Dream Gate ( 中野 浚次のブログ )   

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チェット・ベイカ一のアルバム

2008-06-10 | ジャズ
最近購ったCDのなかで「チェット・ベイカ一・シングス」が格別でした。

ご存知の方も多いと思うが、50年初頭、一躍西海岸の人気者トランペッターとな

ったチェット・ベイカ一は70年代に入るとヨーロッパのさまざまなレ一ベルへ数

多くのアルバムを吹き込むなど、ミュ一ジシャンとして名声を上げたのですが、

麻薬との縁が切れずオランダで悲劇的な最期を遂げています。


ジャケットの写真を見ると、往年のジェ一ムズ・ディーンを思わせる、デリケ一トで

イケメンだが、どこか翳りをもつ容姿。男性でも女性でもない、あの中性的な声質

で、語りかけるような囁き声に、なんともいえない哀愁の響きがあります。

これがパラ一ドになると彼の真価を見せてくれます。

そういう意味で、アルバム13曲目の「アイ・フォール・イン・ラヴ─」は極め

付けといえるでしょう。


みなさんも深夜、ワインでも飲みながら聴いてみてください。

心地よい陶酔のひとときに浸れること請け合いです。




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