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文明のターンテーブルThe Turntable of Civilization

日本の時間、世界の時間。
The time of Japan, the time of the world

午後4時からwowowで洋楽主義という番組を観ていた。Coldplayの特集だった。

2011年11月25日 19時13分20秒 | 日記
午後4時からwowowで洋楽主義という番組を観ていた。Coldplayの特集だった。

最後に視聴者のリクエスト・ベスト5が放映されたのだが、第1位は♪Yellow♪だったよ。
6年前、英国留学から帰って来た君と芥川の意見が一致した曲だった訳です…Coldplayの真髄は♪Yellow♪に在ると。

Look at the stars,
Look how they shine for you,
And everything you do,
Yeah, they were all yellow.
I came along,
I wrote a song for you,
And all the things you do,
And it was called "Yellow".
So then I took my turn,
Oh what a thing to have done,
And it was all "Yellow."
Your skin,
Oh yeah your skin and bones,
Turn into something beautiful,
You know, you know I love you so,
You know I love you so.
I swam across,
I jumped across for you,
Oh what a thing to do.
Cos you were all "Yellow",
I drew a line,
I drew a line for you,
Oh what a thing to do,
And it was all "Yellow."
Your skin,
Oh yeah your skin and bones,
Turn into something beautiful,
And you know,
For you I'd bleed myself dry,
For you I'd bleed myself dry.
It's true,
Look how they shine for you,
Look how they shine for you,
Look how they shine for,
Look how they shine for you,
Look how they shine for you,
Look how they shine.
Look at the stars,
Look how they shine for you,
And all the things that you do.

Hさんへ、11月25日。

2011年11月25日 18時14分44秒 | 日記


gooにおける昨日のアクセス数は、以下の数字でした。


 


1124日のアクセス数 閲覧数:11,964PV    訪問者数:815IP


順位: 456 / 1,657,417ブログ中 (前日比  )


 


一方昨日のアメーバは 閲覧数:869 訪問者数:596


FC2のトータルアクセス:529 


 


gooの、ページごとの閲覧数ベスト20は以下の通りです。


1トップページ94 PV


2企業、サーバー集約し防御 …日経新聞11月2...48 PV


3国産スパコン王座の理由…11・28号週刊AERA...43 PV


4中国 外相訪中 異例の厚遇/艦艇通過、日...41 PV


5老人の主張 暮らし変えよう 時代と戦おう...37 PV


6タイ中銀総裁、利下げ示唆/準備通貨に人民...31 PV


7トヨタ 針路を探る/円高逆風強く 株価、...30 PV


8日本株復活の条件…11・24日経新聞1面から、...30 PV


9有機ELで新材料 住友化学…日経新聞11月2...29 PV


10「知っている」つもりではなく、「認識すべ...28 PV


11信頼確保を重視…前章続き。25 PV


12懐かしや「マンジャーレ、カンターレ、アモ...25 PV


13小型発電モ-ター参入 オンキョー スピー...25 PV


14昨日のターシャさん、今日のベニシアさんの...24 PV


15「韓国に教育研修に行かせる」等と言った大...20 PV


16ユパコン 活用も世界一 他…朝日新聞11月24...20 PV


17そこは、子供だったマルセルと家族には忘れ...20 PV


18EV向け無線給電実験 他…日経新聞11月23...20 PV


19除染で生じた土 減容 相次ぎ実証実験…日経...19 PV


20東京駅周辺、ビル建設競う 森トラスト/ドコ...18 PV


 


昨日の結果も、芥川にとっては、さても「南京玉すだれ」 感激 感謝 雨あられ 謝謝 多謝なのでした。


 



霞が関の人材供給源に 元経産省課長補佐・青山社中筆頭代表…朝日新聞11月22日15面より

2011年11月25日 17時39分39秒 | 日記
朝比奈 一郎さん
73年生まれ。97年旧通産省入省。資金協力課長補佐を経て10年に退職、青山社中設立。
政策提言やリーダー育成に携わる。

