刑事ドラマファンとしては、見ておきたかった作品として『特別機動捜査隊』もその中に入っていましたが、
とうとう観ることができました。
太陽のルーツ的な面を探ろうという魂胆もあるのですが、当時の大人が見る大人の世界という魅惑的な部分にも魅かれるわけです。
そもそも太陽のルーツは、青春シリーズとその次段階であった『東京バイパス指令』でありますが、『ザ・ガードマン』や、後にライバルとなる『七人の刑事』、そして『刑事くん』辺りのTBSドラマの影響も強く受けています。
また、あの当時の映画や他の刑事モノの影響も受けていますが、結局のところ太陽は当時のドラマテイストを大小取り入れてかつ、その頭にスターの裕次郎さんとショーケンさんを据えたという、かなり贅沢かつ総集編的というかいいとこどりというか、そんな成り立ちでしたが、それを巧く昇華させたからこそ、後の刑事モノのベーシックモデルとされたのだと思います。
ところで、太陽は特捜隊の影響を受けているかどうか・・・。
これはもうちょっと観てみないと正直わかりませんが、直観的感想としましては、少なくとも『大都会シリーズ』は影響を受けている感じがします。
って、捜査車両の130セドリック(後期の前期)が同じだから言ってるんじゃないのですが、テイスト的に似たものを感じました。
逆に後を受けた特命課よりは城西署かなぁ・・・なんて。
特命課の方は、企画段階でわれらが小川英さんが関与しているので、キャラ立ちの方向に向かっていたのを、長坂氏が別な方向性で特捜独自のカラーを出していった経緯があるので、特捜隊との因果関係というのは脚本的「大人な題材」を取り入れる部分が残った感じがします。
特捜隊の記憶としては、三船主任と顔の濃い刑事が黙々と捜査に当たるというぐらいしか憶えていないのですが、最近妙に気になりだして・・・。
で、ちゃんと初めて観たのが、
第414話 愛の水平線(立石班、立石主任・関根部長刑事・橘部長刑事・荒牧刑事・岩井田刑事・森田刑事)
第415話 女の王冠(藤島班、藤島捜一係長・関根部長刑事・香取刑事・笠原刑事・内藤刑事・山崎刑事)。
1回で大体当時の主要メンバーを見ることが出来ました。
桃井刑事は次回にお預けですが。
話の内容については別ブログさんが詳しいので割愛しますが、
*OPはどこでもお目にかかったことの無い、130セドリック(後期の前期)2台、縦目グロリア(後期の前期)1台。テーマ曲はコーラス入りの「あ~あああ~」。
*立石主任は想像よりはるかにソフト、グロリアがお好きなようです。
*牧さんの面構えがいいです。
*いきなり青森ロケ(^_^;)
*いきなり恐山(^_^;)
*いきなり海に入り込む清水章吾氏演じる犯人、それを追ってパンツ一丁またはステテコ姿になって追い取り押さえる、長さん(橘)・牧さん・岩さん・森田刑事(^_^;)
*それを見物している立石主任と関長さん・・・・って(^_^;)
なんなんだ、このインパクトは・・・・(悩
*藤島(主任)はキリヤマ隊長と性格的にあまり変わりが無いよう。
*香取刑事はナンバー3的立場なのね。
*笠原刑事はなかなか面白い。
というところでしょうか。
でもちょっとハマりそうです・・・・。