すずりんの日記

動物好き&読書好き集まれ~!

寄せ書き

2006年09月19日 | ちょっとしたこと
うちの会社の賄いのおばちゃんが、
退職の日を迎えました。

「退職」

その日を迎える前に、スタッフの1人から、
「おばちゃんに何かプレゼントした方がいいかな。」
と相談を受けてましたが、
「もし、お世話になった気持ちを表したいなら、
そういうことは、それぞれが個々でやればいいんじゃない?」
と、私は答えていました。

ちょっと冷たい返答かもしれませんが、
理由があるんです。

うちのスタッフ、今までも、
飲み会やプレゼントのお金を割りカンにして、
幹事など誰か1人が全額立替払いをする時、
払わない人が数人いて、
とっても後味が悪いんですよ。

「そんなことくらい」と軽い気持ちでいるか、
「しつこく言ってくれないから忘れてた」という言い訳か、
どちらかだと思うんですが、
とにかく、差し障りの無い話の時には良いけど、
お金などが絡む時にはあんまりにも無責任で、関係したくないタイプが多い。

おばちゃんも、普段スタッフが、
せっかく作ってくれた料理を食べ残して捨てていたり、
食堂の物を勝手に持って行ったりして、
あんまりにも子供で自分勝手な、
相手のことを思いやれないところがあることをわかっていて、
それでも、自分の子供のように、
とても暖かく、時には厳しく接してくれていました。

そのおばちゃんの気持ちが通じていたんでしょうね。

おばちゃんが退職する前日に、
スタッフの1人から、色紙を渡されました。

誰からの案か、おばちゃんに寄せ書きを贈ろうということになったらしいです。

私は、そんなことを頭っから期待してなかっただけに、感動しました

そして、おばちゃんもまた、
私以上に期待していなかったようで、
私以上に感激して、うれしくて泣いていました。

みんな、今までの感謝の気持ちと、
「また機会があったら、おばちゃんの手料理を食べたい」
ということを書いてくれていました。

おばちゃん、「額買って、飾っとくから、いつでもご飯食べにおいで!」
と元気に最後の仕事を終え、帰って行きました。


コメント (4)
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