昔に比べ、経産省の存在感が薄れているのは確かだと思います。高度成長期の旧通産省は産業政策を担い、摩擦を恐れず海外とドンパチやってきた。「ノートリアス・ミティ(悪名高き通産省)」と呼ばれ、存在感が大きかった。

1990年代、国が産業を主導する時代ではなくなると、通産省は規制緩和やサプライサイド改革を旗印に経済構造改革を主張した。規制緩和で政府の役割を減らすのは一種の自己否定で、存在感は低下しました。

2000年代に入ると、世界的な資源価格高騰や新重商主義的な傾向の高まりで、やはり国が産業政策を主導すべきだという方向に戻ってきた。その柱が資源確保、インフラ輸出やクールジャパン。経産省も存在感向上に向け必死です。

9月に改革派と呼ばれた古賀茂明さんが辞めました。ただ、省全体で異論を排除する雰囲気があるかというと、必ずしもそうではない。僕も03年に各省の若手だちと「プロジェクトK」を立ち上げ、実名を出して霞が関改革を訴えましたが、そんな存在を許容する空気もあった。

インフラ輸出という超重要施策も担当させてもらえた。昨年、役所の外から改革を進めたいと考えて退職しましたが、省内で冷遇されたとは思いません。原発事故を受けて、原子力安全・保安院が経産省から切り離され、環境省の外局に再編されます。

推進側の資源エネルギー庁と、規制する側の保安院が同じ経産省傘下にあったことに問題がないとは言いませんが、規制部門をどこに置くかは問題の本質ではないと思います。

重要なのは、新卒採用の官僚が、約2年でポストを異動するやり方に限界がきているということです。一流の研究者や原発の現場を熟知している専門家を職員として組織の中に組み入れ、チェック体制を構築すべきです。それは原子力に限らない。各種の政策立案・執行が行きづまる中、霞が関全体で専門家を活用する必要があります。

日本は、少子化や財政悪化など、高度成長期にはなかった問題に直面しています。特に厚生労働省や環境省は政策課題が激増している。そういう省庁に、経産省からどんどん人材を転籍させるべきです。

経産省は、常に新しい役割を見つけていかないと不要論まで出てしまう官庁なので、新たな課題に取り組もうというマインドをもった人が多い。省庁の壁を取り払う先兵になる可能性があるかもしれません。

「鷹匠の技とこころ」鷹狩文化と諏訪流放鷹術 大塚紀子〈著〉…朝日新聞11月20日14面より

2011年11月25日 17時27分03秒 | 日記
数千年も生き残った伝統猟法 評・楊 逸 作家

文中黒字化は芥川。

凛々しい姿の鷹を拳に据えた凛々しい女性鷹匠(著者)。冒頭の写真に「一目ぼれ」して一気に読み終わった。
神話の時代から猛禽は強さや幸運の象徴だった。神武天皇の弓に金のトビがとまり、勝利をもたらしたという伝説もある。

鷹狩は平安時代、貴族文化として定着し、戦国時代になると様々な流派が生まれ、無類の鷹狩好きな徳川家康によって大きく発展した。

江戸幕府崩壊後、鷹匠の大半が職を失った。明治政府は宮内省の管轄で、「古技保存の名目で鷹狩を含めた伝統猟法の保存に努めるようになった」という。

以前、鵜飼いを見学したことがあるが、鵜匠は現在でも宮内庁が保存する「伝統猟法」の一つだ。現代になって、国内外から多くの観光客が訪れる都立浜離宮恩賜庭園で、毎年新春に「放鷹実演」を披露しているとのこと。文化伝承における日本の努力に感心するばかりである。

中国ではかつて、チベットとモンゴルの間の地域で遊牧民族を中心とした鷹信仰があった。人が死ぬと荒れ地に「天葬」し、鷹に食べられることで天国に行けると固く信じられていた。

