「太陽にほえろ!」当直室 仮設日誌 PART2

6年半ご愛顧いただいた『太陽にほえろ!当直室』(since2002年5月)復活ブログ、引っ越しました。(2014年7月)

ファミ劇太陽8/6=シンコは女と刑事との壁を乗り越えられるか?/俊一よ・・・オヤジ(長さん)よ・・・!

2019-08-06 01:01:53 | ファミ劇日誌
さて、8/6のファミ劇太陽放送です。


【CS】

▼ファミリー劇場HDリマスター版 ジーパン編


8/6(火)
17:00~18:00
[HV]太陽にほえろ! HDリマスター版/ジーパン刑事編#80
ファミリー劇場HD(CS)

8/6(火)
18:00~19:00
[HV]太陽にほえろ! HDリマスター版/ジーパン刑事編#81
ファミリー劇場HD(CS)



第80話 49.01.25 女として刑事として (シンコ・ジーパン)


セミレギュラー:菅井きん(ノンクレジット)

ゲスト:小野進也
 木村豊幸 松崎緑子 
 市村博 手塚茂夫 高橋明
 加藤茂雄 小澤憲一郎 本田淳子 築地博

脚本:柏倉敏之
監督:澤田幸弘

商事会社に強盗が入り急行する一係。
付近を捜索していたシンコが犯人3人組を発見、1人の顔を確認するものの逃げられてしまう。
シンコは犯人を取り逃がしたことに責任を感じるが、ボスに一係に待機するよう命じられ、自分が一係の戦力になっていないと痛烈に感じ、ショックを受けててしまう。
シンコの目撃した男は商事会社の元社員の中村であることがわかり、中村の恋人であったゆかりを捜し当てるものの、1年前に別れたという。
ゆかりの身辺を調べた一係であったが、ゆかりと中村の最近の繋がりは無いという結論に達した。
一方、一係には中村の潜伏先のタレコミが入り、シンコは単身で向かうが、それを知ったジーパンが応援に向かう。
刑事として必死に行動しているシンコを見て、ジーパンは女性には女性らしい捜査方法があるのではないかと優しく諌める。
そして、ついに中村を発見したシンコであったが、拳銃を向けられ硬直状態になった時、ジーパンが中村の注意をそらす形でシンコを守ろうとして腕に重傷を負ってしまい、中村も逃がしてしまう・・・・。
ジーパンの身を案じながら、シンコは女の勘で中村とゆかりがまだ関係があると睨み、ゆかりを張り込んだ。
その執念が実り、二人が連絡を取っているところをつきとめるが・・・。


シンコ、綺麗ですね・・・。
この頃、美しさに物凄く磨きがかかっているような。

話的には非力な女性刑事が強盗に立ち向かえるかどうかという所であるこの話。
シンコだから最初に犯人と遭遇出来たとも言えるのですが(ひとり別行動とってましたから)、例えばジーパンだったらケガしていたかもしれません・・・相手は3人ですし、拳銃持ってましたから。
その犯人取り逃がしで、すっかりナーバスになってしまいますが、一係の刑事になりたてのころの「女として刑事として」がぶり返しますが・・・。
これは裏返せばシンコ自身のコンプレックスなんですよね。
ボスは前は女には刑事は勤まらないと思っていましたが、この作品の頃は既にそんな根拠のない事は思っていなかったはず。
捜査の一線から外したのはあくまでも心理的な面が理由であって男女関係ないところでの事なんですが、それが裏目に出た感じになってしまいます。
シンコの焦りはジーパンを負傷させる結果になってしまいましたが・・・。
ジーパンの代わりとして静かに張り切るシンコは自分の持ち場で自分らしい捜査をして事件を解決します。
早変わり、運転、射撃など、シンコが刑事として基礎が完成しました。
ただ、これはジーパン・シンコその愛への「シフト」を物語っているとも言えるかもしれません。

刑事の師匠格である山さんはラストで「予言」していますが、表面的にジーパンとシンコの関係性が浮き彫りになる記念的作品とも言えると思います。

それにしても、久々にボスが逮捕時の格闘に参加していますし、ラストは横浜ロケ。
昔の横浜駅なんて、ハマッ子刑事には懐かしかったのでは?

