今日の祝日、街中で珍しいものを目にしました。それはデパートの屋上から空高く上げられ風に漂う3本の大きなアドバルーン(広告気球)でした。
かつては、日本の各地でよくみられたこの風景は、高層建築物の増えた今では珍しいものとなってしまいました。数年前に公開された映画「ALWAYS 三丁目の夕日」の中でも、象徴的なシーンとして登場していました。ちなみに映画の中でデパートとして使われていた建物は実在の物(但し、デパートではありません。)で、今日見かけたデパートのすぐ近くに現存しています。
本日のアドバルーンは、このデパートにとっては40年振りだとか。デパート不況の中、原点に帰る、という思いがあったようです。
一方、数日前、デパートからほど近い浅草では54年振りに船渡御という祭礼の儀式が復活しています。今を生きる若者たちの目に、日本の昔の風景がどのように映ったかが気になります。
(Nas)