「太陽にほえろ!」当直室 仮設日誌 PART2

6年半ご愛顧いただいた『太陽にほえろ!当直室』(since2002年5月)復活ブログ、引っ越しました。(2014年7月)

『大追跡』は太陽ゲスト車両の宝庫

2011-06-12 22:46:20 | クルマネタ
【大追跡 最終回】

久々に視聴。

『大追跡』は結構太陽で使用されていた車両が殉職するという事態が発生していたわけですが、特にトヨタ車レギュラー覆面車の50系後期クラウン「83-05」 「83-75」の白パト変換後の最後の雄姿がこの作品だったりしたものですが・・・。

(訂正:2011.6.13 あ~50系後期クラウンは似たようなナンバーが多くて混同しています(^_^;)。
ねずみ色(グリーングレー)のスタンダード~白パト「83-75」、黒で白パト変換が51ナンバーの「93-08」、スコッチ登場から大追跡最終回破壊の黒いスーパーデラックスが「83-05」・・・・NO68-14さん、ご指摘ありがとうございました<(_ _)>)

今回の場合、2台の太陽関連車が破壊されています。

1台は赤いスバル1000。「ライバル」で半損したクルマですが木端微塵になっていました(^_^;)

2台目はそのスバルを木端微塵にした50系後期のクラウン「83-05」。
三角窓の無い、フロントガラスにシャドゥが入ったスーパーデラックスです。

太陽ではスコッチ登場編で、スコッチが運転(破壊時は前期型にすり替え)。その後セミレギュラー車両として使用され、
第322話 53.09.29 誤射 
では、太陽初の脱着式パトランプ装着車の一台として長さんが運転していた車両です。

で大追跡の最終回は9月26日放送。

太陽の放送3日前に大追跡で破壊されていたということに・・・(^_^;)

太陽ではクルマ同士でぶつかり合う寸前までいって助かっていたのに。。。。

でも・・・よ~く考えると、
このタイミングであれば、どうも脱着式パトランプは大追跡のお下がりの可能性が高い(^_^;)


しかし、沖さんはブラボーコロナをよくぶっ壊す。。。
大追跡でも太陽でも(^_^;)
運転についてはし難かった部類のクルマじゃないかなぁ・・・重いボディにカミソリ・コロナのシャシーでしょ。
頭でっかちだから、すぐコロがってしまいそうな感じが・・・。
でも、普通に運転するにはいい車だったと思いますよ。

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生きかえった白骨美人

2011-06-12 21:10:32 | ファミ劇日誌
『第66話 生きかえった白骨美人』 昭和48年10月19日放送

出演:石原裕次郎(藤堂俊介)松田優作(柴田純)露口茂(山村精一)竜雷太(石塚誠)下川辰平(野崎太郎)小野寺昭(島公之)青木英美(永井久美)
浜村純(田口リョウゾウ)天地総子(川上美子)西村利明(寺岡、旧姓中川)梅野泰靖(松沢博士)山本勝(戸川不動産・社員)伊藤めぐみ(田口和子+女優)黒田郷子(寺岡初江)披岸貴美子(アパート元住民)桂木美加(山田澄子)麻里ともえ=阿川泰子(ホステス)石橋曉子 泉たけし(七曲署刑事)大野広高 ノックレジット 執行佐智子(戸川不動産・社員)

プロデューサー:岡田晋吉 清水欣也(日本テレビ)梅浦洋一 梶山仗祐(東宝)
原作:魔久平  脚本:田波靖男 四十物光男 小川英
撮影:安本英 美術:小汲明 照明:松田清孝 録音:吉岡昇
音楽:大野克夫 演奏・井上堯之バンド 編集:神島帰美 整音:坂田通俊
助監督:吉高勝之 擬斗:宇仁貫三 制作担当者:大曲暎一 現像:東洋製作所 
協力:国際放映 企画協力:ジャックプロダクション 
監督:山本迪夫
制作:東宝株式会社

覆面車:クラウン(70-26)セリカ(57-63)コロナ(79-62)