良い雰囲気になっていたジーパンとシンコの関係性が決定的になったのではないか・・・という区切りのような話にもなっており、かつシンコの刑事としての姿勢が確立する話でもあります。


第81話 49.02.01 おやじバンザイ! (長さん家族・ジーパン)

セミレギュラー:石垣恵三郎 井岡文世 西朱実

ゲスト:右京千晶 松平健
 川野耕司 石井宏明 小川光明(日本テレビ) 小泉博孝 根本清和 佐山泰三

脚本:小川英 今村明男
監督:澤田幸弘

長さんがかつて喧嘩の傷害罪で逮捕し、更生させた小野が、ふたたび喧嘩をして今度は拳銃で相手を射殺してしまった。
小野を取り逃がして一係に帰ってきた長さんに、緑川署に呼び出された妻・康江からの電話がかかり、息子の俊一が喧嘩をして同級生に怪我をさせたという。
その夜、家に帰った俊一から喧嘩の理由を聞き出そうとした長さんは、面と向かって自分の子供が警察の世話になれば辞職ものになるのが怖いのだろうと云われ、カッとなって殴ってしまう。そして俊一はそのまま家を出て行ってしまった。
刑事であることと父親であることとの板ばさみ、さらに更生させた小野が殺人事件を犯してそれを逃がしてしまったことが重なり、心労が嵩む長さん。
小野の気性を良く知っている長さんは翌日、俊一の事に後ろ髪をひかれる思いで小野の妻のいる下田へ張り込みに向かった。
下田で張り込みを続ける長さんは日に日に憔悴していくが、それでも小野が現れるまではてこでも動かないと決めていた。
警察が警戒する中、小野は妻と接触することに成功したが警察に見つかってしまい、小野は子供を人質に小屋へ立て籠もってしまう。
警官隊が取り囲み、テレビ中継までされている現場で、長さんはある決意を胸に、丸腰で拳銃を向ける小野の前に立った・・・・!

野崎俊一初登場。
父・太郎と性格が似ています・・・というか似すぎです(^_^;)
若い頃の長さんはあんな感じだったんだろうな・・・・でも城好きなのか?

長さんが希有のキャラクターなのは、息子が反抗期でもどこか嬉しそうというところなんだと思います。
反発はしながらも、お互いが大好きであるというのはこの親子一貫しています。
というか、下川辰平さんの俳優力が垣間見える作品ではないかとも思います。
確かに世界の黒沢監督が気になさっていたというところは頷けます。
他の俳優さんとは違う、リアルな男の味があるんですよね。
今回、多分これまでの長さんとしては一番苦悩した話ではあるのですが、そこでひしひしと味が迸っている感じがします。
あの「ここに居なきゃならんのだ」のシーンはちょっと他の俳優さんじゃ出来ない世界観があります。
それにしても一回更生した若者がまた事件を繰り返すと言うのは、長さんにしてみると地獄をみるようなものでしょう。
ストイックに捜査に没頭する訳ですが。

松平健さん、どうやらジーパン枠のオーディションに参加されたようですが叶わずゲスト出演となっていたわけですが。
ガソリンスタンドに匿うというのはどうなんだろう(^_^;)
スタンドの従業員も知ってた?

ジーパンもなかなか良い位置加減だったと思います。
昔、喧嘩というのはあんな感じだったんですよね。
多勢に無勢は当たり前だったし・・・ただ子供の喧嘩に親が首を突っ込まないというのは暗黙の了解だったんですよね。
今ではすっかり変わってしまいましたが。。。。

この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 太陽中毒者の記録 2019-8-5 | トップ | 太郎万歳!!もとい、おやじ... »

ファミ劇日誌」カテゴリの最新記事