「太陽にほえろ!」当直室 仮設日誌 PART2

6年半ご愛顧いただいた『太陽にほえろ!当直室』(since2002年5月)復活ブログ、引っ越しました。(2014年7月)

インパクトはすごい

2011-03-23 20:55:32 | 「けぶのたわごと」
刑事ドラマファンとしては、見ておきたかった作品として『特別機動捜査隊』もその中に入っていましたが、
とうとう観ることができました。

太陽のルーツ的な面を探ろうという魂胆もあるのですが、当時の大人が見る大人の世界という魅惑的な部分にも魅かれるわけです。

そもそも太陽のルーツは、青春シリーズとその次段階であった『東京バイパス指令』でありますが、『ザ・ガードマン』や、後にライバルとなる『七人の刑事』、そして『刑事くん』辺りのTBSドラマの影響も強く受けています。
また、あの当時の映画や他の刑事モノの影響も受けていますが、結局のところ太陽は当時のドラマテイストを大小取り入れてかつ、その頭にスターの裕次郎さんとショーケンさんを据えたという、かなり贅沢かつ総集編的というかいいとこどりというか、そんな成り立ちでしたが、それを巧く昇華させたからこそ、後の刑事モノのベーシックモデルとされたのだと思います。

ところで、太陽は特捜隊の影響を受けているかどうか・・・。
これはもうちょっと観てみないと正直わかりませんが、直観的感想としましては、少なくとも『大都会シリーズ』は影響を受けている感じがします。
って、捜査車両の130セドリック(後期の前期)が同じだから言ってるんじゃないのですが、テイスト的に似たものを感じました。
逆に後を受けた特命課よりは城西署かなぁ・・・なんて。
特命課の方は、企画段階でわれらが小川英さんが関与しているので、キャラ立ちの方向に向かっていたのを、長坂氏が別な方向性で特捜独自のカラーを出していった経緯があるので、特捜隊との因果関係というのは脚本的「大人な題材」を取り入れる部分が残った感じがします。

特捜隊の記憶としては、三船主任と顔の濃い刑事が黙々と捜査に当たるというぐらいしか憶えていないのですが、最近妙に気になりだして・・・。

で、ちゃんと初めて観たのが、

第414話 愛の水平線(立石班、立石主任・関根部長刑事・橘部長刑事・荒牧刑事・岩井田刑事・森田刑事)
第415話 女の王冠(藤島班、藤島捜一係長・関根部長刑事・香取刑事・笠原刑事・内藤刑事・山崎刑事)。

1回で大体当時の主要メンバーを見ることが出来ました。
桃井刑事は次回にお預けですが。

話の内容については別ブログさんが詳しいので割愛しますが、

*OPはどこでもお目にかかったことの無い、130セドリック(後期の前期)2台、縦目グロリア(後期の前期)1台。テーマ曲はコーラス入りの「あ~あああ~」。
*立石主任は想像よりはるかにソフト、グロリアがお好きなようです。
*牧さんの面構えがいいです。
*いきなり青森ロケ(^_^;)
*いきなり恐山(^_^;)
*いきなり海に入り込む清水章吾氏演じる犯人、それを追ってパンツ一丁またはステテコ姿になって追い取り押さえる、長さん(橘)・牧さん・岩さん・森田刑事(^_^;)
*それを見物している立石主任と関長さん・・・・って(^_^;)
なんなんだ、このインパクトは・・・・(悩

*藤島(主任)はキリヤマ隊長と性格的にあまり変わりが無いよう。
*香取刑事はナンバー3的立場なのね。
*笠原刑事はなかなか面白い。

というところでしょうか。
でもちょっとハマりそうです・・・・。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

先取り需要

2011-03-23 20:12:40 | コネタ
バップ屋2月度売上ランキングがUPされました。
おおよそ、先取り的な需要のようです。

1位 VHS-Vol.100 ジーパン殉職編
2位 VHS-Vol.60 ジプシー転勤・再会編
3位 DVD 七曲署ヒストリー1972-1987
4位 VHS-Vol.29 長さんアクション編
5位 VHS-Vol.122 七曲署四国ロケ編
6位 DVD テキサス刑事編1DVD-BOX
7位 DVD テキサス刑事編2DVD-BOX
8位 VHS-Vol.83 ボギー登場編
9位 VHS-Vol.19 トシさん登場編
10位 VHS-Vol.123 ラガー哀愁編