比較的リアルさに主眼を置いている太陽にはちょっと突飛な題材がかなり散りばめられています。

最初は久美ちゃんの悪戯から(^_^;)
そこに田口のじいさんの登場なのですが、この「りょうぞう」じいさん・・・って田口良ぞう?
記憶喪失で自首癖あり。

そんな時に発見された白骨死体は田口のじいさんの娘に酷似・・・・。

科捜研の女・美子が一係の非科学的捜査を多少小馬鹿にしながら、
復活・うそ発見器・催眠療法等、ありとあらゆる方法を以って事件を追及・・・というか田口のじいさんの追求(^_^;)。

一方、一係はマンションの大家・寺岡の無関心なそぶりと女性遍歴に着目。

でも、寺岡=旧・中川って、ジゴロなんですけど、抜けてるような・・・自分の行き慣れた店を愛引きに利用するのは、やっぱり結婚詐欺師としては失格じゃないか?

そんなこんなで科学捜査に振り回される感じだった当初の藤堂一家も復顔で思いついた奇策。
ボスもだんだん大胆になってきています・・・まあ、寺岡のような男を逮捕するにはこれしか方法が無かったと言ったらそれまでなのですが、しかしバクチ策ですよね。
和子のそっくりさんを捜す面々もコミカルだし(^_^;)
デンカ、バーゲンでもみくしゃにされても楽しそうだし(^_^;)

でも、最後にホロっとさせます。
あまりにも田口のじいさんが不憫すぎる・・・・思わずボスも自らの過去(父親がガンで死んだ)を告白したり。

寺岡が全て悪い訳ですが、娘を目の前で亡くしたと言っていい家族にとっては、自虐に苛まれるのは当然だとして、それに白血病の件もあった訳ですから、田口のじいさんの記憶がなかなか戻らなかったのも解るような気がします。
記憶を亡くしていても、贖罪の念に苛まれるわけですから、本当であれば半分「自己望遠防衛本能」の部分が大きかったと思いますが、それでも忘れられなかった不憫さは・・・。

実は軽快で突拍子の無い題材を取り入れながら、こういう深い問題提起もしているというのが、太陽らしいところであります。

太陽の作品というのは、全部説明しない。
その余白的な部分は視聴者が考えるという作業に与えられている部分だと思います。
それをどの視点で考えるかはその人ごとに違うわけですが、この作品は色々な題材を取り入れたことによってその考える幅がかなり広がっています。
それこそ、喜劇としてか悲劇としてかどちらかで観るかでも全然変わってくるわけで。

この辺りは一見しただけでは解らないところだと思います。

=科学捜査=

当時もそれなりに注目されていた部分だと思いますが、その科学捜査が主役になったのは、それこそ90年代から本格的になったと思います。
そういう意味では、美子の存在は当時としては珍しい存在だったと思います。

それにしても美子はかなりオールマイティな能力の持主。

=不思議=

*ゴリさん曰く、記者たちに「詳しい報告は課長からあるから!」・・・石塚さん、課長って誰ですか?(By記者)」

*高速に乗ってまで行きついた先が新宿の中華料理屋?多分、横浜の設定だったのかも。

*美子の仕事のスピードが早すぎ(^_^;)復顔ってあんなに早く出来るの?

=今回の一係=

久美ちゃん、手錠で遊んじゃいけません・・・って「御用だ!」は古すぎ?
しかし、久美ちゃんって好奇心旺盛すぎだ。。。

田口のじいさんの自首癖はデンカも引っかかったそうですが・・・デンカはもっと拗れたかも?
優しいから。。。

=ロケ地=

三信マンションは#90などでも使用されている。
特定まで到っていないが、目黒のSマンション?

新宿副都心

西新宿界隈

東京大飯店は新宿5丁目。

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自己満足の世界(^_^;)

2011-06-12 18:08:51 | 浮気心
『特別機動捜査隊』コネタです・・・。
ってこれ、自己満足なので興味がない方はスルーしてください(^_^;)
まあ、私の日記みたいなものです(^_^;)


この前登場刑事を整理してから結構話が進みましたので、もう一回整理すると・・・


立石主任
古典的ファッションではあるものの、決してコワモテで古典的な性格ではなく、ものごしは柔らかく、考えも柔軟な紳士。
頭脳明快で班を引っ張っていく。
単独捜査も辞さない行動派で、変装して尾行もしたりする。

じつは・・・CSIのグリッソムとイメージがダブる俺って一体。。。

藤島主任(捜一係長)
ものごし柔らかい主任。的確な指導力で班を動かす。
主任という立場でも部下にもソフトに対応する紳士。
一時期出世して登場回数が激減するも、復帰。

