市政経営方針重点課題としての…「新しい公共経営の推進」

2010年02月18日 | Weblog
     ◎施政方針…市政における経営方針の重点課題として…市民目線による市民経営を基本として4点の重点課題が示されました。

     その一つが、「新しい公共経営の推進」です。

     これは、従来の行政運営からの転換で、「成果志向」「顧客志向」「市場目メカニズム」「分権化」を進めるニューパブリックマネジメント

     改革を進めるとしています。

     市民は顧客ではないとか…市場メカニズムは公共になじまないとか…様々な意見もありますが…

     私は、人口構造や少子高齢化、産業構造の変化、就業スタイルの変化、女性の社会進出による環境の変化等…

     時代の構造変化に対応した新しい公共の創出は当然必要であるし、変化に対する素早い対応をしていかなくては、

     生き残ることができない時代なのではないか…と思っています。

     多様な民間活力や市民力や地域力といった潜在するする力を引き出し…コーディネートする力…
     
     地域で支える協働型福祉社会等、行政と市民…ボランティア…NPO…大学…企業や商業者等との…パートナーシップの強化が必要です。

     目的は、充実した公的サービスを質量ともにアップする事にあり…安心で住みよいまちづくりにあるのだと思います。

     ●写真:今朝の…薄っすらと雪化粧の片瀬海岸(撮影:高出清治さん)●

平成22年度 藤沢市財政計画

2010年02月17日 | Weblog
     ◎市議会2月定例会の開催にあたり…本日、市長の施政方針演説がありました。

     平成22年度の藤沢市の財政計画においては…

     財政運営の根幹をなす税収見込みとして、法人市民税 前年度比-45.9%の約19億円減…個人市民税-7.5%約23億円減…

     固定資産税は、ほぼ同額…市たばこ税は10月のタバコ税率の引き上げの影響で-1億6千万円の減を見込み…

     市の税収全体では、約45億円という大幅な減収を見込んでいます。

     財政非常事態とも言える中での予算編成は…税収不足を補てんする臨時財政対策債を、前年の25億円から10億円増額の35億円

     を発行して、財政調整基金も8億円を取り崩し…借入金を中心とした緊急的財源確保により…予算編成がなされています。

     平成22年度の予算規模として

     一般会計 1.1186億9.700万円 特別会計 1.008憶8.145万1千円…総額 2.195憶7.845万1千円で全年比99.5%の緊縮型予算です。

     今議会で予算委員会を含め、多角的な審議が行われます。

地域創造のプロフェッショナル

2010年02月16日 | Weblog
      ◎社会需要の大きな変化に敏感に反応するのは…官僚主義でなく、起業家精神ともいえます。

      医療や福祉、教育等の昨今の課題中には、かつては家庭や地域社会で行っていた事をことごとく公的機関で

      行なうようになりました。

      しかし、もはや国や自治体で…多くの事を肩代わりする事は出来なくなったきたのも事実です。

      アメリカでは、地方都市の古い産業から新しい産業へ転換するときに、市・大学・商工会議所・企業・住民等がコンソーシアムを組んで

      草の根的な共同作業により産業の再生に取り組み、コミュニティーの活力を取り戻したりするといいます。

      また、NPOに活動資金を寄付した場合、個人では寄付した額の最高50%…法人では10%が課税所得から控除されるそうです。

      ゆえに寄付が集まる。

      藤沢市では…地域まちづくり基金が創設もされようとしています。

      補助金や政策支援を待ってぶら下がる時代でなく、地域社会のコーディネートするプロフェショナルが必要です。

      キーワードは“人材”の発掘と育成ということかもしれません。

      その点…藤沢市は大変に豊富な資源の山があると思っています。

      

