以前に東京オリンピックに於けるマラソンコースなどでのスポット冷房ユニットについて、更にその後に24年パリ、28年ロスで夏季五輪がほぼ決定した事を記事にしましたが、先日は正式にこの開催が決定したそうです。
引用開始(一部決定)
https://news.goo.ne.jp/article/jiji/sports/jiji-170914F351.html
24年パリ、28年ロスで夏季五輪=異例の同時選出―IOC
06:54時事通信
【リマ時事】国際オリンピック委員会(IOC)は13日、ペルーのリマで開いた総会で、夏季五輪開催地に2024年パリ、28年の米ロサンゼルスを同時に選出した。パリは1900、24年に続いて100年ぶり、ロサンゼルスは32、84年から44年ぶりで、ともに3度目の開催。同一都市ではロンドンに並び最多となる。
24年大会招致では巨額の開催費用負担などへの懸念から立候補の断念、撤退が相次いだ。15年9月にブダペスト、ハンブルク(ドイツ)、ロサンゼルス、パリ、ローマの5都市が立候補を申請したが、残ったのは2都市のみだった。
五輪開催地は原則として大会7年前に決定する。しかしIOCは五輪招致の冷え込みを背景に、開催計画への評価が高く、過去の開催実績があるパリとロサンゼルスを2大会に振り分けて同時選出する異例の決断を下した。ロサンゼルスが28年大会の開催に回ることでパリ、IOCとの三者が合意し、委員の挙手による総会の投票により全会一致で承認された。2大会の同時選出は96年ぶり。
2都市を視察したIOCの評価報告書では、両都市とも競技会場の9割以上を既存施設と仮設で賄い、大会運営費や会場建設費を含む開催総経費を抑えた計画が高く評価された。
引用終了
マラソンコースなどでのスポット冷房ユニットで冷風送風源を数十メートル、或いは十数メートル内の間隔で仮設し、そこから仮設ダクトで更に細かい間隔で冷風送風できれば、選手の暑さ負担はあまり無い、と筆者は考えられます。
ところで引用部分の「2都市を視察したIOCの評価報告書では、両都市とも競技会場の9割以上を既存施設と仮設で賄い、大会運営費や会場建設費を含む開催総経費を抑えた計画が高く評価された。」と言う点については、それも確かかも知れませんが、更には「既設施設のアレンジと仮設施設の災害時への転用融通性」が、やはりオリンピックの新たな価値なのではないか、と筆者は考えています。
例えば排水処理ですが、既設の下水施設にはあまり排水しなくても良いように構築し、移動可能型浄化槽で処理できるシステムの比率を高くし、災害時に既設下水処理施設が一時ダウンしてもこの仮設施設でかなりはトイレ対策にできる、と言う考え方も有ります。
これは東京オリンピックに限らず、災害が予想される多くの国々で今後必要な事なのではないでしょうか。
「オリンピックは災害対策インフラを兼ねた施設の構築比率を高める」と言うのが、昨今の世界的な大災害多発傾向から見た方向性かと思います。
引用開始(一部決定)
https://news.goo.ne.jp/article/jiji/sports/jiji-170914F351.html
24年パリ、28年ロスで夏季五輪=異例の同時選出―IOC
06:54時事通信
【リマ時事】国際オリンピック委員会(IOC)は13日、ペルーのリマで開いた総会で、夏季五輪開催地に2024年パリ、28年の米ロサンゼルスを同時に選出した。パリは1900、24年に続いて100年ぶり、ロサンゼルスは32、84年から44年ぶりで、ともに3度目の開催。同一都市ではロンドンに並び最多となる。
24年大会招致では巨額の開催費用負担などへの懸念から立候補の断念、撤退が相次いだ。15年9月にブダペスト、ハンブルク(ドイツ)、ロサンゼルス、パリ、ローマの5都市が立候補を申請したが、残ったのは2都市のみだった。
五輪開催地は原則として大会7年前に決定する。しかしIOCは五輪招致の冷え込みを背景に、開催計画への評価が高く、過去の開催実績があるパリとロサンゼルスを2大会に振り分けて同時選出する異例の決断を下した。ロサンゼルスが28年大会の開催に回ることでパリ、IOCとの三者が合意し、委員の挙手による総会の投票により全会一致で承認された。2大会の同時選出は96年ぶり。
2都市を視察したIOCの評価報告書では、両都市とも競技会場の9割以上を既存施設と仮設で賄い、大会運営費や会場建設費を含む開催総経費を抑えた計画が高く評価された。
引用終了
マラソンコースなどでのスポット冷房ユニットで冷風送風源を数十メートル、或いは十数メートル内の間隔で仮設し、そこから仮設ダクトで更に細かい間隔で冷風送風できれば、選手の暑さ負担はあまり無い、と筆者は考えられます。
ところで引用部分の「2都市を視察したIOCの評価報告書では、両都市とも競技会場の9割以上を既存施設と仮設で賄い、大会運営費や会場建設費を含む開催総経費を抑えた計画が高く評価された。」と言う点については、それも確かかも知れませんが、更には「既設施設のアレンジと仮設施設の災害時への転用融通性」が、やはりオリンピックの新たな価値なのではないか、と筆者は考えています。
例えば排水処理ですが、既設の下水施設にはあまり排水しなくても良いように構築し、移動可能型浄化槽で処理できるシステムの比率を高くし、災害時に既設下水処理施設が一時ダウンしてもこの仮設施設でかなりはトイレ対策にできる、と言う考え方も有ります。
これは東京オリンピックに限らず、災害が予想される多くの国々で今後必要な事なのではないでしょうか。
「オリンピックは災害対策インフラを兼ねた施設の構築比率を高める」と言うのが、昨今の世界的な大災害多発傾向から見た方向性かと思います。