ジーパン殉職編やテキサスBOXに関してはファミ劇放送の先取り、
根強い人気のジプシー転勤編や1983年の作品に関しては1982DVD-BOXの先取りでしょう。
結構明確に現れた感じですが、ボギー登場編はDVD化された作品ばかりなので「?」です。

意外というか嬉しいのが長さんアクション編。
確かにシンデレラはジーパン編ですが、唐突な感じがします。
「絶叫」観て、泣いている人がいるんだろうなぁ・・・。
クラウンの爆破を見て泣いている人はいないと思いますが(^_^;)

それとヒストリーがランクイン。
太陽ファンには一家にひと組、言ってみれば地図みたいなものですからね。
個人的には、一万円を切るプライスダウンをしてもいいような気がします。
今の価格って、なかなかファンじゃないと買わない微妙な価格帯なので(^_^;)


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

地上波放送?

2011-03-23 12:23:32 | エトセトラ
今日と明日は、ちょっと瞑想に耽ろうかと思っていましたが、

これは未確認情報なのですが、U局の千葉テレビで4月8日の20:00から太陽が放送されるという噂が。
多分、再放送プリントだと思いますが、どこから放送されるのかも全くわかりません。
いきなり「マイコン刑事登場!」からスタートだったらなかなかセンスあるかも<って何?

全くの又聞き状態なので、何かわかったらお知らせします。

この局ってどこまで映るんでしょうか・・・(^_^;)



  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

蒸発

2011-03-22 22:07:25 | ファミ劇日誌
『♯57 蒸発』 昭和48年8月17日放送

主演:松田優作(柴田純)露口茂(山村精一)
出演:石原裕次郎(藤堂俊介)竜雷太(石塚誠)下川辰平(野崎太郎)小野寺昭(島公之)平田昭彦(西山隆行)青木英美(永井久美)菅井きん(柴田たき)北川陽一郎(高田鑑識員)

長内美那子(江原邦子)山本耕一(江原行夫)松本朝夫(小阪)仙波和之(石岡輝次)鮎川浩(タレコミ屋)木村博人(倉田)川野耕司、都家歌六(管理人)石川隆昭(警官)常陸雅史 ※ノンクレジット 大宮幸悦 小坂生男(寺林組の刺客)

プロデューサー:岡田晋吉 清水欣也(日本テレビ)梅浦洋一(東宝)
企画:魔久平  脚本:鴨井達比古
撮影:田端金重 美術:小汲明 照明:隠田紀一 録音:大庭弘
音楽:大野克夫 演奏・井上堯之バンド 編集:神島帰美 整音:坂田通俊
助監督:渡辺拓也 擬斗:宇仁貫三 制作担当者:原雄次郎 現像:東洋製作所 アシスタントプロデューサー:梶山仗祐 
協力:国際放映 企画協力:ジャックプロダクション 
監督:斉藤光正
制作:東宝株式会社

覆面車:クラウン(70-26)セリカ(57-63)


この作品って一口じゃ言えない特徴がある「名作」であります。


*ジーパンが捜査四係を滅茶苦茶にした話

暴れ熊同士の物凄い試合。
確か当時83万円したセットを気持ちよく(^_^;)崩壊させるのですが、ガラスはさすがに本物を使うわけにはいかなかった...
しかし、あそこまでの泥試合って刑事モノ史上でもトップだと思います。
他の番組はガラスを割ることで迫力出してますが。

でも、怪しい奴をすんなり3人侵入させることを許す七曲署もどうかと思いますが(^_^;)

*まるで昼ドラのような江原家の人々の話

蒸発して死んだとされていた男が生きていた・・・。
新しい「夫」を迎える準備が出来上がっていた矢先に降ってわいた話。
妻は無論新しい夫の方に気が向くのは当然として、ボケヤスこと江原の男的な心理は解らないでもない・・・・
男って未練の動物ですからね(^_^;)
事件を目撃していなければ、蒸発というフタはあるものの、この家族は案外平和な生活を送っていたものと思いますが、フタはフタ、開けてしまえば出てくる出てくる状態。
江原の気持ちというのは、山頭火にちょっと反映されていますが、山さんもそう思ったのか、男ならだれでも思うことのあるシガラミの無い世界への憧れというのは、シガラミが無い分、一人は独り。
孤独に耐え抜く事が出来るのか?江原は・・・。

