70歳という節目の年の受章。
「今年はわたくしにとってちょっとついている年。ちょうど70歳で、映画と舞台で同年代の役をやらせていただいているときに受章して、なんだかとっても不思議な気がします」
24日に開幕する舞台「姉妹たちの庭で」には4姉妹の次女役で出演。25日封切りの映画「デンデラ」では主役を務める。1955年のデビュー以来、映画、テレビ、舞台の第一線で活躍してきた。
「まじめにコツコツとやってきたことがつながっだのかな。辞めたいと思ったことは一度もありません。女優しか、わたくしにはやることが無いんです」
思い出の映画の一つは「男はつらいよ」シリーズ。どさ回りの歌手リリーとして、マドンナでは最多の4回も出演した。
「『寅さん、いただけたわよ』って言いたいぐらい。あんなにすてきな人はこの世にいない。寅さんに会いたいです」と語る。
「デビューから56年、長いような、短いような。いつまでできるか分かりませんけれど、長いことできたらいいなあ、と思っております」(西田健作)
文中黒字化は芥川。