
子が泣いて秩父夜祭凍てにけり 濱口たかし
夜もすがらにぎやかしい秩父夜祭
だれもが祭に興じて時を忘れ
12月の寒気も感じない
ふと子供の泣き声で我に返る
半端でない寒さに気づかされた
(小林たけし)
だれもが祭に興じて時を忘れ
12月の寒気も感じない
ふと子供の泣き声で我に返る
半端でない寒さに気づかされた
(小林たけし)
【秩父夜祭】 ちちぶよまつり
◇「秩父祭」(ちちぶまつり)
12月3日。埼玉県の秩父神社の例大祭。京都の祇園祭、飛騨高山の高山祭と並ぶ、日本三大曳山祭の一つ。名物の秩父屋台囃子や花火が上がり、近郷近在から多くの人々が集まる。夜には神社からお旅所へと神輿の渡御が行われるが、ぼんぼりや提灯をつけた絢爛豪華な屋台がお旅所下の急坂を次々と曳き上げられる場面は、この祭りのクライマックスとなっている。
例句 作者
桑枯れて秩父夜祭来りけり 岡田水雲
火の祭り過ぎゆくこんにやく玉煮つめ 高島 茂
桑枯れて秩父夜祭来りけり 岡田水雲
火の祭り過ぎゆくこんにやく玉煮つめ 高島 茂