8月17日の夜、バンコクの中心地で大規模な爆発があり、多くの人が巻き込まれ死傷しました。現地では外国人観光客を狙ったテロとの見方であり、被害者の中には日本人駐在員も含まれます。
爆発が起きた場所は「エラワン廟(びょう)」という外国人も多く訪れる観光地のすぐ近くであり、近隣には旅行者向けのホテルや日系百貨店もあります。駿台国際には、バンコクからの帰国生も多数おり、ショックを隠せない生徒もいます。いかなる動機であろうと、罪のない市民や観光客を巻き込んだテロは、断じて許されるものではありません。
バンコク以外においても、世界では数多くのテロが起き、今後も起きていくことが予想されます。「テロにどう対処していくべきか」。それは今後の国際社会に突き付けられた大きな課題です。日本にとっても決して他人事ではありません。
テロの原因には、民族や宗教問題、貧困格差、政治的な対立など、さまざまな要因があります。そのような問題について、帰国生たちとともに考え、意見を交わし、テロの拡がりを少しでも食い止められるよう、模索し続けていきたいと考えています。
犠牲となった方々に心からお悔やみを申し上げます。
(con)