フランスや豪州の有力企業と連合を組み、全長13キロメートル、16駅からなる鉄道を敷設。2014年に開業し、共同で運行と保守を手がける。総事業費は10億豪ドル(約850億円)。
丸紅は豪州での実績を基に、アジアなど新興国で鉄道事業の受注拡大を狙う。
ゴールドコースト市が官民パートナーシップ(PPP)方式で発注した鉄道事業を請け負う。
プロジェクトには丸紅のほか、仏国鉄グループのケオリス、加ボンバルディアグループ、豪建設大手のマッコーネル・ダウエルなどが参加。共同出資で鉄道の建設と運営を担う事業会社を設立する。
丸紅は事業会社に約20億円を出資し、26・67%の持ち株を取得。筆頭株主として事業を主導する。
鉄道と各駅の建設、車両の配備に総額700億円を投資する計画で、企業連合は欧州の大手銀行団から300億円強を調達。豪州政府も300億円強を拠出する。
日本企業が海外の鉄道PPPに本格参加するのは初めて。