「太陽にほえろ!」当直室 仮設日誌 PART2

6年半ご愛顧いただいた『太陽にほえろ!当直室』(since2002年5月)復活ブログ、引っ越しました。(2014年7月)

山さんが幼い未亡人にシンパシー、ゴリ「怪物」が敷いた罠にハマった善人を救う

2013-06-01 07:08:01 | ファミ劇日誌
寝不足を重ねていたためか、昨日はダウン気味のけぶでございます(^_^;)
先ほど携帯を確認したら、ハモンドさんから「札幌に来たなら声をかけなさい」と御叱りのメールが・・・。
申し訳ないです、月末直前の平日なので時間繰りが厳しいと思って他の皆さんには声をかけませんでした<(_ _)>
(私にも多少、不確定要素があったので。。。)
ご勘弁ください。

と、私信含みでした。

そういえば、次回の日テレプラス放送は2話連続だそうで、ジプシー転勤がグッと近づく、、、


【ファミ劇へのおさそい】

ファミ劇HPのデカ劇場ページがリニューアル、ロッキーの解説などアップされています。

さて、本日のファミ劇・ボン&ロッキー編は先週の登場編モードから打って変わって太陽としては異色モードである2作です。


第258話 52.07.01 愛の追憶 (山さん)

ゲスト:村地弘美
 野呂圭介 角野卓造 井上和行 松田茂樹
 松浪志保 岸本功 白木由美 岩瀬裕美 丸岡晴久 鹿島信哉 (ノンクレジット)永野明彦

脚本:桃井章
監督:斎藤光正

簡単に言えば「未亡人は18歳」なのですが、その未亡人の深い愛情と、事実を曲げた男への魔が差したというような憎悪を、村地さんが非常にうまく演じています・・・・クライマックスの「あなた・・・」というセリフにグッとくる諸兄は多いと思いますが。
あの夫婦のおどけた回想シーンもベタではあるのですが、列車の中のシーンの雑踏の中の静けさ的な部分との対比で場を盛り上げていて、これが村地さんの京子に深みを与えた感じになっていると思います。
桃井さんの脚本の「おどけカップル回想シーン」といえば#244もそうですね。
そのシーンで出てきた赤いパンプスが今回有効に使用されています。

山さん方面から見ると、知られざる山さん夫婦の新婚時代を垣間見られる唯一の作品になっており、さらにいつもは自ら高子への愛情など口にすることなどない山さんが、まっすぐにその愛情を人に語るのも珍しく、山さんファンには外せない話になっています。

また、斉藤監督らしく細かな演出がかなり目立ちます。
音の演出の方も細心な斉藤監督、今回は「呼び出し音」系を凝った感じでしょうか。
BGMも’76組曲関係のバリエーションを巧みに使った選曲になっています。

LD-BOXで岡田プロデューサーがこの作品を選ばれたのが納得できる、しっとりとした名作です。



第259話 52.07.08 怪物 (ゴリさん)

ゲスト:葉山葉子
 小松方正 河原崎長一郎 内田稔
 入江正徳 市東昭秀 渡辺芳子 河村弘二 岩城和男 村上幹夫 戸川暁子 大矢兼臣

脚本:小川英 四十物光男 胡桃哲
監督:斎藤光正

悪意と嫉妬心を燃やして妻に復讐しようとする男というのは意外と描かれる人物像ですが、今回の秋川は極端にタチが悪い部類に入ると思います。というか、小松さんが生き生きと演じておられるのが素晴らしい・・・・BGMも太陽ギターアドリブ系楽曲を効果的に使用しています。
(小松さんはオカルト系もお得意でしたから)

一方、その復讐される側の妻に葉山氏、とその妻に一方的な行為を寄せている医師に河原崎(長)氏、この端正なお二人と秋川の小松さんの対比が何とも言えず、秋川自身の「怪物」っぷりを増長させる感じです。

その「怪物」の敷いた巧妙で捨て身の「罠」を暴くためにゴリさんが奔走するわけですが、人好きのゴリさんらしくその罠に飲み込まれてしまった妻たちを心情面から観察して彼らがつく「嘘」を見抜いていきながら、最終的な結論を出していきます。

というか、この話・・・誰が被害者か加害者か混沌とする話であります(^_^;)
なので、余計な「虚言」と真実が極端に同居している感じです。

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