私たちは家庭や学校、会社、地域社会などで他人と協調しながら
生きていかねばならない、これが結構むつかしい、それでも私た
ちは折れたり、ゆずりあったりしてなんとか自分と違う個性と協
調しようとするものである。
しかし今はどうだろう、誰ともつきあわず、生きることも選択可能、
今の私たちはお金さえあれば、ひとりで生きていける社会で生きて
る、もちろんお金がなければ働いて稼ぐしかない、ただひとりでも
生きていける社会だからこそつながりが難しいともいえる。
ひとりで生きていけない、友人はいっぱいもつべき、仲間あっての
自分、家族あっての自分、人間というものは人との関わりの中で生
きていると言う論調もある、間違っていない、確かに重い病気を患
ったら?もし事件に巻き込まれたら?大災害にあったら?認知症に
なったらどうするの?という声もある。
でも期待しないことで人生がうまくいくことだってあるはず、もし
窮地に陥った時親切にされたら人の情けに感動するかもしれない、
それでもどんなときも頼れるのは自分、だから自分が感じることを
信じて行動することこそ大切な気がする。
現実問題としてひとりでいる時空が最も心やすらぐという人だって
いることも事実である、完全に絆を断ち切るのは難しいけど少なく
とも心は自由でありたい、自分は自分のために存在してることを忘
れないで生きていきたい。