現場の声を国政に…商店街の活性化…」歩いて暮らせるまちづくりの推進

2010年02月15日 | Weblog
      ◎「思い、やる、人」…浜田まさよし参議院議員と、今日は一日ご一緒させていただきました。

      先日の参議院の予算委員会でも、神奈川県の町工場における経営的な現実課題を取り上げ総理から関連省庁による

      速やかな課題解決指示の答弁を引きだした…浜田参議院議員。

      元通産省課長経験もあって庶民目線の「景気・経済対策のプロ」であることを実感しました。

      中でも…商店街の活性化は…地域もコミュニティーの担い手として…

      これからの「地域で支える、協働型福祉社会」でも大きな役割を担うと思っています。

      昨年、浜田議員は、地域商店街活性化法の推進に尽力して、法制定がされ、ハード面の支援のみならず、ソフト面の支援も含めて

      予算計上される事にもなりました。

      今日も…地元の事業者の方々の声も聞いていただき、今後具体策が展開され実現されていく…モデルケースをこの地域で推進できる

      事のアドバイスもしてもらいました。

      こうした現場の声が…国政にスピーディーに届くという事…公明党の真骨頂です!

      

清潔政治を実現!…「秘書がやった…」は通用しないルールを…

2010年02月14日 | Weblog
       ◎現在の政治資金規正法(第25条2項)では、団体の代表者である国会議員の…「選人」と「監督」がないと罰せられません。

       いわゆる選人とは…会計責任者を選んだ時点で、将来、不正行為を働くかどうかについて注意を怠った事を立証することは

       困難で、これまでも国会議員の連帯責任が問われた事はありません。

       秘書の監督責任に問題はあっても…選任責任には問題がないという…よくわからない、世間では通用しない…ちゃんと逃げ道が

       設けてあります。

       このため、「政治とカネ」の問題が起きても…「秘書がやった」…との言い訳がまかり通ってしまいます。

       公明党は…この曖昧な点を、はっきりと…監督責任だけでも、公民権停止する規制強化の改正案を今国会に提出しています。

       国会議員が責任を問われて公民権停止になる点は…選挙期間に出納責任者等の買収で有罪の判決場合は、候補者の公民権停止

       という連座制と同じです。

       レッドカードで退場!

       政治の世界も…当然…清潔政治のルールがあるのが当然です!

市民力&地域力…そして議員力

2010年02月13日 | Weblog
      ◎地方分権といえど…政策形成でも評価や住民参加も、やはり行政優位の面が強い事は否めません…

      議会の力というのは市民社会の力であるとすると…良い…力ある議員を選びだすというのは、市民の力ということになります。

      その市民の意思を的確に把握する仕組みや、制度を整えることが…議員&議会に求められるのだと思います。

      市民の意見に裏打ちをされた、議員間討議や議会が市民と接触していくという転換も必要な時代ではないでしょうか…

      議会として…市民とともに地域や…政治を…変えていく事を目指せるかどうか…地域分権の時代に求められ…

      また、あれも…これも…の時代から…あれか…これか…の時代です。

      専門的な力や調整能力等…片手間でこなせるものではありません…

      今…議会基本条例を策定する委員の一人として…色々と考えさせられています。

      
      

      

地方議員年金制度現況説明会

2010年02月12日 | Weblog
       ◎市議会議員共済会事務局長に起こしいただき、年金制度現況説明会が開催をされました。

       市町村議会議員の年金財政、平成の大合併により、平成11年においての3255の市区町村が平成21年では1800となりました。

       こうした急速な進展で、議員大幅な減少と受給者の増加によって年金財政は急速に悪化。

       平成23年には破綻が確実視されています。

       総務省の地方議会議員年金制度検討会では、「存続」及び「廃止」の両案の答申をしています。

       現在、藤沢市議会議員で91.200円の掛け金となっていますが、これ以上の負担をすることもなく給付を維持するという事は、

       公費負担を投入するという事になりますが、理解を得るのは困難な時代のような気もします。

       民間企業時代と比べ、こうした制度や国保等も最高額をを支払い、生活をするとなると支出が多く大変である事も痛感しています。

       財力がないと政治活動ができない…という事では多様な民意の反映がなされない議会にもなってしまいます…

       ボランティア議会という事には、即座にはならないでしょうし…

       民主党が掲げた昨年の東京都議選のマニュフェストでは「廃止」が明記されていたようですが…

       存続か廃止か近々…結論が出ることになります。

       