三船主任
昔気質で武骨だが、有言実行主義で危険な場面では率先して事に当たる好漢。
部下を顎で使う傾向があったり、先輩主任と比べいつもの行動は悠々としており、捜査中の喫煙やポケットに手を入れる等のハードボイルド感が色濃い人物。
部下を呼び捨てにするものの、荒牧・岩井田両刑事と部長刑事だけは愛称で呼ぶ。
新聞記者に憎悪を持っているのか、記者を寄せ付けない。

関根部長刑事(関長さん、長さん)
主に藤島班に所属。
藤島不在時の立石班B編成の部長刑事として、藤島班の南川部長刑事と入れ替わりに登場。
緩さからいけば一番かもしれない、余裕が感じられる老練刑事。
他の刑事を率先して通称で呼ぶ。
OPではほぼ一枚看板なので、他の刑事と比べ特別扱い。
この頃は、両班に登場。
特捜隊末期まで在籍。

橘部長刑事(長さん)
主に立石班に所属。
オリジナルメンバー。飄々としているが、真面目でリアルな刑事っぽい佇まい。
現場の指揮者として黙々と働きながら、行動力もある。
班長によって様々な性格を披露、特に三船班ではかなり切れやすくなっている。

荒牧刑事(マキさん)
主に立石班に所属。
特捜隊全体のナンバー3的立場、ちょっと前までは藤島班の大村刑事もそうだったらしい。
部長刑事不在時は主任の補佐役として活躍、特に藤島班では存在感が大きい。
名前に相応しい面構えでありながら、温和な性格で柔軟性が高く、相手選ばず聞き込みや情報収集は巧い。
班内の潤滑油的役割を担う。

香取刑事
主に藤島班に所属。
香川県出身、大村刑事の後を受けた藤島班ナンバー3。
主任のサポート役にまわる事が多く、冷静沈着で果敢な刑事。
現場では率先して班をリードする。

桃井刑事
主に立石班に所属。
中堅刑事でオリジナルメンバーである。
初期に比べ中年太りして走るのに汗が止まらない様子だが、体力勝負の現場では率先して事に当たる。
人当たりが非常によく好漢だが、自らの意見に固執する事もあったり、子煩悩だったり、様々な性格を見せる。
現場検証ではカメラマン役にまわる事が多い。

笠原刑事
主に藤島班に所属。
藤島班初期からの生え抜きの中堅刑事。
感情の起伏が激しく、視聴者サイドに近い立場。
現場検証時には「そうねぇ」「そうだねぇ」と鑑識員と会話が多い。

森田刑事(もっちゃん、モリちゃん)
甘いマスクの現代風若手刑事。
元々は藤島班の中心刑事だったが、この頃は立石班参加が多い。
優等生的優しい部分も持ちながら、若者らしい部分も持っている。

内藤刑事
主に藤島班に所属。
オリジナルメンバーの若手刑事で当初は立石班に2年ほど在籍。
その後、ガンさんと交代し姿を消していたが、藤島班の中堅刑事として復活。
他の刑事と比べ、多少クールな面がある。
出身地である京都に出張した後、突如関西弁を使うようになり、それと同時にコメディーリリーフ役を担う感じになる。

岩井田刑事(ガンさん)
主に立石班に所属。
いつも明るい色のスーツを着た二枚目。
主任のお供をすることが多く、冷静沈着。
それでも、若いからか柔軟性がある立石班の中では多少型物の面がある。
三船主任では完全に主任の秘書役を担う。

山崎刑事(ヤマちゃん、山さん)
主に藤島班に所属。
藤島班の若手刑事。
特捜隊の中では一番若々しい。
主任のお供をすることが多い。

畑野刑事(ハタさん)
主に立石班に所属。
423話で初登場。北海道出身。
甘いマスクの熱血漢で、潜入捜査も辞さない。
また、器用な部分もある。
OPでは関長と2枚看板の為、中心刑事としての位置で目立っている。
後年の三船班中心刑事のひとり。