鷹は、日本では「神」でなく、四仏の化身であるとも考えられていたという。鷹の調教時、人間の血や、人間の捕るもののケガレやそのほかの不浄を避けるために、鷹匠は必ずいぶした鹿革の手袋をつけなければならない。目を合わせることも憚れ、全体を眺めるように鷹のことを「よく見る」のだ。

一方の中国は、鷹匠がまばたきもせず、鷹と三日三晩ひたすらにらみ合ってギブアップさせることで、人間への服従を認めさせるという調教法が主であるらしい。

今、環境汚染や食糧難などで、鷹とその生きる世界が脅かされているという。世界各地で数千年も生き残った「鷹狩」文化、その復興を願いながら、この文を書き終えた。

白水社・2310円/おおつか・のりこ 71年生まれ。大学卒論を契機に興味を持ち、認定試験で諏訪流鷹匠に合格。

「昭和の読書」 荒川洋治著/「私を宇宙に連れてって」メアリー・ローチ著

2011年11月25日 17時24分53秒 | 日記
日経新聞11月20日20面より

「昭和の読書」

今の文学の欠落を浮き彫りに


文学書が読まれなくなったなどと言っても、書店に行けば、小説の新刊書がたくさん並び、発行部数10万部を超える単行本も出ている。何かどう変わったのか。本書は、ここ20~30年で失われていった書物に焦点を当てながら、現在の文学をめぐる欠落を浮き彫りにしたエッセー集だ。

6本の書き下ろしのエッセーを軸に著者が詳しく論じるのは、1950年代後半から70年代初めまで盛んに刊行された文学全集、文学の風土記・文学散歩、それに、何人もの作家を論じた「作家論」や、文学の流れを追った文学史、詩の全集・アンソロジーといった本である。

文学の歴史と風土、作家相互の位置付け。それを知らず知らずのうちに授けてくれる。そんな形態の書物が盛んに出版され、読まれた時代があった。

今はどうか。「作家たちの話題作はいつも出て、読書界、文学の世界をにぎわすが、すべて単発。騒ぎは、点で終わる。線にならない」。その結果、文学は「書く人だけがいて、歴史どころか景色すらない世界になってしまった」。

文学全体のイメージが描けず、文学史への通路が閉ざされた時代という。その分、丹羽文雄、小野十三郎、耕治人、小山清といった忘れられた大作家・詩人、埋もれた書き手を紹介する著者の筆は熱い。70年代までを知る読書人なら、この虚空の叫びに、耳を傾けずにはおられまい。
(幻戯書房・2400円)

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「私を宇宙に連れてって」

有人宇宙飛行の人間的な裏面史


下ネタ満載。脱力系の宇宙開発物語である。
火星に探査機を送り込むことなど米航空宇宙局(NASA)にとって今やそれほど冒険的な試みとは言えない。しかし人間を送って無事に地球に戻すとなると話は違う。

人間は飲み食いと排せつが不可欠でけんかもすれば恋もする。この手のかかる有機生命体を、いかにして水も空気も得られない閉鎖空間で何年も健康な状態で生き延びさせられるか。難問である。

厄介者の宇宙旅行のため、宇宙食から無重力用便器まで様々な新技術が開発されてきた。科学ジャーナリストの著者はNASAの技術開発部門などに取材し、有人宇宙飛行のすこぶる人間的な「裏面史」を掘り出して紹介する。

月周回軌道にいるアポロ10号宇宙船の乗組員と地球の管制センターとの間で、船内に浮遊させてしまった大便の処置を相談していたなどと当時はだれも口外しなかった。

日本の宇宙航空研究開発機構(JAXA)の閉鎖環境訓練の様子も登場する。様々な爆笑エピソードから、重力のない環境は人間の生理や生活習慣に反するものだとつくづく知らされる。宇宙飛行士の笑顔の裏側には人に言えない、見せられない苦労があるのだと知る。