議会基本条例の策定へ向けて…議会活性化検討会の開催

2010年02月11日 | Weblog
      ◎藤沢市の議会基本用例の策定へ向けて…議会活性化検討会においての議論が再開されました。

      昨年、議会基本条例の策定へ向けて出発をしたものの会派構成が変更となった関係で委員会も中断していました。

      昨日新たなスケジュールを確認して、改めてスタートをした形です。

      議会基本条例は…議会のルールを定める事であり、討論など議会運営の体系化、総合化を図ろうという事です。

      市民参加や情報公開、議会報告を議会として市民に行う仕組みや議員間の自由討議の在り方…

      要望やチェック機関としての議会に止まらず、議会が市民の市民の意思を的確に把握する仕組みが求められます。

      藤沢市においては、地域経営会議に代表される地域分権がスタートをした事もあり、議会の立ち位置や役割をしっかりと

      位置づける事も大切です。

      基本となる条文案を5月までには策定し、我々の任期中に制定できるようにする計画で結構タイトな日程となりますが、

      しっかりと勉強して藤沢市にふさわしい議会基本条例ができるように頑張って参りたいと思います。

分権元年…藤沢市地域まちづくり基金条例(案)

2010年02月10日 | Weblog
       ◎市政70周年を迎える2010年度の予算案等の審議を含めて開催される、2月の定例会の議案説明が行われました。

       景気経済の悪化から財源不足という現実の中での予算の編成・審議という事になります。

       昨年度からスタートした地域経営会議を始め、この70周年を“分権元年”とするとの市長からの発表もありました。

       新たに、それぞれの地区で、地域の特性・個性を生かしながら、地域・市民が主体となってまちづくりを推進する…

       自主財源を確保することができる…「藤沢市地域まちづくり基金」案も審査されます。

       予算と権限を委譲され、そして自主財源を確保がする事ができて地域の経営となると思います。

       住民自らが生きがいと喜びを感じれるような…地域社会をつくる事が目的となりますので…立ち上げにおける下支え

       コーディネイトといった事も求められれる事になります。

       単年度予算を使い切る予算でサービスの多寡が変わるという考え方のみならず…これからは、自ら、協働地域づくりという…

       事を目指し取り組んでいく事も重要です。 分権元年という年が、振り返った時に大きな流れの原点であったと言えるように…

       していきたいものです。

       

      

“にぎわいの場“”としての商業振興策

2010年02月09日 | Weblog
      ◎商業振興を地域経営の視点から…商業の活性化だけに焦点を置くのでなく都市型の生活空間の…

      “にぎわい”づくりとしての…活性化策が大切になるのだと思います。

       住みやすいまちは…見た目が美しいだけでなく、住んでいる人の気持ちも美しいという事につながるのではないでしょうか…

       お互いの支え合いから…多くの生活サービスが行政等による専門サービスとなってしまった昨今…

       地域のコミュニティーが低下をして、地域での孤立や要支援につながるケースも増加をしています。

       そういう意味合いでは…“協働するまちづくり”が必要であり…従来の行政主導の…まちづくりから…

       市民力や地域力による協働型の“まちづくり”視点が重要です。

       地域の住民との交流の場であったり…商店街に人が集まる仕掛け…魅力づくりを継続的に進めていくことが必要ではないでしょうか…

       高齢者支援や子育て支援等の整備も含めて…地域交流サロン的な…“にぎわい”を取り戻す方向を目指すべきです。

        いつか観た…映画…all ways… 3丁目の夕日に…失われた、光景を垣間見た思いがします。