石原刑事
主に立石班に所属。
長身で色黒の彫の深い若手刑事。
若手らしく女性の扱いも手慣れているらしい。
後年の三船班中心刑事のひとり。

神谷刑事
ん・・・1回しか登場していないので、まだよくわからんです。
後年も登場するようですが。


第438話 汚れたウェデングドレス(藤島班:藤島捜一係長・関根部長刑事・荒牧刑事・香取刑事・桃井刑事・森田刑事 立石班:立石主任・岩井田刑事 遊軍:畑野刑事)

*北海道ロケは部分的。

*ウェディングドレス姿の女性を助けた立石ら、藤島班扱いの殺人事件と関連性があったことから合同捜査。

*北海道ロケメンバーです(ゲストも(^_^;))

*ゲストももう何回も観ているメンツ。

*新事務員の森るみ子氏(セーラー服姿で登場)は正月編では不良役(関みどり氏と勘違い<(_ _)>)、太陽では#41で山さんを罠に陥れるコールガール役(^_^;)

*グロリアが元に戻っている。。。泥道を走るグロリアがグチャグチャに汚れる(^_^;)ってグロリア2台登場。

*西本係長の鼻の下が長い。。。

*畑野は何しに待機室に居たんだ?(休暇中なのに)


第439話 同姓同名(立石班:橘部長刑事・荒牧刑事・香取刑事・桃井刑事・岩井田刑事※クレジット無、代りに森田刑事のクレジット有り)

*町内に同姓同名が2人、しかしこの二人は複雑に繋がっていた・・・で殺人。
本当は間違えられて付け狙われたのに、別なところで繋がっていた。

*香取刑事が唐突に参加しているのは、演じる綾川香氏が香川出身だったため。 今回は香川(高松)ロケ。

*グロリアは新しい、記者の公用車は村上が40系グロリア、柴田が130系前期の中期セドリック(白)、上原が130系初期セドリック(元・特捜車)

*マキさんのアップが多い

*モモさん、るみ子事務員をからかう。。。「俺たちゃねぇ不感症になってるんだよ」って変な意味では無く(^_^;)

*宮川洋一氏は今度は香川県警刑事

*最近ナレーター島さんは橘の事を「部長刑事」だったり「刑事」だったりマチマチに呼ぶ

*モモさん、そんなに讃岐うどんが好きなのか?

*金毘羅山でへばるガンさん。


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39周年を突っ走れ!

2011-06-12 16:59:29 | 当直室業務連絡
私の高飛び日程についてはもう少々お待ち下さい。。。
事が決定し次第、ご連絡いたします。

14日もお会いしたかった方と初対面になりそうなので、39周年を迎える太陽記念日目前に、いろいろな事がありそう(^_^;)


そういえば、しつこく告知しますが・・・(^_^;)(告知しないとハモさんに殺される。。。。って冗談ですが)

「太陽バンド ライブIn札幌 2011夏」

2011年7月17日 日曜日 20時開始。
料金:2,000円

場所:札幌らぐたいむ
札幌市中央区南8条西14丁目3-17


また、迫力ある生バンド演奏が聴けるわけですが、

ハモンド部長刑事のカミカミMCももはや名物。

ひとりでトランス状態になっている、中年・けぶの悲哀も目撃できます・・・・(^_^;)

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ゴリさんの「くそ!」はこういう時の口癖

2011-06-12 16:47:46 | ファミ劇日誌
木下亮監督の演出と、撮影&照明担当の方々がいつもの面々とは違っているので、見慣れた太陽カラー的映像とは一味違った仕上がりになっている2作です。
実はそれと関係しているかどうか、ジーパン編再放送組の私は今作品以後しばらくのジーパン編はあまり色の印象が無いんですよね。
今回のリマスタを見て、結構照明が明るい感じなので、その辺り色が飛んでいる部分もあるのかなぁ・・・と。

みんな色白に見える・・・特にボスは(^_^;)

それと時を同じくして・・・という感じで、メインテーマのバリエーションが本編に多用されるようになり、逆に他楽曲の使用が抑えられている感じがします。というよりはBGM使用自体が抑えられている感じがします。


