
日本酒『かっぱ黄桜』のCM画でおなじみの絵師、小島功氏が逝去されました ──。
訃報に触れ 自分が一番に思ったコトは、少々不謹慎かもしれませんが「ご長寿だったな」。 で次に、「"次" は、誰だろう?」…です。
というのも、黄桜〔かっぱ天国〕シリーズを描くのは、小島氏が「二代目」。 世襲ではなく、初代は長崎出身の故・清水崑氏でした。 なぜこんなコトを知ってるのか?と言えば、かつて(大好きな)カルビー《かっぱえびせん》の命名の由来を調べたとき、この人気菓子の前身が《かっぱあられ》といい、包装パッケージのイラストに、清水氏描く愛らしい〈かっぱ〉の絵柄が起用されたため……と知ったからです。
【 →画像下、参照】
そして、この昭和前期を代表する"着流しの似合う"漫画家、清水氏は…実は「比較的」早くに亡くなられていたコトも。
時世柄、と言いますか、限りなく(喫煙習慣に起因するとみられる)肺がんに近い"胸膜炎"のため、61歳<1974年>の若さで死去。 そのあとの〔かっぱ天国〕絵師を "任された" のが、小島氏であったワケです。 まあ《週間新潮》表紙画の、谷内六郎画伯から成瀬政博氏へのバトンタッチ、みたいなもんですか。 谷内画伯も享年59歳(!?)と夭逝であられたのは、記憶に遠くないところです。 黄桜キャラの "代替わり" 後は、小島氏の描く妖艶な "かっぱ美女" が当時のTV-CMのなかでアニメ化され、昭和人の "こころの情景" に加わった、と言っても過言ではありますまい。 どうぞ安らかにお休みください。
さて、話は現代に飛びます。 夭折、のなかでも悔やむに悔やみきれぬ惨死のひとつは、凶暴な感染症に倒れるコトでありましょう。
みなさまはアフリカのエボラ蔓延地帯で使われる「防護服」をTVニュースや新聞、ネット等で目にして、あれっ…!? と引っ掛かりはしませんでしたか❔
── そうなのです。 纏っている医療チームの各々がたの風体が……どうにも "かっぱライク"、なのであります。 これぞ不謹慎キワまりない物言いで、誠に不届き千万ながら申し述べるのですが、ホントにホントに正真正銘、「まるで河童?」な いでたちなんでございますね。
要は、最前線の(つまり感染者を手当てする)医療従事者にとって、採血や注射1本するのにも手先の神経を研いでコトに当たらないとイケない。 化学テロや細菌戦線に出動するよーないわゆる、われわれが漠然と映画などからイメージする、あの防護服では仕事にならんワケであります。
言い換えるなら、「河童」は想像上の生きモノでありながら、2足歩行のヒト型生物が両生類ばりに異なった環境の中に入らねばならず、しかも生活する最低限の機動性を(水中であっても)担保せねばならない、という制約に直面した場合、唯一取りうる "ベストな" 形態として推測された……っつう意味では、この最先端の感染防護ファッションが選択されている現実は「河童」の "現実味" を立証しているようにも思えません??
何百、何千年前のコトだったかは知りませんが、実は最初「河童」に見えた奇怪なイキモノは、単に「防護服を纏った、21世紀からの探検隊員」だった、という真説?を、わたしが矢追純一だったら唱えるけどなあ^^;絶対www


後日談(追記) 2022年4月30日

本記事の投稿は2015年の4月、この追記時点の丸っと7年前だ。
もちろん記してる自分は、近い将来「コロナなんていうパンデミック疫禍」が起こるなどと知るべくもないから、呑気な感慨にふけってる。しかし、パンデミックは起きた。21世紀で最初の"地球的"疫病騒動として歴史に刻まれた。
終息しつつある今現在も、おとなり中国じゃ都市封鎖でテンテコマイな状況。そこでの1枚↓ の報道写真を見て「この投稿」のことを突然、思い出した。一度は「ここまで話題にしながら」コロナ禍の二年ってもの かつて記してたことすら全然、忘れっぱなし💧 だったのだ。

なんて情けない。わたしという個人は、5年もすりゃ「別のわたし」「赤の他人」に成り果ててる……それを痛感した瞬間である。
=了=
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