う~ん・・・考えちゃいますね。

*肩入れする話

ジーパンは今の江原一家に、山さんはある意味江原に、肩入れする部分が見えます。
でも、ジーパンは至極正論な部分に偏っていますが、刑事としてはその邦子達の幸せというのは関係ない部分なんですよね。
そのことで事件に影響を及ぼすという危惧を、山さんは早く感じていたようです。
病院での江原襲撃後、山さんがジーパンへ叱咤した部分がちょっと浮いているように感じるのは、この作品でジーパン目線で観るか、山さん目線で観るかでかなり変わってきます。
私はジーパン目線で観ていたので、なんであそこで・・・と思いましたが、最近は山さん目線で観ていたので、ジーパンが多少冷静さを欠いているのが目立ちます。
山さんはあくまでも事件の範囲内で目撃者としての江原に接する姿勢をとるのですが、もしかするとその辺りは山さん自ら自制していたのかもしれません。

*山さんが「食う」話

滅多に食事シーンが無い山さん。
今回はパンに三角パックの牛乳にストロー、それにレンゲでチャーハンなど。

*扇風機の話

とり合いです(^_^;)
さらに聞き込み先の番場でボスに「め~ぇ!」と電話している時、室内から誰かに持ってもらって涼しい風に当たっていた山さんって(^_^;)

*個性的な面々の話

ボケヤスにしても、パチンコ屋のタレコミ屋にしても、アパートの管理人にしても、暴れ熊・倉田にしても、飛びぬけて個性的な面々が集まっています。
それにつられてか否か、ジーパンまでゆるゆるな感じですし・・・。

久美ちゃんが保母さんというのも笑ってしまいますが、ジーパンのようなデカイ園児がいるのはイヤです。。。
それにしてもあのファーストシーンは緩すぎ(^_^;)

西山が署長として初めて顔を出したと思ったら、ボスまで緩いし(^_^;)
ラストはまるでコントの見本のような締めくくり。

こういうのも好きですね。

*斎藤光正監督の手腕

本来であれば結構暗くハードな題材なのですが、斎藤監督の独特な劇的演出と各人の緩さと一所懸命さとの上下差で独特な世界観を醸し出しています。
笑えるけど切なく、それでいて迫力のある構図というのは。なかなかお目にかかれません。

・・・・

というわけで、この作品は何も考えずに何の用意もしないで、ただただ単純に観た方が愉しめるかもしれません。


=ロケ地=

多摩川沿い砂利採掘場。

江原邸は三鷹市に改装されつつ現存。

歌舞伎町界隈

新宿2丁目

中華・春楽は国際放映前にかつて存在した。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

コネタ・ラボラトリー2011.3.21

2011-03-21 21:55:08 | コネタ
▼大震災直後のファミ劇初回放送(12日)にて。
緊急テロップを入れる前提の為か、いつもの「ファミリー劇場」ロゴが最初から画面に乗っかっていませんでした。
やはり無い方がいい・・・。
ただ、再放送では復活していましたが。

▼最近日本テレビではリバイバルがブームなようで、『熱中時代』もリメイクされますね。
『デカワンコ』の後釜。
なかなか洒落たキャスティングのようですし、昔を断絶していないので北野広大の登場もひょっとするとありうるかもしれません。
ワンコも好評だったので、もしかすると再開もありうるかもしれません。(最終回次第ですが)
それにしても、金八がファイナルを迎えるのも奇遇ですが・・・。

▼私信ですが、盟友たかさんからブツが届き・・・。
そういえば、たかさんも私も「一部の時代劇」好きですが、その二人が唸る東野御大の『水戸黄門』の第一部がTBSチャンネルで4月1日より放送されます。
露口さんの悪役っぷりが久々に拝めますので、視聴可能な方はお見逃しなく。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

考えさせられた休日

2011-03-21 17:14:40 | ファミ劇日誌
久々にゆっくり休ませていただきました。

様々な方面で予断は許されない状況は続きますが、被災された方々や被災地で活動なさる各方面の方々にエールを送りながら、
それを念頭に置き、自分自身必要以上にナーバスにならず、抑えながらいかに平常心を保つか、色々考えています。

