭学者となった。昆陽は、晩年、現在の大鳥神社の付近に別邸を構えた。現存する墓は、遠く富士山を望む景勝の地目黒を好んだ彼が生前から居宅の南に建て、自ら「甘藷先生墓」と記していたものだ。
甘藷まつり
甘藷(かんしょ)先生の遺徳をしのんで開催されている「甘藷(かんしょ)まつり」は、例年10月28日に盛大に催され、墓前には、サツマイモや花が供えられる。境内には、露店が軒を連ねて、懐しい大学イモをほおばりながら歩く若い女性など多くの人出でにぎわう。この「甘藷まつり」、以前は甘藷先生の命日である10月12日に行われていたが、戦後から、目黒不動の縁日に合わせて28日に行われるようになった。
また、境内には甘藷問屋の組合が建立した頌徳碑も残っている。
写真:林試の森公園
お不動様にお参りしたと林試の森公園の中を通り、羅漢寺川プロムナードへ出て、補助26号線を渡ります。タモリ倶楽部で環状6.5号線として紹介されたこの道路について、東京都のページから引用します。
特定整備路線 補助第26号線(大山中央)の事業に着手します
平成27年2月24日
都市整備局
本日(2月24日)、以下の路線について、国土交通省から都市計画事業の認可を取得し、事業に着手いたしますのでお知らせします。
補助第26号線は、品川区東大井一丁目から板橋区氷川町に至る延長約22.4キロメートルの都市計画道路です。このうち、板橋区大山町地内における延長375メートルの区間について事業に着手します。
本区間は、「木密地域不燃化10年プロジェクト」の「特定整備路線」であり、この道路を整備することにより、木造住宅密集地域の整備地域である「大谷口周辺地域」の防災性の向上が図られます。
事業の概要
本事業は、幅員20~23メートルの道路を新設(一部、拡幅整備)するものです。車道は2車線、その両側に歩道及び自転車走行空間を整備します。また、あわせて電線類の地中化や街路樹の植栽を行います。
事業の効果
1. 災害時に延焼を防止するほか、避難・救援路としての機能が強化されるなど、地域の防災性が向上します。
2. 交通の円滑化が図られ、歩行者や自転車の通行の安全性、快適性が向上します。
3. 電線類の地中化や街路樹の植栽により、良好な都市景観を創出します。
写真:サレジオ教会
都内でも珍しい「釣りができる公園」である清水池公園を横目で見ながら、碑さくら通りを西へ向かいます。今回歩いている南東部公園コースはすこやか歩こう会設立初期からあるコースなのですが、碑文谷村村名の由来がわかる「碑文谷八幡宮」もコースに含めるべきと気づきました。久しぶりにコース マイナーチェンジをすることにします。
サレジオ教会は戦後この地に設置されたそうです。協会のページから引用します。
カトリック碑文谷教会は通称「サレジオ教会」と呼ばれていますように、サレジオ会に委託された教会です。 サレジオ会とはキリスト教・カトリックの男子修道会です。 サレジオ会は19世紀にイタリアの司祭ヨハネ・ボスコによって設立されました。
聖ヨハネ・ボスコ(1815-1888)はドン・ボスコとも呼ばれ、産業革命の急激な進展とイタリア統一運動のさなかに殺伐としていたイタリア国内にあって誰からも相手にされない貧しい青少年の教育の必要性を痛感。 一人で青少年教育への取り組みを始めました。 やがて、ドン・ボスコのもとに教え子たちが集まって修道会が発足。 これがサレジオ会の起源です。
碑文谷教会は「江戸のサンタマリア」に捧げられた教会です。 江戸迫害時代の最後のキリシタン・バテレンであるシドッチ師(後に江戸キリシタン屋敷で殉教)がイタリアから持ってこられた壁画がドルチ作の「指の聖母」だといわれます。 その聖母に因んで「江戸のサンタマリア」に捧げられることになりました。聖母画のレプリカが聖堂横・入口の小祭壇上に掲げられています。 なお、献堂時イタリアの多くの方々のご厚意で、イタリア産の大理石の柱が何本も光沢をたたえています。
写真:すずめのお宿緑地公園
写真:すずめのお宿の竹林
写真:旧栗山家住宅裏
すずめのお宿緑地公園には衾村にあった江戸時代中期建築の旧栗山家主屋が移築展示されています。茅葺の屋根は火災予防のため銅葺きの覆いがされていますが、茅葺を守るため室内では一年中火を焚いて屋根をいぶしています。そのため公園の近くまで来ると焚火のようなにおいがします。
裏に回ってみるとアジサイが目を引いたので撮りに行ったのですが、芝生にモジズリがたくさん出ていました。
写真:碑文谷厳島神社
写真:碑文谷公園バラ花壇
写真:碑文谷公園花壇
碑さくら通りを戻り、サレジオ通りを北へ向かい、目黒通りを渡りマセラティとフェラーリを横目に碑文谷公園に到着しました。公園の特色を目黒区のページから引用します。
碑文谷公園の真ん中にある弁天池は、その昔、荏原郡碑文谷村共有の水田灌漑用ため池で、村人の「命の水」となっていました。現在は「ボート場」があり、有料でボート遊び(土曜日・日曜日及び祝日開業)ができます。ウサギ・モルモット・犬などとのふれあい(無料)ができ、引き馬・ポニー教室(有料)でポニーにふれたり乗ったりできる「こども動物広場」もあります。
また、地域の方々やボランティアの手によって、北側の小公園(愛称:花の公園)やバラ花壇、池脇の花壇などが美しく手入れされ、公園利用者の目を楽しませています。
太鼓橋でつながる池の中の小島には、昔から地域の方々の手で管理されてきた厳島神社があり、神社手前の松の木の冬の風物詩「雪つり」とともに、地域住民や利用者に親しまれています。
北側の体育館では「目黒区夏季農産物品評会・農産物即売市」が行われており、その隣で場所をお借りしてストレッチをして解散となりました。野菜を見ると主婦に戻ってしまうすこやか歩こう会の女性陣は、ストレッチをしながらも目黒区産野菜の直売が気になるようでした。
解散後女性陣を含めた有志で天狗学芸大学店へ。軽くビールを飲みながら、わいわいがやがや楽しい時間を過ごしました。
すこやか歩こう会ではひきつづき会員を募集しています。目黒区在住以外の方も歓迎いたします。
まずは一緒に歩けるか、試しに一度参加してください。
sukoyaka[アットマーク]v08.itscom.net([アットマーク]は@へ変換してください)宛にメールをいただければ、直近の活動予定をお知らせいたします。
すこやか歩こう会活動スケジュール