11月12日、午前10時。東福寺・開山堂にて。©芥川賢治
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gooにおける昨日のアクセス数は、以下の数字でした。
11月12日のアクセス数 閲覧数:5,644PV 訪問者数:573IP
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一方昨日のアメーバは 閲覧数:1004 訪問者数:693
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gooの、ページごとの閲覧数ベスト20は以下の通りです。
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20欧米危機 米当局有力者に聞く 包括策を上...21 PV
昨日の結果も、芥川にとっては、さても「南京玉すだれ」 感激 感謝 雨あられ 謝謝 多謝なのでした。
旅の宿で10歳の息子に三つのことを約束させて、翌朝忽燃と母は姿を消した。その三つの約束とは、麻薬に手を出さない、武器を使わない、盗みを働かない、以上。
アフガニスタンからパキスタンに置き去りにされた孤児同様の少年が、度重なる生命の危機に遭遇しながら8年間にわたる決死の密入国の旅を続け、イタリアに安住の地を得るまでの想像を絶する冒険譚のドキュメントである。
タリバーンらの迫害から息子を守るために隣国パキスタンに連れ出さざるを得なかった母の辛さ以上に、少年の苛酷な毎日の生活は人間でいることさえ怪しくなるほどだ。10歳そこそこの子供がどうしてこのような運命の苦境に投げ出されなければならないのか、読む間中、その疑問が頭から離れなかった。
少年の8年間の成長物語だと言ってしまえば簡単だが、このドキュメントはジュール・ベルヌの冒険小説ではないのである。だから読者は主人公のエナヤット少年の生の魂と共鳴して、人間の運命について深く考えさせられてしまうのだ。
エナヤット少年が絶体絶命の窮地に立たされた時、どこからともなく微風が吹いてくるように救いの手が差し伸べられる。
西洋に運命の女神がいて、危機に瀕した人の先回りをしてその人を救助したり、人間を介して天使がその役割を果たしたりするというような話をどこかで読んだことがあるが、なぜかそんな奇蹟がこの少年には起こるのである。
断っておくがこの書物は精神主義的な啓発書とは全く無関係な、ピリピリするような事実の連続だ。表題の「海にはワニがいる」というのは、本来危険でない場所にさえ危険が潜んでいるという意味に僕は解した。
この少年のように人生を肯定的にとらえ、且つ勇気があれば、運命に流されない強度な人生が得られると示唆されたような気がした。
倒れた鉄塔アメのよう
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TPPの効用 「内向き」脱するチャンス
編集委員 星 浩
*朝日新聞を斜陽化させた張本人であると自覚し、大いに反省しだした今日この頃なのだろうが、それにしても、よく言うよ。「内向き」を主導してきた一人でもある貴方なのだから。
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欧州危機、政権倒す
伊・ベルルスコーニ首相辞任へ
市場の圧力各国に 国債金利政治と連動
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シリアを資格停止 アラブ連盟
アラブ連盟(22力国・機構)は12日、カイロで外相級会合を開き、反体制派への武力弾圧を続けるシリアを16日から資格停止にすると発表した。アラブ諸国に駐シリア大使の召還も求めた。シリアは外交面での孤立を深めることになる。…後略。
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冠水の寺院、傾く仏塔
タイ・アユタヤ ユネスコが調査へ
日系企業の復旧協力の必要確認 日タイ外相会談
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1万人超のお見合い 上海
