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言語がちがえば

2021年12月06日 | 【海外校 アメリカ地区】

こんにちは。ニューヨーク校です。

国が違えば言語が違いますが,算数・数学の式は万国共通ですよね、

と思っていたのですが,最近少し違うことを知りました。

 

中学1年生のはじめに,正負の数を勉強します。

3-(−5)をみなさんはどのように考えるでしょうか。

 

-(マイナス)の-(マイナス)は+になる」から

3+5=8とする人が多いのではないかと思います。

 

この,「-(マイナス)の-(マイナス)は+になる」こと

の説明にはいろいろあると思いますが,

アメリカの教え方(英語の表現の仕方)を聞いて,なるほど!と腑に落ちました。

 

まず英語では

3−(−5)を「3マイナス(マイナス5)」と読むのではなく,

「3マイナス(ネガティブ5)」と読むのだそうです。

 

ネガティブは「否定」ですから,

-(マイナス)が「否定」されて,+(プラス)になると考えるようです。

 

 

他に,

3+(−5)は「3プラス(ネガティブ5)」なので,

+(プラス)が「否定」されて,−(マイナス)になり,

3-5=−2(ネガティブ2),

 

3-(+5)は「3マイナス(ポジティブ5)」なので,

-(マイナス)が「肯定」されて,-(マイナス)のままで,

3-5=−2(ネガティブ2)となります。

 

「足すはプラス」,「引くはマイナス」,

「正負の符号の+はポジティブ」,「正負の符号の-はネガティブ

区別して読むことで,

足し算の+(プラス)と正の符号の+(ポジティブ),

引き算の-(マイナス)と負の符号の+(ネガティブ)を区別して考える

ことができます。

 

言語が違えば,考え方が異なることがあるのだなと実感しました。

他の国の言語を学ぶことは,考え方を広げることにもつながりそうです。

みなさんの国ではどのように読む(=考える)でしょうか。

 

ちなみに分数の読み方は,

英語では,12/13は「12 over 13」(見たままの表現)

日本語では,「13分の12」(12を13等分)となりますので,

日本の読み方の勝ちだと思いました。

 

駿台ニューヨーク校 S.H


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