私に出来ることは、ただただ、自制し有事に備え、出来ることはやり、かつ平常心を保つこと。
それしかないのでしょうね。

通常に戻そうと思っても、なかなか頭から離れません。
離してもダメだとも思っています。

被災されていない方も精神的に潰されそうな心境に居られる人も多いようです。
ここに来られている方々には、ご覧になれる状況であれば心静かに太陽作品をご覧になるのも一考かと思います。
私も、遊興をするつもりにはなりませんが、精神の均等を保つためには必要ではないかと。
ナーバスになり過ぎても、良いことは無いですから。
残った柱が、倒れた柱の分支え合わないと、共倒れになってしまいますから。

この休みに色々考えさせられました。


【ファミ劇日誌 ミニ】

これまでの放送作品は、ジーパン自身に焦点を当てる→藤堂一家の中のジーパン という流れで進んできましたが、藤堂一家の一員として認められたジーパンには試練の時期が用意されました。その始まりが「海を撃て!!ジーパン」でした。
マカロニの場合も同じように試練の時期が訪れ、20話台から30話台はマカロニ本人が精神的に参るのではないかという試練続きでしたが、実は72話はジーパンが登場して20話目。意図的だとは思いますが、タイミングとしては丁度いいと思います。
そのシリーズ的シフトで、作品のカラーがハードな方向へ向かっていきます。
同時に今までそれほど感じなかったシンコとジーパンの淡い関係にもクローズアップされていきます。


第72話 48.11.30 海を撃て!!ジーパン (ジーパン)山西道広 石山克己 トニー・セトラ

父親の影響と、自らの身体能力への自負の部分とで、拳銃に頼ることをしなかったため、拳銃の腕の上達に興味の無かったジーパンが、ボスの過去の「失敗」を聞かされます。
生命を守るために銃を持ち、生命を守るというのは、犯罪者にも該当するというボスの信念。
ただ、それでも拳銃を携帯しなかったジーパンの目前でシンコが撃たれてしまいます。

生命を守るために、ジーパンは銃をとります。
拳ではどうにもならない事態が生じた時に自らの無力を痛感した・・・ととれますが、あの時点でのジーパンは私情で動いています。

全て悟ってのであれば、スミスに向けた銃口を見て、あれ程項垂れる必要も無かったものと・・・。
私情で銃を向けたからこそ・・・。

その答えは、後になって解ります。

今回、藤堂一家各人が各々の役割を全うしている部分が目立ちます。
山さんとボスの連携プレイ取調べ、長さんの現場百回、ジーパンの子供への聞き込みなど。
またボスの英会話も披露となりました。
それにしても、長さんが妙にカッコイイ話ではあります。

山西道広氏も2日目ゲストにして主役級に躍り出ています。

ロケ地、ラス前は三崎港で、56話と同じです。

BGM的には「叫べ!ジーパン」が効果的に使用されています。
個人的にはこの曲のタイトルは「撃て!!ジーパン」なんですよね・・・。

クルマネタから行けば、新車のコロナHTがジーパン専用車的役割を担っています。

 
第73話 48.12.07 真夜中に愛の歌を (ゴリさん)堀内正美 中田喜子 渥美国泰  

日常のちょっとしたことが事件に結び付くパターン。
音楽芸能関係の光と影的な部分(大人の事情)で苦しむ若者をゴリさんが救う・・・・半分は救えませんでしたが、ゴリさん的「おせっかい」精神というのは、普通と違ってもっと信頼できるおせっかいだという安心感が何となくあるんですよね。その辺りは多分に「先生時代」を彷彿とさせる部分はあるのではないかと思います。
どちらかというとゴリさん的というよりは、竜さんのイメージ的な作品になっていると。

ここで出てくるいわゆる業界人の何とも言えぬ後味の悪さ・・・M.Mにしてもマイケルにしても潔さというものが欠片もない・・・。

結構ジーパンのゴリさん茶化しがジワジワ効いているようです(^_^;)

今回、覆面車が活躍しますが、クラウン・セリカ・コロナと総登場です。
代わりに初期から活躍していたタウヌスが今回M.Mが借りた放送局のディレクターと思われる人物の愛車として登場し、これを以って退場となります。
(太陽愚連隊『太陽にほえろ!3』にて、「M.Mの愛車」と書いてしまいました。訂正すると共にお詫びいたします。)

