措置から契約の時代の・高齢社会を支える…成年後見制度

2010年11月11日 | Weblog
       ◎判断能力が衰えた人の権利擁護のために後見人を選定する…


       認知症の高齢者らの財産管理を手助けをする…『成年後見制度』がスタートして10年…

       
       成年後見制度の利用者は20万人未満とのこと…


       認知症の高齢者は200万人とされている中で…制度の趣旨が認知されず…


       漠然と知っているものの…実際の手続きは知らないという人がほとんどで


       必要な人に支援が届いていない…普及のための新たな仕組みも必要との声もあがっています。

                        


       介護サービスが…行政の措置から契約と移行している中で…成年後見制度は…


       介護保険制度と併せて高齢社会を 支える“車の両輪”とされてきました。


       後見人には…家族らの申し立てを受けて家庭裁判所が後見人を選任する…『法定後見』と…


       判断能力があるうちに選自分でぶ“任意後見”があります。

      

                         


       厚生労働省は…後見人の担い手を増加させるために…子どものいない単身高齢者らを…


       地域住民が“市民後見人として”支える仕組みを提案することが大切としています。


       …現段階では、来年度の概算要求には盛り込まれているようです。

    
      

                        


   
  
       誰でもが…気軽に後見人を頼める環境づくり…

  
       厚生労働省は後見人の担い手を増やす仕組みを…予算に取り込んだとのことですが…


       行政の窓口や…地域包括や市の窓口として議論を深め…


       誰でも気軽に後見人を頼めるような…行政の窓口や裁判所との連携して、そして支えあえる…
   
       ネットワークの地域の仕組みづくりが必要で…


       介護保険制度との連携…さらに地域で支える体制を確立していく…いわば地域福祉の増進を


       トータルで設計していくコーディネートが重要だと思います。


       折々に感ずるのは…いくら制度をつくっても、コーディネートする人が欠けている様で…


       現場感覚が不足している実態を感じます。