団塊シニアのひとりごと

定年退職して14年目になりました、定年後の生活で
日々感じたことを伝えたいと思ってます。

実家じまいをふりかえって

2023年01月30日 | 実家

私が実家じまいを考えたのは母が認知症になって高齢者施設に

入居したときである、築60年の一軒家で住宅が密集しており、

空き家になることで空き巣や放火のリスクが懸念された、月2

回新幹線で家の掃除と近所への挨拶を2年間続けた。

 

現在日本では空き家が870万戸もあるという、全住宅の14

%である、なぜ空き家の処分が進まないのか?面倒だからであ

る、更地にすれば固定資産税が5倍から6倍になるし、親が認

知症だと売却できない、私の場合も母が施設に入居して生きて

る間は売却できなかった。

 

 

さらに空き家の状態でも固定資産税、光熱費の支払いも発生する

し、後見人制度を活用すればいいと国では推奨してるが正直使い

勝手が悪い、第三者に通帳を渡して管理されるので家族にとって

は不便である、親が生きてる間に家族信託を利用すれば家を売却

できるが、親が元気な時は実家の処分の話をしたがらないので現

実的には難しい、母が亡くなって4ヵ月で実家じまいが完了し

が思いのほか手続きが煩雑なため空き家が放置されてることが

わかる気がする。