第94話 49.05.03 裏切り

受難連続のゴリさん、ジーパン編では強烈な受難が続いた殿下が注目されますが、ゴリさんの方が件数的には多い感じで不憫すぎます・・・。
すっかり黄昏ちゃってますし・・・デンカは逆にそれを見て立ち直っている感じもあるし(^_^;)
そもそもゴリさんは人好きで成り立っているキャラですから、ここまで人間不信になるのも珍しいんですが、どうしても女性が絡むと男ってこうなっちゃいますね・・・。
しかし、それをプラスしてもゴリさんのヤエへの態度はちょっと異常と思えるほど手厳しかった・・・完全にチンピラ扱いですからね・・・。
でも、これって理由がありそう。
性別・立場は違えど、ゴリさんとヤエは根っこではどこか似ている感じがします。
ヤエが殺されてあそこまで激高した(下田の首まで締めていた)のは多分そのためだったんじゃないかと。

多分、全く刑事としての立場とか関係なかったら、あの二人は意外と意気投合した感じがするので、悲劇的結末はちょっと寂しい感じがします。

メールでお世話になっている「浅草の旦那(私が勝手に仮名を付けさせていただきました。。。)」氏によれば、本作は東京の下町(上野近辺)がロケ地として多用されているようです。


第95話 49.05.10 愛のシルクロード

ジーパン版「愛するものの叫び」的な部分もありながら、あくまでも淡い恋の味をにおわせ、最後には破滅的方向へ向かっていく・・・。
というほど、今回の事件はそこまで行きませんでしたし、この手の作品では比較的安心して観ていられるかもしれません。

ただ、見た目通り真面目で全く野心を持たない弥生があれ程に恋愛にのめり込むと言う所がショッキングかもしれませんね。
ジーパンの拳銃を奪うわけですから・・・いつもであればそれだけでも物語のメインになる出来事なのですが。

全体的にどれも突き抜けているわけではない、一つ一つの事柄が一つ一つ繋がって淡々と物語が進行して行く様は逆に新鮮かもしれません。
ただ、それがどれも埋没していないところが、この作品を名作と言わしめている一つの理由なんじゃないかと思います。

ジーパンも弥生の事が理解できない部分もあったようですが、裏を返せばアンタとシンコだって似たようなものじゃないという感じもしますし、
あくまでも刑事として振舞うシンコにしても、顔や態度には出さないものの、最後にハンカチをジーパンの手に巻いて、ちょっとけん制してるし(^_^;)
それを見てボスも笑っているし。

でもこういう風景をみていると、やっぱり寂しくなりますね・・・ラストが近付いているということで。

まあ、「シルク道路」(意味は通じる(^_^;))やウナギがラーメンに化ける件で、その辺りにも成熟を感じます(^_^;)



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監督列伝?

2011-06-12 16:10:19 | 探求 探究 研究
以前NEKOさんにメールにてお問い合わせいただいた、「監督で太陽を観る?」ということへの回答みたいなものですが、どうも評論的になってしまいました・・・(^_^;)
どうしても文章で纏めるとこうなってしまいまして。。。
一応乗っけておきますので、ご参考まで・・・<(_ _)>

太陽の場合は「特」にプロデューサー(製作側)VS監督VS脚本家VS俳優VSファンという折衝的なものが多くあって、そこで中和されたものが完成作品として世に出る感じだったようなので、一見そんなに変わらない印象があるのですが、何回も観ていると色々気になってくるもので・・・(^_^;)

特に、竹林監督がかなり映像に凝っている(明暗など)とか、解りやすいところでは斎藤監督の独特な演出(時にはゆる~く)、木下監督の都会的なシャープな演出とか・・・。
一番わかりやすいのは、Aポジ(一係部屋でボスデスクを囲んで捜査会議)で長さんが画面の前をうろうろしていたら斎藤監督作品だとか(^_^;)・・・。


私の独自研究なので、間違いもあるかもしれませんが・・・まずは一口味見を<(_ _)>

(以下、敬称略)

竹林進 163作

東宝出身の監督、太陽のメイン監督。
第一話の撮影であまりにも早撮りな為、裕次郎さんを不安にさせたという噂もあるほど、的確でスムーズな撮影を実現したという。
シャープな画と顔や目のアップ、明暗をにも拘りを見せる。
太陽名物の走りや格闘や銃撃時のドラム缶などの配置を考案し、太陽の演出の基礎的部分を担う。
初期はスポ根モノなどに参加しており、担当回数はそれほど多くなかったが、テキサス以後はほぼ太陽専属の監督として活躍。
「七曲署1983」撮影時に病魔に倒れてしまう。