上海郊外で12日、「上海市結婚恋愛博覧会」が開かれ、35歳以下の約1万2千人の独身男女が集団でお見合いをした。中国では結婚相手に求める条件が高くなり、なかなか結婚しない男女が増えていることが社会問題化。こうした事態を受けて、上海市が初めて企画した。
男女がお互いに自己紹介するイベントでは、参加者があまりに多いため、1人に対する質問時間は3分前後。それでも「仕事は?」「趣味は?」と矢継ぎ早に尋ね、気に入った男性の連絡先を積極的に聞き出す女性む目立った。
子供の結婚相手を心配する親も、約5千人がかけつけだ。相手に求めるものは子供より高く、特に女性の親は「結婚する時、家は用意できるのか」などと厳しい質問を浴びせていた。(上海=奥寺淳)
…前略。 文中黒字化は芥川。
米国の本音
クリントン米国務長官は外交誌で今月発表した論文 「米国の太平洋世紀」で、「未来の政治はアジアで決する」と表明。イラク・アフガニスタンから米軍が今後3年間に完全撤退するのを機に、「欧米国家」から「太平洋国家」に変貌する決意を示した。
「我々の挑戦は、大西洋でこれまで築いたような、米国の国益に調和する堅固な連携と機構の網を太平洋に築くことである」。そのための指針として、2国間軍事同盟の強化▽中国など新興国との関係深化▽多国間機構の活用▽貿易と投資の拡大▽広範な軍事力展開などを挙げている。
新興国との協調を掲げてはいるものの、本音は中油紅平和的な共存を促し、牽制を強めるための「同盟」「貿易」「軍事」にほかならない。旧来の同盟関係を足場にしながら個別連携を広げ、東南アジア諸国連合(ASEAN)なども利用しつつ、新しい地域秩序を形作ろうとしている。
政治も宗教も多様なアジアを貫く唯一の共通項は、経済発展への旺盛な熱意。インドとパキスタン、中国と台湾といった宿敵同士でさえ深まる近年の通商拡大に、地域の安定化のカギがある。
国力が陰る米国は、先行き不透明な軍事力展開を補う外交策として、経済と安全保障を融合させたネットワーク強化を狙う。
政経一体化
その文脈の中に、環太平洋経済連携協定(TPP)などの自由貿易圏構想があり、それらは決して純粋な貿易問題ではあり得ない。「対中国を意識して、米国と協働する陣営を築く意図は当然含まれている」と米当局者も認める。
とくにTPP参加国の多くと米国は近年、軍事協力を加速させてきた。オバマ大統領は今週訪ねるオーストラリアで、米軍の訓練など活動を拡大する合意を発表する見通し。ベトナムやシンガポール軍との協力強化も今年新たな合意を交わした。
米軍事網の強化は、通商網と同時並行で進める米国の政経一体の新アジア戦略なのである。米国がその足掛かりとする同盟相手について、クリントン氏はまず日本を挙げている。
日本のTPP参加を巡っては、かつての対日貿易戦争の記憶を刻む米通商代表部(USTR)には慎重な声もあるが、安保戦略を重視する国務省や国防総省は積極的だ。「我々は鳩山政権を突き放し、菅政権を無視した。重要さを増す対日同盟をこれ以上不健康なまま放置する余裕はなく、野田政権とは真剣に関係を成功させたいと思っている」(米当局者)
戦略論不足
先月訪米した李明博・韓国大統領は、米国との自由貿易協定について「韓米の政治関係を新たな次元に高める」と演説した。かつて第2次大戦後、二度と戦争を起こさない仕掛けとして欧州が経済統合を発案したように、貿易協定を国内経済への影響だけの視点で論じる国はまず、ない。
世界経済の命運を握る巨大市場ながら、紛争の火種を抱えるアジアの安定と秩序づくりに、日本はどんな役割を果たすのか。アジアと共に生きる貿易立国でありながら、大局の戦略論が不足していないか。
米国のガイアツを値切る貿易戦争の発想から脱皮し、日本自らが新アジア時代の外交構想力を紡ぐべきだろう。
「日本の決定はニュースで知った。日本はこれまで繰り返し、中国、韓国、日本の3カ国間自由貿易協定など、他の地域統合メカニズムについて促進すると言っている」。日本に対し、TPPに傾倒しないようクギを刺したのは明らかだった。
中国が強く懸念しているのは、TPP推進によって米国主導で地域の自由貿易化や経済ブロック化が進むことだ。TPPはこの地域での中国の影響力拡大を抑えようとの動きにも映る。
兪氏は「(TPPは)開かれたものであり、かつ透明であるべきだ」「いままで我々は(TPP参加について)何の招待も受け取っていない。もし、招待を受ければ、真剣に検討するだろう」とまで語った。
