団塊シニアのひとりごと

定年退職して14年目になりました、定年後の生活で
日々感じたことを伝えたいと思ってます。

幸福感は人それぞれ違うもの

2020年11月17日 | 幸福

幸福感は人それぞれの感じ方の問題、その人が幸福だと思えば、

れがその人の幸福、ないもの、まだもってないもの、そして

くしつつあるものを欲しいと思うところに我々の不幸は発生

る。

 

お金が欲しい、物が欲しい、いま失いつつある若さ、欲が深い、

た人は自分の幸福の評価を他人との比較で幸福と思ったり、

幸と思ったりする。

 

しかし生まれてから死ぬまで幸福の連続ということはありえな

い、浮かぶ日もあれば沈む日もあるのが普通だ、幸福は楽しさ

や面白ではない、むしろその逆でなんの変哲もない生活、い

わゆる幸福とは幸福だということに気づかない状態のようなも

のかもしれない。


死は解放と思ったとき

2020年11月16日 | 

母が亡くなって8ヵ月、コロナ禍での葬儀は家族だけで行った、

ひとり暮らしだった母が認知症と診断され老人ホームにお世話

になったのが2年前94歳のとき、アルツハイマーとレビー小

体型認知症で幻覚妄想が激しく、会が噛み合わない、家に帰

りたいが帰れない苦しみ、明日がどうなるかわからない苦しみ、

心の中はそんな状態だったと思う。

 

おむつをして車椅子状態、要介護3の状態だった、やっと施設に

もなれたと思ったところ、昨年の9月に大腸がんに罹患、それか

半年後に亡くなったが、亡くなる1ヵ月前はまさに痛みとの闘

だった。

 

人生の最期で認知症と大腸がん、老いて弱くなっていく情けない

自分との不安と葛藤のなかで母は人生についてどんな思いでいた

のだろうか?死は人生苦からの解放という言葉があるが、母が亡

くなったとき、やっと母は解放されたのだ痛感したものだ、私自

喪失感はあるもの、その気持ちは今も変わらない。


ネットにおける匿名性に思うこと

2020年11月15日 | 言葉

ネットを見てると匿名性が高い場所ほど妬み、羨望、怒りの感情

が潜んでいるといえる、だから妬み、羨望、怒りとは実名では見

せたくない感情なのかもれない。

 

成功した有名人や政治家や芸能人の不祥事、昨今の不倫疑惑など

このときとばかりに正義を振りかざし徹底的にたたく、特に2チ

ャンネルなどはどちらかというと良い点を無視し悪い点ばかりを

探し、あらさがしに時間とエネルギーを費やしてると言える。

 

そういう意味ではネットは欲望がむき出しになり、たやすく匿名

書き込むことが大きい、匿名から恥の意識が希薄になり羨望や

妬み、怒りがむき出しになり過激な表現になる、そして拡散す

ペースが非常に早い、ネットが出現する前には間違いなく想像

きないことであったことは間違いない。


熟年離婚と年金分割

2020年11月13日 | 年金

結婚して20年以上の夫婦の離婚を熟年離婚というが2019年

は3万8000件と30年前の7割増の離婚が成立してる、こ

の近年の日本での熟年離婚が急増したこともあり2008年の法

改正で離婚しても夫の年金を分割してもらえることになった。

 

 

要は離婚後の夫婦間の不公平さがないようにするためで離婚後の

活において非常に重要になる、ただ国民年金の部分については

分割の対象にならない、あくまでも厚生年金の部分なので注意が

要である、そして合意分割では1/2が分割割合の上限である。

 

 

例えば65歳の夫婦で持ち家あり、それぞれが国民年金が6万円、

夫の厚生年金は10万円、合計22万円で暮らしてるケースであ

が、ごく普通の年金生活である、ところが熟年離婚することで

夫の厚生年金10万円を分割、それぞれ5万円になる、そうする

と夫11万円、妻11万円、持ち家があるもののどちらかが家を

出るとで家賃の負担という問題が出てくる。

 

 

預貯金や売却できる資産があればそれも分割して補填できるがそ

でないと下流老人が二世帯になる可能性がある、別れることで

の解放感はあるものの生活を考えると厳しいというのが現実であ

る。


自分を取り戻したいとき

2020年11月12日 | 生き方

気が滅入った時、そんなときは厭なことは考えないようにする、

浮かんでは消す、できるだけ頭を切りかえる、そして自分の好

なことをするのがいい。

 

私の場合、本を読んだり好きな音楽を聴く、滅入った時こそ人

本質に触れる絶好なチャンス、問題意識を疼かせる本を読

む、そしてお気に入りのアーテイストの心の琴線に触れる曲を

聴く。

 

