「太陽にほえろ!」当直室 仮設日誌 PART2

6年半ご愛顧いただいた『太陽にほえろ!当直室』(since2002年5月)復活ブログ、引っ越しました。(2014年7月)

サンテレビ太陽放送2/16=殿下が遭遇した2つの極端な「兄妹像」<連続?

2025-02-15 07:19:29 | 放送予定

もう2月も中旬ですか・・・・はやいですね。
どんどん時間感覚が短くなるけぶでございます<(_ _)>

▼BS日テレ『おぎやはぎの愛車遍歴 NO CAR, NO LIFE!』
2月15日に長谷直美さんご出演回のアンコール放送。
お見逃しの方はぜひ。
そういえば・・・・長谷さん初愛車のケンメリ。
#595では、スーパーエキセレントマシーンである特装七曲署秘密兵器71カローラクーペが黒いケンメリに突っ込んでたっけ・・・(^_^;)

▼NHKBS『にっぽん縦断 こころ旅』の新たなレギュラー旅人が田中美佐子さんに決定。
適任かと。こころ旅はアッサリとした方じゃないと。

▼『京都マル秘指令 ザ新選組』に出てくる、作り物の京ナンバーのチェイサー。昔から思ってましたが、どう見ても太陽で使用されていたチェイサーが移籍してきたとしか思えない(^_^;)

さて、2/16 サンテレビ・太陽放送。
トップ屋の佐伯が殺され、犯人は竜神会幹部を射殺して逃亡中の桑田と判明し、佐伯宅から桑田と新進ピアニスト・裕子の写る写真が発見される。
殿下たちは裕子に当たるが、その写真の件で佐伯に強請られたことは認めたものの、その写真は桑田にも脅されていた時のものだと言い、桑田とはその時初めて会ったと言い切った。
ただし、裕子の何気ない言動に殿下は彼女が桑田の事を知っていると感じた。
しかし、裕子は孤児院出身の苦労人で、桑田のような男との繋がりは考え難かったが、桑田の目撃情報が入り殿下たちが追いつめたものの、幼女を人質にとられ、かつ近くに居た幼女の兄を守るために殿下が負傷、幼女は救ったものの桑田には逃げられてしまう。
殿下が一旦自宅に戻ったところ、妹・京子から手紙が届いていた。
それを見た殿下は、桑田を追いつめた時の幼い兄を見たときの様子と、自分自身が重なって、ある一つの仮説が思い浮かぶ・・・・。

殿下サスペンス編はいままではメロドラマ風味が濃かった側面がありましたが、スコッチ編に入ると後のサスペンスドラマ調というか、殿下はいわゆる明智小五郎的になっていきます。この作品はそのエポック的な感覚でとらえています。
今回の主題は殿下には容認することが難しい「兄妹」の別な形、血のつながった同士にここまで隙間風が吹く話というのも珍しいかもしれません。
脚本は後にスコッチ転勤篇の#244も書かれる、桃井章さんの単独執筆となります。
確か桃井さんはご自身で「遅筆」だと仰っていて、かつ身を削って書かれていたとも仰っていたと思います。妹の桃井かおりさんとの関係も本作にちょっと反映されているのかもしれません。


藤堂「ただ何かの時にふっと会ってみたくなったり、話してみたくなる。それが「きょうだい」じゃないのか。まあ、俺には「きょうだい」が居ないんでよくわからんがね。」

【地上波】サンテレビ・スコッチ登場編

2/16(日)
11:00~11:55
ドラマ 太陽にほえろ!(スコッチ登場編 第14話)
サンテレビ1(地上波)

第230話 51.12.10 ピアノソナタ (殿下)


レギュラー:藤堂俊介 
        石原裕次郎

      滝隆一
       沖雅也
      田口良
       宮内淳
      
      山村精一
       露口茂
      石塚誠
       竜雷太
      島公之
       小野寺昭
      野崎太郎
       下川辰平

矢島明子/木村理恵
島京子/中田喜子(写真)

ゲスト:金沢碧
 門岳五郎
 由起艶子 伊藤理昭
 倉沢満夫 高橋直美
 ピアノ指導・高松緑

脚本 桃井章

監督 竹林進

佐伯というトップ屋が射殺され、証拠から犯人は竜神会幹部を射殺し逃走していた桑田だと断定されたものの彼の行方は一向に判らない。
そんな時、佐伯の部屋を捜索した殿下は、一枚の写真を見つける。
桑田と、新進ピアニストで話題の木暮裕子が写っていた。
殿下たちは優子に面会、その写真を見せたが、あくまでも偶然の産物であること、その写真によって佐伯に脅迫されたこと、脅迫には応じておらず、1週間後に控えたリサイタルの為忙殺され、佐伯殺害事件は知らなかった事など話した。
殿下は、裕子の証言が真実のように見えるが、佐伯のような海千山千のトップ屋の仕業としてはあまりにもあっさりしすぎていることに疑問を感じていた。それに裕子は偶然会った桑田について気にしているようにも見えた。
裕子は孤児院育ちであったが、才能が認められてコンクールに優勝した苦労人で、桑田と関係があるとは一見思えない。
念のため殿下は裕子を尾行するが、相変わらずリサイタルに向けて多忙を極めていた。
やっと桑田の足取りがわかり、殿下たちは三宅島行きの水上バスに向かったが既に桑田は姿を消していた。しかし桑田はタクシーをジャックし検問を突破、タクシーを捨てたあとも幼い兄妹を人質をとるなどして逃走し、殿下はその途中で桑田に足を拳銃で撃たれてしまい、結局は逃げられてしまう。桑田は三宅島へ向かったと考えられた為、スコッチが島へ飛んだ。
そんな時、殿下は自身の妹・京子からの手紙を受け取る。
その時ふと、桑田が兄妹を人質にとった時の動揺した様子を思い出し、何か気付くものがあった。
そして殿下は、桑田には妹がいることを調べ上げた・・・・。

殿下探偵シリーズのエポック的要素がありますが、太陽の中でも結果的にあまりハッピーエンドとは言えない結末は、逆に新鮮かもしれません。
事件関係者がデザイナーとか今回のピアニストとか登場するようになったのはこの頃の風潮でもあるのですが、もうちょっと言うと、太陽自体の対視聴者意識が拡がったというのと、同時に殿下のファン対象も広げてきた(主婦層)ところがあったと思います。
それまでは対主婦層は山さんだったのですが、殿下も加えてきたという事だと思います。
今回の殿下は、スイートな面は抑えていながら、自分の妹・京子との関係性を絡めて物語が展開していきます。
金沢碧さんとの共演は「回転木馬の女」以来2回目ですが、前作もサスペンス調でありながらメロドラマの要素も持ていた感じがあり、一応ハッピーエンドで終わっていましたが、今回はメロドラマ的要素は無く、乾いた緊張感が漂います。
増々、ベテラン的落ち着きが身に付く殿下の活躍は頼もしいものがあります。


この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« さらば!いちこし | トップ |   

放送予定」カテゴリの最新記事