ところで、メインゲストは今後常連になる方が多いですが、堀内氏と中田さんは後の「兄妹」でも共演。


第74話 48.12.14 ひとりぼっちの演奏会 (シンコ・ジーパン)佐藤仁哉 山本廉 加藤茂雄

シンコの久々の主演編で、かつジーパンとの絡みを交えて後の二人の関係のベースとなった作品です。
シンコという人は、結構頑固ではありますが、人の気持ちがいち早くわかる繊細な部分があるので、ジーパンと張り合いながらも、ジーパンに言われた事を素直に受け入れる部分もあって・・・悩める刑事的部分はジーパンより深かったと思います。

シンコはシンコなりに刑事という仕事について、非情にならなければならないという切迫した自制を持っていながら、そこに女性らしい繊細な部分を兼ね備えた難しい部分をも持ち合わせている人物像は、高橋惠子さんでなければ出来なかったと思う困難で説得力の居るところだったと思いますが、それを見事に演じきっています。

対立しながらジーパンはシンコを信頼し「アシスタント」の役割を全うしています。
このコンビ、色々な若手コンビを見てきましたが、総合面で最強かもしれません。

仁哉氏も青々しい演技が本作にちゃんとハマっていて、必要以上に演技ぶらない部分がいいですね。

クルマネタとしては、コロナが完璧にジーパン専用車になっています。
運転シーンもありますが、室内は新車なのに汚れていたりしますが、あれは白パトのクラウンの後席での「運転演技」です。
さらにみどり荘から走り出すシーンはかなり巧妙にシーンを切り替えています。
(普通に観たら優作さんが運転しているように見えます。)

隆夫がラス前に奏でるドラムソロは初期に収録されたもののようです。
(サウンドトラック・コレクションリリース時にレコード化不可能とされた曲)
テキサス編や399話などで一部が使用されています。

シンコのテーマである「追跡のテーマ」や、久々の使用「希望のテーマ」が作品に華を添えています。


第75話 48.12.21 仕掛けられた銃声 (ゴリさん)土屋嘉男 木内みどり 根岸一正  

七曲署元刑事の犯罪・・・。
それも元一係だった男の犯罪。
強盗のウワマエをはね、更に殺人。

そもそもは一係の熱血敏腕刑事で、ゴリさんのミスを購う為に恐喝行為に至り、刑事を辞めた男。

ボスや山さんは冷静にその現在の佐山という男を分析して対応しますが、
ゴリさんは単純に割り切れないし、それは観ている側も同じだったと思います。

それは演じる土屋嘉男さんが醸し出す「良い男」という部分も影響していると思いますが、
善良な人間が集う一係に籍を置いていた人物がどうしてこのような犯罪を犯したのか・・・。

人間は変わります、でも変わらない部分も確実にあります。
佐山は刑事を辞めた時もやり過ぎた、そして今回もやり過ぎた。
それは佐山自身がよくわかっていたのではないかと思います。

そもそも、アリバイにゴリさんを利用した自体が完全犯罪を全うしようとしている元刑事としては非常に矛盾しています。
佐山自身は一係の能力を十二分に知っている訳ですから、普通であれば避ける筈です。

やってしまった、確かに考えた、実行した、金は手に入った。
だから何なんだ?
という、徹底的に手を汚した佐山が、最終的に到達したのは「無」以外何物でもなかった。

その佐山が自ら望んだ結末は、一係に追い詰められ、可愛がっていたゴリに自分自身の決着を付けてもらうことだった・・・。
そのことは薄々、ボスも山さんも解っていたように見えます。

佐山のエゴ以外何物でも無く、巻き込まれたゴリさんがあまりにも不憫です。
しかし、ゴリさんの長年の苦しみをある意味終わらせた部分はあるかと思います。
でも、その決着の付け方はあまりにも悲しい・・・。

人間どう転ぶか解らない、だからしがみ付けるものがあるのであれば、必死にしがみ付け!
佐山がゴリさんに言った「刑事にしがみつけ!」はそういう意味だったと思います。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

刑事はつらい商売?