そんな思いをしてまで人はなぜ宇宙に行くのか。それが本書の大まじめな問いかけだ。池田真紀子訳。
(NHK出版・2000円)

「公務員革命」太田 肇著…日経新聞11月20日20面より

2011年11月25日 17時11分11秒 | 日記
「やる気」引き出す方策を探る 

東日本大震災では自治体の職員である地方公務員にスポットライトが当たった。命懸けで避難を呼びかけたり、不眠不休で被災者を支援したりする姿は使命感にあふれ、「お役所仕事」 「事なかれ主義]と批判される公務員像とは異なる一面を映し出した。

本書はこうした地方公務員の「やる気」を普段から引き出すことが地域活性化のカギを握るとして、その方策を探る。地方公務員は全国に281万人いるが、最近は昇進を敬遠する傾向が強まるなど「やる気」は低下しているという。

公務員批判の高まりや待遇の引き下げ、成果主義がうまく機能していないことなどが要因とみており、現在の公務員制度改革もやる気を高める視点に欠けると指摘する。

やる気を引き出す3要素として著者が挙げるのが「自律」「承認」「夢」。仕ぶを任せ、成果が広く一般に認められ、将来は公務員の枠を超えて活動できるような環境が必要だと説く、こうした環境で規格外の行動力を持つ人材を育て、地域振興につなげている自治体を紹介する。

著者は経営組織論や人事管理論が専門の経営学。兼業規制の緩和など直ちには公務員にそぐわない提案もあるが、産業基盤が弱く人口減少も進む地方では貴重な人的資源である公務員をどう活用するかは重要な視点だろう。

リストラばかりでなく、より働かせる知恵が求められている。(ちくま新書・740円)

「暇と退屈の倫理学」國分 功一郎著…日経新聞11月20日20面より

2011年11月25日 17時10分12秒 | 日記
「倦怠」めぐる思想家たちの言説  評・社会学者 桜井哲夫

東日本大震災、史上最悪の原発事故、EU危機、TPPをめぐる騒動、世界は混乱と危機に満ちている。なのに、今なぜ「暇と退屈」なのかと思うひとはいるだろう。

著者は高校生の時、米国でホームステイしたが、そこでどういう考えを持っているのかと問われて、自分のフィロソフィーをつくっているところだ、と答えた。

本書は、そのときの自分に対する一つの回答だと言えるのかもしれない。本書の出発点は、17世紀の思想家パスカルの「人間の抱える倦怠とそれをまぎらわせるための気晴らし」をめぐる議論であり、最後に登場するのは20世紀を代表する哲学者ハイデガーの「決断」論である。

そして、17世紀から20世紀に到る思想家たちの様々な言説を論じながら、著者が一貫して問い続けるのは、我々は、得られた「暇」をいかに過ごすか、この「退屈な生」をいかに過ごせばいいのかについて納得のいく答えを見出せていないという事実である。

ハイデガーは、退屈することは自由があることであり、だからこそ人間は可能性を求めて「決断」せよ、と説いたのだが、著者はこれに敢然と反論する。

そして著者が反論する際の中心的な基盤として位置づけているのは、理論生物学者ユクスキュルの「環世界」論である。ユクスキュルは、すべての生物がその中に置かれている単一の世界は存在しないと考えた。たとえばダニは、3つのシグナルに沿って行動する環世界に生きている。

それぞれの生物の環世界は異なっており、人間もまた一つの環世界を生きているとするユクスキュルの理論をハイデガーは批判した。物そのものを受けとる能力があるのは人間だけだと考えたからだ。そして人間を特別なものだと見るハイデガーの「決断」論は、結局ひとが「決断」の奴隷になることではないのか、と著者は問いかける。

評者は、『今村仁司の社会哲学・入門』の中で、晩年の今村が、ベンヤミンの「倦怠」論から示唆され「覚醒倫理」の確立に向かった事を指摘した。若い著者が、今村の残したこの困難な課題に果敢に挑むことを望みたい。


