定年退職後の収入は働かないかぎり大半の人は公的年金が収入源
である、現在年金受給者は約4000万人(そのうち国民年金の
み受給者は1000万人)いる、例えば60歳以上夫婦だけの無
職世帯では公的年金は月平均22万円(年間264万円)支出が月
平均27万円(年間324万円)、月平均5万円(年間60万円)
の赤字だといわれてる、足りない分は預金を取り崩すしかない。
支出のなかで固定してるのが税、社会保険料である、市県民税、
固定資産税、車をもってれば自動車税、そして国保(介護含む)
である、この支出は決まってるので減らすことができない、我
が家ではこの合計が年間52万円である、支出の中のウエイト
としては高い。
さらに公共料金(水道、電気、ガス)、住宅費(マンションで
あれば管理費、賃貸であれば家賃、住宅ローンを抱えていれば
返済額)が加わる、やはり定年前にローンの返済を終えてるの
がベストだと思うし、ある程度の蓄えは必要、そして65歳を
過ぎると医療費がかかることも大きい。
又耐久消費財(自動車、家電製品、家具)の交換、リフォーム等
の出費も大きい、交際費も現役時代みたいにはいかない、子供
や孫にかかる費用も考えなければならない。
いずれにしても働いていた時と同じ生活レベルを維持するのは
厳しいので生活レベルを見直すことが必要である、それでもか
ぎられた条件のなかで楽しみや幸福を感じる生活をそれなりに
見つけ出すことが大切だと思っている。