【日テレプラスへのおさそい】
第532話 57.11.19 バラの刺青 (トシさん・吉野)代ゆかり 坂部文昭
女子中学生が傷害事件に遭いそれを調べるトシさんは、あどけない顔を見せる少年少女の暗い部分、そして焦りや悩み、恐怖を知っていく。
同じ年頃の娘を持つ父親としては胸が痛い思いをしながら、捜査に当たるトシさんの目前に現れたあどけない笑顔の少女の耳たぶにバラの刺青を確認する。
そのトシさんと、11月に少年係刑事に昇格し、俄然張り切る吉野が捜査に協力するものの、吉野はそもそもの傷害事件の加害者グループである刺青の少女含めた不良グループに因縁を付けられ、リンチに遭ってしまう。
そのグループに子ども扱いをせず、堂々と果敢に立ち向かうトシさん・・・・。
裏番組の影響からか、少年少女の事件を積極的に扱うようになった80年代の太陽、それを主題に置きながら、ある意味平和的だった野崎一家の代わりに太陽に描かれるようになった井川一家はその原点から隙間風が感じられるリアルな風景を醸し出し、本作でそれが決定的になります。
要はトシさんをリアルな男として描くことで、太陽に新味を与えるという部分と、そういうリアルさの中でも刑事職人的な非凡な根性を示して、ゴリさんと長さんの去った後の大きな穴を埋めるべく、ハードな作品が用意されたという事だと思います。
奇しくも、ゴリさんの弟子的立場だった吉野が少年係刑事に昇格し、助演するということでその辺りの「タスキ」が渡った感じもあります。
ただ、やっぱりこの時期には・・・・そういう所から寂しさも感じたものです。
既に#530から撮影体制が完全に新メンバーに移行した感じなので、丁度今までのハイテンション的な抑揚から解放された時期だったからこそ余計だったんだと思います。
第532話 57.11.19 バラの刺青 (トシさん・吉野)代ゆかり 坂部文昭
女子中学生が傷害事件に遭いそれを調べるトシさんは、あどけない顔を見せる少年少女の暗い部分、そして焦りや悩み、恐怖を知っていく。
同じ年頃の娘を持つ父親としては胸が痛い思いをしながら、捜査に当たるトシさんの目前に現れたあどけない笑顔の少女の耳たぶにバラの刺青を確認する。
そのトシさんと、11月に少年係刑事に昇格し、俄然張り切る吉野が捜査に協力するものの、吉野はそもそもの傷害事件の加害者グループである刺青の少女含めた不良グループに因縁を付けられ、リンチに遭ってしまう。
そのグループに子ども扱いをせず、堂々と果敢に立ち向かうトシさん・・・・。
裏番組の影響からか、少年少女の事件を積極的に扱うようになった80年代の太陽、それを主題に置きながら、ある意味平和的だった野崎一家の代わりに太陽に描かれるようになった井川一家はその原点から隙間風が感じられるリアルな風景を醸し出し、本作でそれが決定的になります。
要はトシさんをリアルな男として描くことで、太陽に新味を与えるという部分と、そういうリアルさの中でも刑事職人的な非凡な根性を示して、ゴリさんと長さんの去った後の大きな穴を埋めるべく、ハードな作品が用意されたという事だと思います。
奇しくも、ゴリさんの弟子的立場だった吉野が少年係刑事に昇格し、助演するということでその辺りの「タスキ」が渡った感じもあります。
ただ、やっぱりこの時期には・・・・そういう所から寂しさも感じたものです。
既に#530から撮影体制が完全に新メンバーに移行した感じなので、丁度今までのハイテンション的な抑揚から解放された時期だったからこそ余計だったんだと思います。