「インド財閥のすべて」 須貝 信一著…日経新聞11月20日21面より

2011年11月25日 17時03分11秒 | 日記
発展の複雑な背景と歴史を分析  評・編集委員 後藤康浩

インド経済、インドビジネスに関する解説書はこの数年、活発に出版されているが、インド経済を語る時に欠かすことのできない「財閥(企業グループ)」についての情報は日本では十分ではなかった。

インドの代表的な株式指数であるSENSEX指数でみれば、財閥の占有率は6割に達するが、タタ、リライアンスなど一部の名前がメディアに登場するだけで、他の財閥についてはもちろん、タタなどについても今もベールに包まれている印象が強い。本書はそうした情報ニーズをかなりの程度、満たしてくれるインドの財閥に関する解説書だ。

一読して驚かされるのは、タタ、ビルラなどインドの財閥が多様な出身、歴史、思想を持った複雑系であることだろう。「ハルジー」と呼ばれるゾロアスター教徒からタタなどの有力財閥が生まれ、インド北部のマルワル地方の商人が多数の財閥の源流となっているのも興味深い。

多くの財閥はインドを植民地にしていた英国と手を結び、軍需などで発展のきっかけをつかむ一方、植民地主義の先兵だった東インド会社に対抗し、英国製品への不買運動をも成長の追い風とした。

ガンジーなど独立運動家や社会主義政策を主張する左派の支援者となり、計画経済を支持する場面もあった。日本、韓国などの財閥が政治権力と結びつき、市場寡占、グループ内取引で成長したのに比べはるかに複雑な背景、歴史がある。

著者は現状をタタとリライアンスの2強時代と指摘、両財閥にページを割いて紹介している。1890年代にタタのトップが来日、綿花輸送に関する英系海運の独占に挑戦するため日本郵船と共同運航を実施したなど、興味深いエピソードも盛り込まれている。

リライアンスが兄弟で二分され、激しい競争を展開しているなどアジアのファミリービジネスに共通した姿も浮き彫りにしている。

インド市場で事業展開する日本企業にとって財閥はパートナーとして欠かせない存在となるだけに本書はインドビジネスの好適な入門書にもなる。膨大な英文資料を読みこなし、整理、分析した著者の労を多としたい。

「万里の長城は月から見えるの?」武田 雅哉著…日経新聞11月20日21面より

2011年11月25日 16時52分39秒 | 日記
イメージの危うさ平易に語る  評・中国文学者 加藤 徹

学問的に深い内容を、さらりと面白く書ける学者は、めったにいない。中国文学者の武田雅哉氏は、得難い例外である。
「万里の長城は、月から見える唯一の建造物である」。よく聞く言い方だ。

数百年前のヨーロッパの書物にも、現代のSF作品のセリフにも出てくる。20世紀、実際に月に立ったアメリカの宇宙飛行士も「見えた」と証言した(後に撤回)。中国の小学校の国語の教科書にも「月から見えると書いてあった。だが、本当に見えるのか。

万里の長城はたしかに長いが、横幅はせいぜい10メートル。町の道路と同じ。月や宇宙から肉眼で見えるとは、常識的には考えにくい。2003年、中国初の有人宇宙飛行に成功した楊利偉中佐は、帰還後、テレビ番組で 「見えなかった」と証言。中国は大騒ぎになった。

西洋人も中国人も日本人も、「月から見える」という根拠のない絶賛を信じてきた。この壮大なドタバタ劇を題材として、著者は、想像力の一人歩き、という現象を分析する。そもそも「月から見える」と最初に言い出したのは、どこの誰か。

欧米人がいだく悠久の中国文明というステレオタイプのイメージは、どうやってできたか。先進国に対する中国人のコンプレックスと国粋意識をくすぐる「月から見える」という言葉を、中国の当局はどう利用してきたか。私たち日本人は、この「世界最大の冗談」を、いつから、どうやって脳にすりこまれてきたのか。