2011-03-18 22:54:46 | ファミ劇日誌
【ファミ劇へのおさそい<あやしい】

#72と#73についてのミニ日誌を書く前に、こちらを先にやろうと思います。


第74話 48.12.14 ひとりぼっちの演奏会 (シンコ・ジーパン)佐藤仁哉 山本廉 加藤茂雄

かなり久々のシンコ主演作(48話以来)。

前回と同じ「音楽絡みの青春像」的テーマですが、前回の業界絡みの闇的な部分無くなり、シンコが女として刑事としてどう動き、迷い、苦しみ、割り切るかに焦点が当てられます。さらに、72話で淡い何かが芽生えた感じのジーパンとの静かな対立。

ほろ苦いながらも、シンコ自身がプロのデカとして振舞いながら、それでも本来の自分を失いたくないという抵抗と葛藤は非常に熱いものがあります。

このシンコのテーマは、もうちょっと後で結実します。

でも、この頃の高橋惠子さん・・・まだ10代なんですよね。
改めて考えると凄い。


第75話 48.12.21 仕掛けられた銃声 (ゴリさん)土屋嘉男 木内みどり 根岸一正 

七曲署の前歴がちょっと垣間見られる興味深い点と、正義感あふれていた刑事が刑事の職を失った後の末路の悲しさ、

そして、本当は拳銃を撃ちたくないゴリさんがとうとう絶対に拳銃を向けたくない相手に・・・。

という非常にナーバスでシビアな点と、見どころの多い作品となっていると思います。

土屋嘉男氏の好演も手伝っています。

個人的には隠れた名作だと思っていますが、

でも・・・やはり辛い作品ではあります。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

まずはコネタから

2011-03-17 23:55:38 | コネタ
しげさんから報告をいただきました。
昨日の静岡震源の地震は静岡以外では被害がなかったようで。
ただ、震源地では火災が起きたとか・・・。
首都圏でも繰り返し地震が各地で起きているようなので、
予断は許されない状況のようですね。

物資の影響は様々な方面に波及しているようで、有名安全用品メーカーでは、福島に拠点をもっており工場や在庫は無事だったものの、停電や物流が停止しているのと共に、復興需要で少なくとも北海道在庫がほぼ尽きている状態なんだそうです。更に物流に関して遠回り輸送の為、時間もかかるしコストも倍かかるそうです。
首都圏の物資不足が被災していない各地方にも波及する可能性は否めませんが、ここが辛抱どころだと思います。

ところで・・・
私も実はずっと12時間労働が続いておりまして・・・仕事が大半の脳みそを何とかクールダウンしようと躍起です。

とりあえず、コネタから。

【ネットサーフィン】

脳みそクールダウンをするため、太陽関連のブログをチェックしていたところ、あるブログで太陽と西部警察の出演者の互換性について書かれていました。
知らない人のブログなので、そちらでのコメントは避けましたが、ちょっと触れておきます。

西部の出演者で、オープニングに役名と役者名を連ねている人で、太陽に出演していないのは、

歴代・大門明子、歴代事務員と出前持ちのお姉ちゃん、そしてジョーとオキ&ポッポになります。

実は意外と二宮の旦那が太陽に出演していたことが知られていません(^_^;)

例のマイコンが立ちションを盗撮された669話に出演。
本放送当時はをを!と思わず。。。

西部の出演者はゲスト主演が多かったですが、特に西部出演後の太陽出演作に関してはその確率が高かったと思います。
ただ、例外は源兄こと苅谷さん。
まんま苅谷さんファッションで悪役でしたからね。

ところで、最近気になって東映チャンネルに入ろうか迷っている根源の『特別機動捜査隊』。
三船主任のころをチラっと見た記憶があるだけで、全く見たことのない創成期の刑事モノですが、昔であればスターが誰か出ていないと駄目だったんですが、最近トシのせいか、益々興味が膨らんでおります・・・。
実は太陽誕生に多大な影響を及ぼしたとされる『ザ・ガードマン』については幼いころ腹いっぺい観たし、同じく影響を与えた『七人の刑事』は何故かお馴染み的印象が強く・・・菅原謙次氏も佐藤英夫氏も知らないわけじゃないのがなんでなのか・・・佐藤氏は救心のCMだと思うんですが。。。
で、特捜の前身とはいえ、ほとんど印象にない特捜隊はどうなんだろう。。。と。

