快気分析

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自然災害の仕組み 理論化と対策へのアプローチ - 熊本地震と雲仙岳や霧島山の地震計の振幅計測値 その2

2016-06-05 08:50:33 | 地震 津波
 前回の記事で一部訂正したい部分がありました。
 「横ずれストレスの解消で発震するエリアが福岡北西沖から薩摩半島西方沖に変わったり、或いは雲仙岳と霧島山の地震計の振幅計測値の乖離が無くなったりとか」 の部分は、「横ずれストレスの解消する為に発震するエリアが福岡北西沖から薩摩半島西方沖に変わったり、或いは雲仙岳と霧島山の地震計の振幅計測値の乖離が無くなったりとか」 という方が良いかと思います。
 もう一点、「 この異変の経緯は当ブログのサブタイトルで「雲仙岳」や「霧島山」を含む記事で、熊本地震の発生前に既に記事にしています。」は表現にダブりがありました。
 「この異変の経緯は当ブログで「雲仙岳」や「霧島山」を含むサブタイトルで、熊本地震の発生前に既に記事にしています。」 の方が適切かと思いますので訂正です。
 失礼しました。
 前回の記事で参考にしたのは、以下の地震とそれに対応する期間の雲仙岳や霧島山の地震計の振幅計測値です。
 2016年6月4日 18時03分ごろ 熊本県熊本地方 M2.6 最大震度2
 2016年6月4日 14時56分ごろ 薩摩半島西方沖 M4.4 最大震度3
 2016年6月4日 8時10分ごろ 熊本県熊本地方 M2.2 最大震度1

 6月4日 8時10分ごろに発生した後、約10時間程有感地震がない時間帯にこの後も熊本地震は何度も発生しており、雲仙岳と霧島山の地震計の振幅計測値の乖離がやや大きくなりながら両者共値自体が上昇し、上昇しきった所で下降に転ずるあたりで熊本地震が発生しました。
 この時は薩摩半島西方沖地震が14時56分ごろにありましたが、これで下降に転じはしませんでした。
 ところでこの後、熊本地震波何度も発生しており、どうも暫く有感地震が無い期間があれば傾向は若干見られるようですが、どうも有感地震が頻発している時は傾向もわかりません。
 やや別のテーマになるかも知れませんが、雲仙岳も霧島山も、5月30日あたりから波の形のパターンがそれまでとは異なっているのがわかります。
 それでこの時に何があったのかを見てみると、

 2016年5月30日 18時48分ごろ 宮古島近海 M5.2 最大震度1
 2016年5月30日 0時31分ごろ 宮古島近海 M4.2 最大震度1

 これがどこかの大きな地震に繋がるのかどうか?と言うのはわかりませんが、どうもフィリピン海プレートとユーラシアプレートの相対的なバランスに変化が生じたのではないか?と筆者は見ています。





自然災害の仕組み 理論化と対策へのアプローチ - 熊本地震と雲仙岳や霧島山の地震計の振幅計測値

2016-06-05 00:37:47 | 地震 津波
 熊本地震があまりにも頻発していた時期が多かった為、雲仙岳の地震計の振幅計測値との関連性を見るのも困難でしたが、最近はやや熊本地震の発生頻度が少なくなったので関連性を見やすいようになったかも知れません。
 今日は「雲仙岳と霧島山の地震計の振幅計測値の乖離」が大きくなった状態で小さいながらも熊本地震が発生し、その後に雲仙岳の地震計の振幅計測値は下降に転じて霧島山の地震計の振幅計測値との乖離が小さくなる」と言う状況が綺麗に出ました。
 つまりは熊本地震の震源エリアの外帯側と内帯側で横ずれストレスがある程度大きくなって、今日の熊本地震でその横ずれストレスが解消されたのだと筆者は考えています。
 「どこで横ずれストレスが解消されるのか」と言うのは現状は熊本地震エリアで安定している事が多いようで、状況は現在までに関しては小さい震度の、言わばスロースリップに近いようなストレス解消となっています。
 4月14日と16日の熊本大地震の前はこの「横ずれストレスの解消で発震するエリアが福岡北西沖から薩摩半島西方沖に変わったり、或いは雲仙岳と霧島山の地震計の振幅計測値の乖離が無くなったりとか」の異変がありました。
 この異変の経緯は当ブログのサブタイトルで「雲仙岳」や「霧島山」を含む記事で、熊本地震の発生前に既に記事にしています。
 記事では雲仙岳と霧島山の地震計の振幅計測値は直接載せませんでしたが、殆どは筆者も画像はコピーしていますので、必要なら記事にするかも知れません。
 尚、熊本で地震が発生しても「雲仙岳と霧島山の地震計の振幅計測値の乖離」が解消されず、薩摩半島西方沖地震や福岡県北西沖地震の発生後と言うように転々と移動した後に乖離が解消される傾向がある時はやや要注意。
 更にはこれらのエリアでも乖離が解消されない場合は更に要注意かと考えています。
 「横ずれストレスをどこでどう言うように解消できているのか? もしできていないならそれは危ない」 と言う事かと考えています。
 無論、フィリピン海プレートが西に押す力が一時的に弱まる事も有り得るので、乖離の状態が暫く続く可能性もゼロではないのですが、警戒するに超した事は有りません。