著者は、まるで名探偵のように、膨大な図版や資料を駆使して「犯人」の足取りを明らかにする。難しい学術用語は一つも使わない。が、「中国」のイメージの一人歩きの危うさ、その危うさに拍車をかける外国人のイメージの暴走や、中国人の愛国心など、社会文化史的な深い問題が、やさしく語られている。

最後に著者は語る。今日でも、日本のツアー会社の宣伝文句では 「月から見える長城」が健在だ。中国では、万里の長城の総延長キロメートル数が、今も増え続けている。「月から見える」「伸び続ける長城」という怪談の背後にある力学を理解することは、今後の中国とつきあう上で必須であろう。

タッチパネル部材の売上高 日立化、4倍120億円 今期 他…日経新聞11月25日15面より

2011年11月25日 16時51分25秒 | 日記
日立化成工業のタッチパネル部材「ファインセット」の2012年3月期の売上高は、前期の4倍となる120億円前後になりそうだ。従来計画は60億円だった。

スマートフォン(高機能携帯電話)やタブレット端末に採用されて好調に推移しており、1年前倒しで来期の売上高目標の達成を目指す。

同素材はタッチパネルの視認性を高める素材。表面を保護するガラスとタッチパネルの間に入れることで、隙間に光が入って乱反射するのを防ぐ機能がある。

スマートフォンやタブレット端末市場が急速に拡大しているうえ、同素材のように、高度な塗工我術が求められる厚いフィルムを作れる企業は少なく、引き合いが高まっている。

今期中は現状の生産体徊で対応するため、工場。や設備への新規投資は限一定的となるもよう。販売数量増に伴って、収益への貢献度も高まるとみられる。

今期の連結売上高は1%減の4900億円、営業利益は26%減の320億円の見通し。自動車・半導体関連などが苦戦しているが、タッチパネル向け部材の伸びなどが下支えする。

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半導体・液晶製造装置8社 受注額、10~12月3割増
微細化投資活発で底入れ
回復持続、技術力の勝負に

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三井物、積極投資続く
次期中期計画 年5000億~6000億円

タッチパネル部材の売上高 日立化、4倍120億円 今期 他…日経新聞11月25日15面より

2011年11月25日 16時39分12秒 | 日記
日立化成工業のタッチパネル部材「ファインセット」の2012年3月期の売上高は、前期の4倍となる120億円前後になりそうだ。従来計画は60億円だった。

スマートフォン(高機能携帯電話)やタブレット端末に採用されて好調に推移しており、1年前倒しで来期の売上高目標の達成を目指す。

同素材はタッチパネルの視認性を高める素材。表面を保護するガラスとタッチパネルの間に入れることで、隙間に光が入って乱反射するのを防ぐ機能がある。

スマートフォンやタブレット端末市場が急速に拡大しているうえ、同素材のように、高度な塗工我術が求められる厚いフィルムを作れる企業は少なく、引き合いが高まっている。

今期中は現状の生産体徊で対応するため、工場。や設備への新規投資は限一定的となるもよう。販売数量増に伴って、収益への貢献度も高まるとみられる。

今期の連結売上高は1%減の4900億円、営業利益は26%減の320億円の見通し。自動車・半導体関連などが苦戦しているが、タッチパネル向け部材の伸びなどが下支えする。

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半導体・液晶製造装置8社 受注額、10~12月3割増
微細化投資活発で底入れ
回復持続、技術力の勝負に

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三井物、積極投資続く
次期中期計画 年5000億~6000億円

神戸製鋼 低炭素・省資源 製鉄法を開発/京都の「ホテル嵐亭」…日経新聞11月25日13面より

2011年11月25日 16時15分36秒 | 日記
第21回「日経地球環境技術賞」は最優秀賞に神戸製鋼所、優秀賞にマツダ、サントリーホールディングス、宇部興産、パナソニックが決まった。概要を紹介する。

