定年後はひとりの時間が多くなる、ひとりの時間はある意味孤独
ともいえる、しかしいくら趣味の友人がたくさんいたとしても、
会社のように毎日会うわけではない。
夫婦だって事故とか災害でもないかぎり二人一緒に死ぬわけでは
ない、本来人は誰かと一緒にいてもある意味孤独である、どんな
時でもどんなところでも孤独感はついてまわる。
孤独になるのが恐い、だから苦手だなあと思っている人と時間を
すごしたり義理やしがらみにとらわれて誰かと行動するよりはひ
とりで行動するほうがずっと心地いいはずである、気の合う人と
一緒にいることが豊かな時間であるなら、ひとりの時空も豊かで
味わい深いものである。
定年後は自分自身と向き合う時間、ある意味、今までになかった
贅沢な時間かもしれない、どこかで孤独になれておく必要がある
と思っている。