石たたきお調子者と言われても 杉本青三郎
鶺鴒のおちつきのない細やかな動き
尾羽を休みなく上下に動かすさまは
調子をとっているかにも見えるが
それは動きではなく鶺鴒の生来の性格なのだと気づく
はてそれって私もそうではないのかな
(小林たけし)
鶺鴒】 せきれい
◇「背黒鶺鴒」 ◇「黄鶺鴒」 ◇「白鶺鴒」(はくせきれい) ◇「石たたき」 ◇「庭たたき」
セキレイ科の鳥の総称で、白鶺鴒、黄鶺鴒、背黒鶺鴒など。黄鶺鴒は腹が黄色。長い尾を持ち、石を叩くように絶えず尾を上下に動かす習性がある。
例句 作者
この頃の時鐘どうした石叩き 斎藤昌子
よき川のいよよつめたき黄鶺鴒 岡井省二
十字架の空がぶかぶか石叩 四方万里子
山側にせぐろせきれい目が弱る 原田やすひこ