山本迪夫 141作

東宝出身の監督、太陽のサブメイン監督で、竹林監督が病魔に倒れた後は実質的メイン監督に。
テンポ的には竹林監督に譲るものの、じっくりとキャラクターを描くことを得意としている感じ。
その為比較的ベテラン勢の味を引き立てる演出が巧い。
但し、実験的演出を提示する場合もあったりもする。
アクションから喜劇まで幅広く対応できて、かつ積極的にロケ編や記念編にも参加。
山本監督は太陽専属を避け、他作品にも積極的に参加している。

鈴木一平 81作

国際放映出身の監督、初期から助監督として参加し、竹林監督がリタイアした後は竹林監督の演出方法を受け継いだアクション編を受け持ち、後期のメイン監督となる。
但し、実際師弟したのは児玉・斎藤監督であり、各監督の味も受け継いでいる感じ。
シャープなアクションとウェットな一係の関係をバランスよく演出。
正編の最終回、PART2の最終回を受け持つ。

木下亮 57作

東宝出身の監督、ジーパン編から参加し、作品数は少ないものの太陽シリーズのほぼ全体に参加。
硬質っぽい画でありながら、しっとりとした内容表現を実現している為、太陽シリーズ全体の中でのアクセント的な位置付け。
担当作品も単純明快ではない混沌とした脚本が多い。
一係部屋撮影では、天井からの描写など、実験的な画も見せる。

高瀬昌弘 53作

ジーパン登場より参加した東宝出身監督。
そもそも青春モノ参加がメインだったために、マカロニ亡き後の太陽参加は太陽を青春ドラマとしての色を濃くする為の手段に見えるが、高瀬監督の細かい人間描写は太陽作品の幅を広げた。
後期に多くの作品に参加したのには、竹林監督代理としての意味もあったよう。

児玉進 52作

東宝出身の監督で、映画から青春モノ、アクションから時代劇と幅広く参加。
太陽はジーパン編からの参加で、ウェットでハードな作品が多く、特に社会問題提起編や山さん編を得意とする。
太陽作品のなかではローテンションとローアクション的な作品を比較的多く担う。

櫻井一孝 39作

初期から助監督として参加、助監督組ではいち早く監督に昇任。
他の監督とは違った、洒落たダイナミックなアクション編を得意とした。

澤田幸弘 34作

日活出身、石原プロ作品に多く参加しており、アクション編を得意にするものの、ハードボイルド系からコミカル系まで幅広く演出。

小澤啓一 27作

日活出身で石原プロ作品に多く参加。幅広い作風を演出。
日活的なハードボイルド・メロドラマ的な要素が各作品に反映されていた。

斎藤光正 21作

日活出身。太陽参加時は東宝作品への参加が多かったが、様々な会社作品や映画に参加している意欲的な監督。
比較的、太陽カラーを保持することを第一にする他の監督とは違い、独自の演出方法(SE音、イメージカット、どアップ、敢えて演技風な演出)で敢えて演劇的に見せ、独特な世界観を醸し出す。
後年は実験的な演出は減ったものの、斎藤監督独自の演出表現は変わらなかった。

堀内泰治 14作

初期から助監督として参加、ジーパン編では俳優としても参加している。
太陽カラーを踏まえながらも、後期のアクション名作を多く手がける。

金谷稔 12作

日活→新東宝出身。スポ根モノを多く手掛ける。
太陽ではマカロニ編のみ参加、同編の特徴である、不条理な世界で余韻を残す感覚を代表するかのような演出が印象的。

手銭弘喜 10作

日活出身、早撮りの名人だったという。
太陽では初期と末期に参加、どちらかというとコミカルアクション調かシリアス調の両極端の作品演出が多い。

土屋統吾郎 6作

新東宝→東宝出身。スポ根モノを得意としたことから、後に大映作品を多く手掛ける。
太陽ではマカロニ編のみの参加、ミステリー調でウェットな演出で印象深い。

吉高勝之 3作

初期から助監督として参加、中期の抑えた斎藤監督の演出方法に似た感じの映像造り的印象。

石田勝心 3作

東宝出身、さまざまな作品に参加。
太陽ではジーパン編3作に参加、明暗繰り出す独特な演出。

野村孝 2作

日活出身のベテラン監督。
日活的なシャープな映像でいつもの太陽カラーとは一味違った感じに仕上がっている。


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