そうしてると少しずつ自分を取り戻す瞬間が訪れるものだ、な

といっても自分を取り戻すには自分の好きな事をするのが一

番である。


「人生案内」60代男性、退職したいけど妻が反対

2020年11月11日 | 老後の生き方

読売新聞朝刊の「人生案内」60代前半の会社員男性が投稿した

内容に注目した、60歳で定年退職その後継続雇用として嘱託と

して働いてるが社内での疎外感や孤独感が強まり、イライラする

毎日である、辞めたいけれど妻が反対、しかし年金などで最低限

の生活はできると思っいるという内容であった。

 

 

そして相談内容に対しての回答であるが、健康である限り人は終

働くべきである、刺激あっての生きがい、貴方の年で人間の務

めをやめようなんてちょいと不届きではないでしょうかというも

のであった、相談者に寄り添うというより一刀両断突き放す厳し

い内容で思わず相談者と回答者の人生観の違いを感じた。

 

私なら、定年退職して継続雇用で退職金もあり、年金生活で最低

生活ができるならいやな思いまでして仕事を続けることはな

趣味のランニング、読書、音楽、奥様の家事の手伝いなど楽

しむのもいい、自分の気持ちに正直に生きてくださいとエールを

送りたい。


いかに自分で自分を楽しませるかが人生の基本

2020年11月10日 | 生き方

齢を重ねるとついこの間出来たことが出来なくなったりする、そ

れを面白いと思えるうちは大丈夫かなと思う、そして自分のなか

に起きる変化を面白がったり客観的に眺められることが大事だと

思っている。

 

だから「いかに自分で自分を楽しませるかが人生の基本」といっ

た映画評論家の小森和子氏の言葉、自分で自分を楽しませる、こ

れほどの自分へのご褒美はないかもしれない。

 

人はいつか去っていく、どんなに心残りでも誰にでもその時はや

ってくる、だから自分を楽しませる心の持ち方次第で人生の景色

が変わるような気がする。


男らしさ女らしさに思うこと

2020年11月09日 | 生き方

あの人は男らしい、あの人は女らしいと会話のなかで使われる言

葉であるが、実際どういう判断でいうのかというと見た目かもし

れない、野性的な人を男らしい、上品でおしとやかな人を女らし

い、いずれも見た目である。

 

男は能動的、女は受動的、男は論理的、女は感情的と一般的にい

われているが、男らしさ女らしさの定義やイメージはあいまいで

あてにならないものである。

 

例えば男らしいというと凛々しい、さっそうとしている、いさぎ

よいといっても現実には女々しい男もいる、女らしいというとや

さしくて思いやりがあるといっても正直これもあてにならない。

 

要は男だろうが女だろうが一人の人間としてどうなのかというこ

とだろう、見た目でなく内面的な問題、たとえば人に対する心づ

かいや相手が寂しいか悲しいのか他人の心を想像することができ

るか、本当の優しこそ生きるうえで本当の強さに通じるものがあ

ると私は思っている、そう考えると男らしさ女らしさというより

人間らしさという見方こそ適切かもしれない。


年金生活「足るを知る」

2020年11月08日 | 年金生活

収入の面では現役時代とかなりの差があるのが年金生活、今まで

と同じ生活スタイルを維持できないのが当然である、それでも仕

事や人間関係のしがらみから解放され自由に暮らせるのが定年後

の生活であり年金生活と言える。

 

そして生活資金が同じでも「これで十分満足だ」という思いで暮

らしているのと「こんなに少ないのか」と不満たらたらで暮らし

ているのとでは心のあり様は全く違う、実際定年後の生活は決し

て短いものではない、私も年金生活10年目、自分の中に「足る

知る」心を持つことこそ大切だと痛感してる。


金持ちはますます金持ちの世の中

2020年11月07日 | 老後のお金

最近大手の銀行で金融資産数十億円規模の超富裕層の顧客を対象

としてサービスを強化するという記事が新聞に掲載された、超富

裕層というのは金融資産(預貯金、株式、債券、投資信託、一時

払い生命保険・年金保険等)が5億円以上ある層のことだと言わ

れてる。

 

 

一体これだけの大金持ちがこの日本にどれだけいるのだろうか?

調べてみると国内で7万3千世帯もあり7兆5千億円の金融資産

を保有している、全体で5千4百万世帯もあるから、ほんの一握

りの超富裕層かもしれないが驚きの数字である。

 

 

一方で日本の相対貧困率(税金や社会保険料などを除いた可処分

所得が年間122万円に満たない世帯の割合)が16%、854

万世帯もいる現実、月10万円で暮らす人が国内で2千万人およ

そ6人に1人もいると言われてる。さらに生活保護受給者が16

2万世帯、そのうち半数が高齢世帯である。

 

今のままだと金持ちはますます金持ち、貧乏な人はますます貧乏

と貧富の差が拡大していく世の中であることは間違いない。