中国共産党機関紙、人民日報が工面で報じるなど、破格の扱いで、対日関係の改善姿勢も示した形だ。新華社電などによると、福島さんは両親や妹とともにJR福島駅で、温首相と握手をした。
手紙にはその時の「感動」のほか、漢字やパンダが大好きなこと、中国語を勉強して、将来は北京大学に留学したいこと、などが書かれていた。
また、写真や妹が描いた温首相の似顔絵も添えられていたといい、首相は「お手紙と絵、写真はみな受け取りました。とてもうれしかったです。
私は被災地の子供たちが中国で休みを過ごすよう招待しています。中国がとても好きなようだから、あなたもいらっしゃい。あなたと家族が健康で楽しくいられるよう祈ります」と毛筆で返事を書いたという。(北京=古谷浩一)