「太陽にほえろ!」当直室 仮設日誌 PART2

6年半ご愛顧いただいた『太陽にほえろ!当直室』(since2002年5月)復活ブログ、引っ越しました。(2014年7月)

意外としっとりしています

2011-06-11 08:45:13 | ファミ劇日誌
【ファミ劇へのお誘い】

両作品とも、木下亮監督太陽初作品。
これから、PART2まで活躍する監督さんですが、画面は硬質ながら、しっとりとした中身を描くのを得意としていると思います。
今回もその特徴がちゃんと出ている感じです。

本自体も、今までのジーパン編の流れとはちょっと違った大人しいビターな物語に仕上がっています。
ジーパン編がアクションだけじゃないんだぞ!という懐の深さが垣間見られる作品たちだと思います。

第94話 49.05.03 裏切り (ゴリさん・殿下)横山リエ 宮川洋一 山口嘉三

見合い失敗、毒を盛られる・・・とゴリさん連続受難のなかでも正直救いようがない部分になりますが・・・。

女性不信のゴリさんと、護送対象の女の恋愛の悲劇・・・。

ゴリさんはその女の何かを感じることで半ば反面教師的な感化で立ち直るわけですが・・・・でも切ない話ではあります。

また、今まで物語の中枢としてはあまり描かれなかった、ゴリさんと殿下のコンビ的関係も描かれ、

色々葛藤しているゴリさんと、女性のエキスパートである殿下の冷静さを対比するのも面白い感じになっている快作です。


第95話 49.05.10 愛のシルクロード (ジーパン・シンコ)杉田景子 山西道広 青木敏夫  

「女として刑事として」で複雑な男女の恋愛事情を見据えたシンコが今回は同じようなケースに当たってしまったジーパンをサポートする形になっていますが、

ジーパンがマークの対象である女性にある意味刑事という職分以上の感情を持ったのではという感覚の中で、

あくまでも刑事としてジーパンをサポートするシンコとの関係性を観るのも面白いですが、ジーパン自体がアクションだけではなく、

恋愛模様にもスッと入り込む事が出来て、かつそこで葛藤が出来るという部分を魅せることによって、ジーパン自体のキャラクター性がかなり広がった感じです。

これからのシンコとの淡いながらもどこか激愛という所への更なるシフトへの序章といえるのが本作だと思います。

うん、ここまで来ましたか・・・・ジーパン編。

なんか寂しくなってきた(^_^;)

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