【最優秀賞】 神戸製鋼所は低炭素・省資源型の新製鉄法TTmk3(アイティ・マークスリー)を開発し、昨年、米国で現地鉄鋼メーカーと最初の商業プラントを稼働させた。二酸化炭素(CO2)の排出量が現在主流の高炉方式と比べて大幅に少なく、粉状の鉄鉱石や一般炭といった低品位の資源を活用できる。

主要設備は「回転炉床炉」。内部をバーナーで1450度にする。鉄鉱石と石炭を粒状に固めた原料を投入すると「アイ
アンナゲット」と呼ぶ鉄の塊ができる。鉄分は96~97%と高炉で生産する銑鉄と品位は同じだ。

大量生産では高炉が有利だが、低品位鉱石の産出地などで比較的小規模な生産をする場合には新製鉄法が向いている。

…中略。

宇部興産は希少な樹木が原料だった香料の化学合成に成功した。新香料 「ヘリオフレッシュ(一般名MMP」」はスイカやメロンのようなみずみずしい香りを放つ。シャンプーやせっけん、香水など向けに2004年、製品化した。今では世界で使う約700トンのほぼ全てを同社が作る。

カテコールという材料から全てを合成する方法を開発した。従来はブラジルなどに自生するクスノキ科樹木 「サッサフラス」を加工するのが一般的だったが、1998年に絶滅危惧種になった。

三洋電機加西グリーンエナジーパーク(兵庫県加西市)は、パナソニックグループの環境技術の粋を集め、次世代のエネルギー利用の在り方を提示する実験場だ。

世界最高水準の性能を持つ太陽電池を合計1000キロワット、リチウムイオン電池を同1500キロワット時とそれぞれ大量導入し、エネルギー管理システムで有効活用する。発電した電気を無駄なく使うために、交流に変換せず直流のまま発光ダイオード(LED)照明やパソコンなどに利用する試みも進めている。

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京都の「ホテル嵐亭」 森トラスト取得
京阪電鉄から

不動産開発の森トラストは京都の名勝・嵐山で約2年前まで営業していた高級旅館「ホテル嵐亭」=写真=を京阪電気鉄道グループから取得することで基本合意した。改装した上で2~3年後をめどに高級ホテルとして再び開業する方針。

グループで抱える高級ホテルの運営ノウハウを生かしながら、京都を訪問する外国人観光客や日本人富裕層などの需要を取り込む。取得額は数十億円とみられる。

丸紅、ブラジル港湾社買収/百貨店 高額品の回復底堅く 他…日経新聞11月25日11面より

2011年11月25日 15時53分51秒 | 日記
穀物安定輸出へ設備確保 46億円で

丸紅はブラジルで穀物輸出用の港湾設備運営会社を完全子会社化した。買収総額は6000万ドル(約46億円)以上と見られる。積み込み設備を自ら保有して穀物を大量に調達、輸出できる体制を整える。

新興国の経済成長で穀物の争奪戦が激しく、穀物の調達基地として南米の重要性が高まっている。他の商社も南米で穀物事業を強化しており、調達力を高め日本への安定供給にもつなげる。

丸紅は港湾設備を運営するテルログ・ターミナル(サンタカタリーナ州)への出資比率を現状の25・5%から100%に引き上げた。現地の港湾運営会社SOGO社から保有全株式を取得。同港湾設備はブラジルで4番目
の規模で、同国の港湾設備を保有するのは日本勢で初めて。

丸紅は集荷設備などの改修で稼働率を高め、輸出量を約4倍に増やす。ブラジルの穀物取扱量を2012年度に欧米穀物メジャーに並ぶ年800万トンに引き上げる。

丸紅は中国食糧備蓄管理総公司(シノグレイン)傘下の油脂会社、中国飼料最大手の山東六和集団と飼料の合弁事業を進めており、同事業向けにブラジルから穀物を供給する。各国での穀物取扱量を12年度に2500万トンと10年度比25%高める目標を掲げる。