これに対し、米通商代表部(USTR)のカーク代表は「中国の仲間に言いたい。TPPは閉ざされたクラブではない。だれでも歓迎するが、招待状を待つようなものではない」と反論。関心があるなら、中国自らが進んで参加すべきだとの挑発だった。
米国には、TPPを拡大し、アジア太平洋地域の経済統合の中核に育てていく狙いがある。それだけに経済大国である日本による交渉参加表明を歓迎する姿勢だ。
記者会見は本題のAPECについてではなく、TPPに質問が集中。だが、肝心の日本の影は薄い。枝野幸男経済産業相は「さまざまな検討をしてこうした決断をした」と「役所答弁」に終始。野党や農業団体、身内の民主党内にも反対派を抱え国内調整が十分進んでおらず、踏み込んで答えられない事情がにじんだ。
(ホノルル=尾形聡彦、古谷浩一)
動乱と戦争、そして革命の20世紀を最も鋭利な誠実さで弾劾し続けたイギリス作家、ジョージ・オーウェル。彼の究極的な着地点は、ソ連神話の正体を暴くために『動物農場』(1945年)と『1984年』を上梓することだった。
特に傑作『1984年』の場合、宿病の肺結核のために、喀血しながら48年に脱稿し、翌年刊行。その翌年の50年1月、46歳6ヵ月の、激しくも、清冽な生涯を終えたのであった。
ところで、オーウェルは、文学的自己韜晦の達人であり、自分の評伝を書かせないように遺族に厳命したほど、実像の見えにくい作家であった。だが、8歳の時の母宛ての手紙から、49年9月のサー・リチャード・リース宛ての手紙までが収録されている本書は、「人間オーウェル」の解明に有力な手がかりを与えている。
例えば、彼がスターリニストの欺瞞性を告発したスペイン内戦に関して「イギリスの新聞雑誌に真実を伝えさせるのがいかに難しいか」と書く。こうした怯儒な報道姿勢の実態解明のために不退転の戦いを挑んだのだった。これは原稿料で糊口を凌いでいるジャーナリストとしては、まさに命がけの選択であった。
第2次世界大戦期、彼は、進歩的左翼の対独宥和主義、インドのガンディーの平和主義は、現にヨーロッパを蹂躙しているファシズム勢力に対峙する力にはならず。
「彼らは無責任だ」と一刀両断。さらに、ドイツ軍の英国本土進攻作戦に備えて、国民総武装化とその具体的戦術を提案する。
戦後、肺結核の療養のために、スコットランドのジュラ島に転移する。牛や鶏の飼育、野菜の栽培、野兎狩りなど自給自足の生活。それに晴耕雨読。これこそ「人間オーウェル」の理想とする生活であろう。だが、それも長くは続かなかった。
愛妻に先立たれ、まだ就学前の幼い養子リチャードの行く末を案じ、さらに構想中の小説を書くためにも、死の半年前から友人たちに内心を吐露した「少なくともあと10年は生きていたい」とは、何とも切ない願望である。
本書は、オーウェルの掛け値なしの「自伝」と言えよう。
▼編者は26年英国生まれ。グリンダー大名誉教授。
もう何年も前、知人に紹介された商社の駐在の方と食事をしたことがある。話はJ・F・ケネディ空港に出没する置き引きと掏模の魔術という他ない妙技の話から手品の話に及んだ。
衆人環視の前で旅客機を消して見せる手品師がいる、と、いうのだった。勿論、種や仕掛けがあることはわかっているーーが、その種や仕掛けがどうしてもわからないことが、私などには想像も付かないような経験を積んできたビジネスマンを魅了していた。種や仕掛けがあることは百も承知であってこそ感嘆するしかない手品、というものがこの世にはあるのだ。
とすれば、おそらくありとあらゆる不意打ちや隠蔽に身構えているであろう軍人に対してさえ有効なトリック、というものもまたあるだろう。
第2次世界大戦中のイギリスにおける人材活用の徹底には時々驚かされるー-使いどころは幾らでもありそうな数学者は勿論、何に使うのか皆目検討のつかない作家から、特に特化した技能はない民間人に至るまで。が、まさか手品師まで動員していたとは知らなかった。
この本の主人公であるジャスパー・マスケリンは戦争が始まった頃、既に名を成した手品師であり四十に手が届きかけていたにもかかわらず陸軍に志願、工兵隊所属のカモフラージュ部隊を組織し、北アフリカ戦線で様々なトリックを仕掛けた。
ラクダの糞を使った迷彩塗装、戦車をトラックにカモフラージュ、機甲部隊や潜水艦どころか全長220メートルはある戦艦、物資集積所、果てはアレクサンドリアの港湾施設丸々のダミー、サーチライトを使ってのスエズ運河の防空などが、マスケリンの手掛けた仕事である。
