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理系を志望する皆さんへ

2010年06月15日 | 【帰国生大学入試】

海外の高校を卒業して、日本に帰国される方の多い時期になりました。また、多くの方の最初の受験となる、早稲田大学の帰国生入学試験まであと80日となっております。

本格的な入試対策を始める皆さんに向けて、東京大学理科一類に進学したOBがメッセージを寄せてくれました。

 

「理系を志望する皆さんへ」

 

平成21年度に東京大学に帰国子女として入学した米澤星矢です。現在大学2年です。滞在先はカナダのバンクーバーでした。

 

多くの帰国子女の人たちは、滞在先で習ってきたことと、日本で受験対策として習う数学や理科の違いに戸惑うかもしれません。けれども、先生方は一から丁寧に教えてくれるし、クラスもレベルで分けられ、質問もしやすい環境にありますので心配いりません。ただ、帰国子女の受験は、入試までの時間がありませんので、先生方も多少早いペースで授業を進めていきます。毎日その日に学習したことを復習し、整理することが大事だと思います。試験中も家族や駿台の支えを思うことで、ものすごいパワーになるので、決して自分ひとりで受験に挑んでいるとは思わないことです。

 

僕は現在東京大学2年なので、教養学部前期課程に所属しています。2年の夏に進学振り分けという、成績による進学する学部・学科の振り分けがあります。僕の夢である工学部建築学科進むために、日々精進しています。早稲田や慶應など他の大学に入学していれば、成績を気にせず、建築学科で自分の好きな建築の勉強ができたのですが、僕は所属学科先が1,2年の成績で左右されてしまう東京大学をあえて選んだので、ここで夢の進路を阻まれることだけは避けたいと思います。

 

今年度帰国子女受験に臨む皆さん、準備期間は一般の受験に比べれば非常に短いです。「あのときもうちょっと勉強していればなぁ」と試験が終わってから後悔しても遅いので、充実した駿台での生活を送ってください。応援しています。

(東京大学  米澤 星矢)


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