ところで、特捜隊の出演者で太陽に御出演の方って、意外と少ないんですよね。

記憶を辿ると、中山昭二氏、宮川洋一氏、森山周一郎氏、吉田豊明氏、伊沢一郎氏、石山克己氏、住吉正博氏、山口豪久氏、早川雄三氏、神田隆氏、細川俊夫氏、山口嘉三氏、金井大氏、矢吹渡氏、和崎俊哉氏、倉石功氏、山田禅二氏が御出演しています。ただ、初期メンバーの出演は無いようです。
ただ、立石班の若手・松山刑事の松原光二氏と末期に女刑事役だった藤山律子氏、さらにGメンの田口刑事が出演する147話「追跡!拳銃市場」は渋系刑事ドラマファンにはたまらない逸品だと思います。
山さんと対峙して自爆してしまう粗悪拳銃密造組織のボス・・・が松原氏。
でも、改めて列挙してみると、悪役か刑事役か、それとも善人が悪人とかという役、いや、色男系も居られますね。
金井大氏の刑事は太陽でもお馴染みですが、早川氏の刑事役ってじっくり見てみたいものです。(ヤクザの組長の印象が強いので)


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

まだまだ正常化とはいきませんが

2011-03-16 07:07:32 | 「考え込むけぶ」
昨日は年度末の忙しさの煽りで欠勤させていただきました・・・。
また疲れが溜まってきています。。。

自動車事業部の青獅子弐〇六さんから無事メールいただいておりました。

被災地の復興、行方不明の方々の安否、福島原発の問題、首都圏の停電や物資の買占め問題、流通の複雑化、通信の混乱、各地で起きる地震と、平常とは言い難い状態ですが、少なくとも、被災しなかった私などは出来ることはさせていただき、平常心を保ち、有事の対処を念頭に置き、かつ何事にも極端な行動をとらず、欲張らず生活しようと思っています。

しかし、静岡の地震はビックリしました。
ハマっ子刑事連や近隣の方々は大丈夫だったでしょうか・・・。

一応テレビ放送も正常に戻りつつあるので、太陽関連の記事UPを再開しようと思います。
ただ、まだ仕事の方は右肩上がりで山積みになる時期なので・・・。
現在、「本日多忙」のゴリさんの心境というか・・・。
4月から新人が入るので、手間的には楽になるかもしれません。
でも、ヒゲはたくわえてません・・・。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

東日本大震災3

2011-03-14 23:09:09 | 「考え込むけぶ」
当直室の検視官であるジュンさんから無事メールをいただきました。
また、キヨウさんのサイトも更新されました。

激甚な被害地域に関しては、これは本当に仕方のないことだと思いますが、なかなか物資が行き届いていないようで、公的支援より私的支援の方が先行しているようですが、公で私であれ、物資には変わりないので有難いことだと思います。
さらに、自衛隊の方々もあの壮絶な現場で懸命に職務を全うなさっています。
そして、助け合いの精神。
日本人がちょっと忘れかけていたことだと思いますが、この未曾有の出来事に日本中が打ち勝とうとする、逆境に対して強い性質を発揮しているように感じます。
企業も各拠点から動員して被災した拠点の復興にとりかかるという事も漏れ聞いていますので、そのさまざまなミクロの取り組みがマクロになって復興が広がれば・・・と願っています。

一方、首都圏としては非常に強い地震を経験したわけですが、原発の2つが被災したのと、物流拠点の千葉の被害が想像以上だったため、物流が細り(スコ兄やジュンさんの御報告では、コンビニの品薄、燃料の品薄=売れ切れがあるそうです。)、輪番停電の影響が大きい帰宅難民の問題が深刻化しているようです。
通退勤について、クルマでも電車でも徒歩でも4時間以上かかる可能性もあるとか。

それでも、辛抱するところは黙って協力する日本人というのは、改めて凄いと思います。
諸外国では暴動が起きかねない状態ですから。

個人的にも出来ることはやっていきたいです。

太陽関連としては、
本日は報道番組ではわれらが良純さんも参加なさっていました。

ところで、テレビ東京の放送スタンスについては賛否が分かれると思いますが、
個人的には悲惨な状況をテレビで何度も見ると、精神的に参ってしまう部分での逃げ場としては有りだと思います。
正直、私も少々ナーバスになってしまいました・・・直視出来ない光景が何度も広がりますから。
そのテレ東の放送で三田村さんが東海道を歩かれていました。(バトンタッチを受けるのが大場久美子さん)
なんか、ほっとしました。
(昨年の収録か再放送だったようです。)

それでもやはり現実世界に目を戻すと、厳しい世界が拡がっている・・・・。
と言いながら、被災していない私などが必要以上にナーバスになったところでどうにもならないので、
前向きに考えようと思っています。

でも、今回の出来事は本当にショックであることは間違いありません。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする