もう何十年と、正月気分とは縁を切ったままです。
すっかり正月を迎えるつもりでいるかもしれませんが、そんな保証はどこにもありません。 数分後、あなたの脳の血栓が切れ逝ってしまうこともあれば、通り魔に明朝、刺されるかもしれない。
明日は「まだ起きていない」以上、どんな天才にもどんな独裁者にも知りえぬ闇であり、(今朝が来たように、また)明ける朝が来るとは限りません。
そんな想いを確かにしてしまう事件が、この年末も賑やかです。 中でも王将元社長の銃殺はショッキングでした。 毎日の日課を淡々とこなしていた努力家の被害者は死の直前、さぞかし、来たる2014年の社業について、舵取りを忙しく想い描いていたコトでしょう。 まさかその数分後、胸部に複数の金属弾の創傷を穿たれて、そこで自分の世界が停止するだなどとは、想像だにしていなかったハズです。
しかし、終わる。 すべての人の「自我」は、自分の意思とは関係のない遠いところで勝手に突然、断たれるようにできている。 万物に、終わらぬ存在はありません。
王将(フードサービス)の本社前 ──。
「現場」は、Googleマップで見ると航空写真で、被害者の車がその場所に停めてある映像を留めています。 さらにストリートビューで見ると、元社長の車こそ無いけれど、いつも停める駐車場の区画に「来客専用」というマーキングが、消されたあとまで生々しく写っています。
本社社屋の東隣は別の倉庫会社で、東西の路地に対し、西に(つまり現場側に)向いた防犯カメラと、数メートル東へ離れて北を向いた防犯カメラの2台も、しっかり視認するコトができます。
西に向いたカメラが「本当に稼働中の防犯カメラ」であったなら、事件の全容をすべて捉えていなければならないのですが、翌日の新聞社の捜査報道では、北向きのカメラに「通り過ぎる乗用車が1台、映っていた。逃亡車両の可能性も」とあっただけ。
これが事実なら、西向きのカメラは(従業員用の)バイク置き場の盗難防止にカマされただけの「幼稚なダミー機」だった、というコトになります。 少なくともこの秘匿事実は類推されてしまうので、(この倉庫会社の総務課長は)また新たな防犯対策を迫られるコトになるのでしょうか?
この偽カメラは相当に「通行人から目立つ」よう据えつけられているし、犯人が「隠れていた」とされる物陰を丸写しするポジションに在ります。 この点から言って、「犯人が(現場一帯を)事前に入念に下調べした上での犯行」という捜査陣の目星は、大いに疑問ですねえ。 わたしが担当なら、「一番の嫌疑は、この倉庫会社の関係者」に向けたいところです(笑) 社長との間でトラブルが無かったか、一番に!洗いますけどねえ。
・・・と。
コトほど左様に、『リアルが正しい。 バーチャルが絵空事』 という境目も、もはや「曖昧な」世界に我々は存在しております。 どちらがどう、というのでなく、自分が信じられる方を選び採りながら、「それを実感」し、「他を傍観」しつつ、自分の終りまでを続けよう。 今は泰然として、そう思いいたす日々なのです。
すっかり正月を迎えるつもりでいるかもしれませんが、そんな保証はどこにもありません。 数分後、あなたの脳の血栓が切れ逝ってしまうこともあれば、通り魔に明朝、刺されるかもしれない。
明日は「まだ起きていない」以上、どんな天才にもどんな独裁者にも知りえぬ闇であり、(今朝が来たように、また)明ける朝が来るとは限りません。
そんな想いを確かにしてしまう事件が、この年末も賑やかです。 中でも王将元社長の銃殺はショッキングでした。 毎日の日課を淡々とこなしていた努力家の被害者は死の直前、さぞかし、来たる2014年の社業について、舵取りを忙しく想い描いていたコトでしょう。 まさかその数分後、胸部に複数の金属弾の創傷を穿たれて、そこで自分の世界が停止するだなどとは、想像だにしていなかったハズです。
しかし、終わる。 すべての人の「自我」は、自分の意思とは関係のない遠いところで勝手に突然、断たれるようにできている。 万物に、終わらぬ存在はありません。
王将(フードサービス)の本社前 ──。
「現場」は、Googleマップで見ると航空写真で、被害者の車がその場所に停めてある映像を留めています。 さらにストリートビューで見ると、元社長の車こそ無いけれど、いつも停める駐車場の区画に「来客専用」というマーキングが、消されたあとまで生々しく写っています。
本社社屋の東隣は別の倉庫会社で、東西の路地に対し、西に(つまり現場側に)向いた防犯カメラと、数メートル東へ離れて北を向いた防犯カメラの2台も、しっかり視認するコトができます。
西に向いたカメラが「本当に稼働中の防犯カメラ」であったなら、事件の全容をすべて捉えていなければならないのですが、翌日の新聞社の捜査報道では、北向きのカメラに「通り過ぎる乗用車が1台、映っていた。逃亡車両の可能性も」とあっただけ。
これが事実なら、西向きのカメラは(従業員用の)バイク置き場の盗難防止にカマされただけの「幼稚なダミー機」だった、というコトになります。 少なくともこの秘匿事実は類推されてしまうので、(この倉庫会社の総務課長は)また新たな防犯対策を迫られるコトになるのでしょうか?
この偽カメラは相当に「通行人から目立つ」よう据えつけられているし、犯人が「隠れていた」とされる物陰を丸写しするポジションに在ります。 この点から言って、「犯人が(現場一帯を)事前に入念に下調べした上での犯行」という捜査陣の目星は、大いに疑問ですねえ。 わたしが担当なら、「一番の嫌疑は、この倉庫会社の関係者」に向けたいところです(笑) 社長との間でトラブルが無かったか、一番に!洗いますけどねえ。
・・・と。
コトほど左様に、『リアルが正しい。 バーチャルが絵空事』 という境目も、もはや「曖昧な」世界に我々は存在しております。 どちらがどう、というのでなく、自分が信じられる方を選び採りながら、「それを実感」し、「他を傍観」しつつ、自分の終りまでを続けよう。 今は泰然として、そう思いいたす日々なのです。