本書は北アフリカ戦線の戦況の変化に応じて要請されたこれらのトリックの種と仕掛けを詳細に語ってくれる。
小説仕立ての語り口は極めて読みやすい。一種エンターテインメント的な語り口といおうか。
そうした語り口が惜しい、もう少し実録的な形で読みたかった、という気もしないではないが、休日に楽しんで読む読物としては悪くないだろう。
フランスの高等教育機関、グラン・ゼコールを軸に、同国がいわゆるエリート層をどのように育てているのかを紹介している。日本とは違う複線型教育制度を、初等、中等教育から説いており興味深い。
後期中等教育では物事を論理的に思考する哲学の教育がなされ、生徒たちは各専門のグラン・ゼコールを目指す。個性尊重の理念や猛烈な知的訓練は歴史的に紡ぎ出されたものだが、指導層の弱体化に悩む今の日本にとって参考になる。(吉田書店・1900円)
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貴婦人ゴディヴァ ダニエル・ドナヒュー著
中世イングランドに実在した女性ゴディヴアをめぐっては、町の住民たちを「苦役」から免れさせるために裸で馬に乗って町中を回った、という話が残る。
日本ではチョコレートのブランド「ゴディバ」のシンボルマークとしておなじみだ。しかし、彼女にまつわる逸話には史実と伝説が入り交じる。ゴディヴアに関する伝承の変遷をひもときながら、中世の文化と宗教を論じる。伊藤盡訳。(慶応義塾大学出版会・3200円)
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河北新報のいちばん長い日 河北新報社著
仙台市を拠点とするブロック紙が、東日本大震災直後の混乱と奮闘を振り返る。紙面作りのシステムが一部ダウンし、紙も燃料も不足する中で他紙の力も借りながら発行を続けた。
車でようやく津波の現場にたどり着くと、子供の遺体を抱いた男性に「乗せていって」と頼まれる。取材と救助のはざまでの葛藤。地元紙として、むごい現実をどこまで載せるべきか。記者たちが見たもの、感じたこと、悩んだことを生々しく記録する。(文芸春秋・1333円)
ぐずぐず。ふわふわ。ぽろぽろ。状態や身ぶりなどを表すこうした語をオノマトペ(擬態語)という。本書で鷲田清一は日本語のオノマトペを多様な角度から分析し、味わい(ぽりぽり)かみ砕きながら(ぐいぐい)その本質に迫る。
「言葉と世界の関係にあっては、意味や概念によらない通路もあきらかにある」。オノマトぺは「感覚による抽象」という操作を含んでいる、と著者。
口は「内臓の前端露出部」であり、声は「内臓表情」であるという解剖学者・三木成夫の言葉を引いて、「意味として分節される以前の、言語の原体ともいうべき感覚」がオノマトペとして表出されるのだと指摘する。つまり、絵や歌が生まれるときと同類の衝動から発するものなのだ。
同じ語でも、たとえば「ジリジリとベルが鳴る」 「じりじりした思いで待つ」というように、異なる局面を抜け「跨ぎ越す」。概念よりも古い身体感覚を映すオノマトペには、異質の感覚領域を越えていく闊達さがある。
それは「諸感覚の編み合わせ、噛み合わせの、その活性化の起点となるもの」だ。ふるまいを、ある「隔たり」をもって観察し、「次の身支度」や「次にとるべき所作の手がかりとなるもの」をとらえる。
メルロ=ポンティ、坂部恵、川田順造などの言葉に対する見解に言及しつつ、著者はオノマトぺが伝える人間の深部をのぞきこむ。見慣れた言葉が描く情景の向こうにひろがる、音や意味の関係を縛りつけない野性の地平。
制度からはずれて思いがけないものを開示する可能性。情態の描写や言述でありながら、オノマトペは同時に「まぎれもない他者へのはたらきかけである」という。それはオノマトペの性質に根ざすというより、端的に、言葉の根本的な性質によるものかもしれない。
時代の空気や不安などを表すのに 「しっくりくる表現がなければ、それをあらたにつくりだそうとする」。オノマトペでなければ表せない、と思う瞬間はある。というより、思う手前でもうそれは生まれ落ちている。「世界の感触」をたぐり寄せる言語表現。著者は感覚と言葉の暗部へ踏みこむ。人間が人間となる瞬間があぶり出される。
…前略。