豊田通商は提携先の穀物会社ニデラを通じ南米で取扱量を16年に現状の3倍に増やす。三井物産は買収した農業事業会社で栽培する大豆などの収穫量を増やすなどしてブラジルでの取扱量を15年に10年度比5割増の約300万トンとする計画。

食肉需要の増大で最大の穀物輸出基地である北米では中国や韓国勢などとの争奪戦が激化。取扱量を増やさないと買い負けるリスクが高まる。各社は日本への安定供給のためにも南米での事業拡大が不可欠とみている。

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百貨店 高額品の回復底堅く

東京・日本橋の三越日本橋本店。10月に店頭で1本200万円台の時計の販売個数が前年同月に比べて2倍に増えた。100万円台の時計も1・6倍とよく売れており。

「ロレックス」や「フランク・ミュラ上など欧米の著名ブランドの人気が特に高い。大丸松坂屋百貨店が全国から外商部門の上得意客を集めて開いているブランド品などの販売催事「貴賓会」。

大阪市のホテルで10月15~16日に開いた今年の催しでは、3000万円台の絵画や2000万円台のダイヤのネックレスなどが売れ、売上高は42億円と前年比18%伸びた。

…中略。

購買力の回復が全体に浸透しているわけではないにしても、長い消費不況のなかで高額消費がこれだけ持続したケースはない。本物の消費力を占うクリスマスや年末年始の商戦に関係者の期待が高まっている。

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スズキ新アルト ガソリン車で最高
燃費リッター30.2キロ

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三菱自・BMW 新型EV相次ぎ投入

サッポロ、ベトナムを拠点に/トヨタ 海外拠点から世界輸出/東芝 他…日経新聞11月25日9面より

2011年11月25日 15時43分56秒 | 日記
自社工場でアジア攻略 
生産量日本の2割  第2工場建設検討

ビール大手、東南ア注目
市場急成長 清涼飲料でも開拓

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トヨタ 針路を探る 新興国で現代自追う
海外拠点から世界輸出

…前略。トヨタは現在4割の新興国での販売比率を15年に5割に引き上げることを狙う。日本からの輸出では採算が悪く、個々の国・地域向けに絞った現地生産では量を追えない。

それぞれの海外工場が自立し、世界向け輸出拠点に生まれ変わる。1980年代から現地生産を加速してきたトヨタのグローバル化が新たな段階に入る。 

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環境都市事業 中国大手と東芝が提携

東芝は中国国営の環境・新エネルギー関連大手、中国節能環保集団と環境配慮型都市「スマートシティ」事業で提携する。中国各地でビル・工場の省エネシステム導入や都市開発を共同で手がけ、技術交流も進める。
日本の電機大手と中国企業がスマートコミュニティー分野で広範囲な協力関係を築くのは初めて。

中国節能は国務院傘下の持ち株会社で、デベロッパーやエンジニアリング会社、投資会社、研究開発会社など約250社を抱える。

国営企業としては環境・新エネルギー分野を専門とする唯一の企業集団で、売上高は3000億円程度。杭州や蘇州、成都などで受注実績があり、既に建設されたプロジェクトの面積は200万平方メートルに達するという。

25日に提携の覚書に調印する。今後、共同で進めるプロジェクトやテーマを詰めるが、広州の大型展示場の省エネ改修プロジェクトや北京でのリゾート開発のエネルギー制御システム構築などが候補に挙がっている。

ニューズウィークが50万部は読まれなければ駄目なのだシリーズ。

2011年11月25日 15時21分27秒 | 日記
今週号のニューズウィークもまたしかりなのである。 *は芥川。

特集としてTPPとアメリカ。

表紙の大見出しはアメリカの本音と題してTPPの文字の中にオバマの顔と星条旗がはためいているのである。

日本やアジア諸国に「開国」を迫るだけ?
超大国の語られざる戦略とその限界

*TPPの事については、これ以上の論説はないだろう。