日興アセットは公募投資信託の運用資産残高が約6兆3000億円(9月末時点)と国内第3位の運用会社。日本の大手運用会社はすべて証券会社や銀行傘下の非上場会社で、上場するのは異例だ。運用会社では01年にジャスダック市場に上場した独立系のスパークス・グループ以来、10年ぶり2社目の上場になる。
日興アセットは海外同業のM&A(合併・買収)など事業拡大に意欲的で、上場により機動的な資金調達の手段を確保する。
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世銀の基金トップ
財務省の女性官僚立候補
財務省の石井菜穂子副財務官=写真=は、世界銀行グループの基金で地球環境の保全活動などに取り組む「地球環境ファシリティー (GEF)」の次期最高経営責任者(CEO)に立候補する。来年初から始まる同基金の選考過程に臨む。就任が実現すれば、財務省出身の女性官僚として初の国際機関トップとなる。
石井副財務官は1981年に財務省(旧大蔵省)に入省。国際開発政策に詳しく、世界銀行や国際通貨基金(IMF)への出向経験を持つ。2010年8月から副財務官を務める。GEFは1991年に発足し、日本を含む182力国が参加している。
オリンパス、元社長解任1ヵ月 販売堅調、株価は1/5
…前略。
ある金融機関は「医療機器分野への参入や事業拡大を狙う複数の企業が関心を示している」と話す。
…後略。
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LNG権益 丸紅が取得 パプアニューギニアで
丸紅はパプアニューギニアで液化天然ガス(LNG)権益などを取得する。同国初のLNGプロジェクトに参画するJX日鉱日石開発の現地子会社に21%出資する。株式取得総額は約230億円。
福島第1原子力発電所事故の影響で、日本国内の発電所では環境負荷の少ないLNGへの比重が高まっている。丸紅は安定的な成長が見込めるLNG権益事業の拡大で収益力強化を図る。
JX日鉱日石開発が99%超出資する米マーリン・ペトロリウム(カリフォルニア州)の発行済み株式21%を取得する。14日にも払い込みを完了する。株式の取得には日本貿易保険(NEXI)の保険を適用する。
マーリン社が権益の4・7%を保有するパプアニューギニア初のLNGプロジェクトは2014年以降に生産開始。米石油大手のエクソンモービルが33・2%、パプアニューギニア政府などが19・6%の権益を保有する。
産出量は年間660万トンで、20年間にわたり東京電力に年180万トン、大阪ガスに年150万トン、中国国有石油大手の中国石油化工集団(シノペックグループ)に年200万トンを販売する計画だ。
APECで議論
…前略。
【ホノルル=高橋哲史】H日のAPEC閣僚会合後の記者会見。カーク米通商代表部(USTR)代表は「日本のTPP交渉への参加表明を歓迎する」と述べ、まだ態度を明らかにしていない他のAPEC加盟国にも参加を呼びかけた。
これに反論したのは中国の兪建華商務次官補。「中国はいかなる国からもTPPへの招待を受けていない」と述べた。兪次官補は「アジア地域の経済統合は透明性がなければならない」とも述べ、TPPの閉鎖性を暗に批判した。
カーク代表は「TPPは閉鎖的なクラブでなく、関心のあるすべての国に門戸は開かれている。招待を待つ必要はない」と切り返し、逆に国有企業が幅を利かせる中国の経済体制の改革を迫った。
中国が日本の参加方針表明に衝撃を受けているのは間違いない。米国がアジア太平洋地域への関与を深める中、日本と組んで経済連携交渉を主導しようと狙っていたためだ。一方、クリントン米国務長官は11日、ホノルルでの記者会見で「(TPPは)正しい方向に向かっている」と指摘。TPPを軸に広域の交渉を推進する構えを強調した。
中国が主張するのは東南アジア諸国連合(ASEAN)に日中韓3力国を加えた13カ国でのFTA締結。一方、中国を警戒する日本はASEANと日中韓にインド、オーストラリア、ニュージーランドを加えた16カ国でのFTAを提案した。
中国は一歩も譲らなかったが、そうこうしているうちに「日本は米国主導のTPPに乗り換えてしまった」と中国政府の関係者は不満を抱く。
日本がTPP交渉への参加に傾きつつあるのを、中国が手をこまねいて見ていたわけではない。今年夏ごろまで中国は日本に2国間のFTA交渉を盛んに持ちかけてきた。しかし日本は日中韓3力国のFTAにこだわり、中国の誘いに乗らなかった。