快気分析

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仕組みとアプローチ -  人工地震を発生させる事はできるが、自然発生する地震を人工的に押さえ込む事は今の技術ではほぼ不可能

2017-09-24 19:29:07 | 地震 津波
 北朝鮮で発生した地震の件ですが、その後に次の様なニュースが有りました。

引用開始(一部抜粋)

https://news.goo.ne.jp/article/asahi/world/ASK9S32GDK9SUHBI004.html

北朝鮮で2回の地震、3日の核実験が誘発か

09:49朝日新聞

 韓国気象庁は24日未明、北朝鮮北東部で23日に計2回、地震があったと発表した。同庁はいずれも自然地震と分析する一方、北朝鮮が3日に実施した6度目の核実験の影響によって発生した地震との見方を示した。
 同庁によれば、一度目の地震はマグニチュード(M)2・6の規模で、23日午後1時43分ごろに発生した。北朝鮮咸鏡北道吉州郡(ハムギョンブクトキルジュグン)から北北西に49キロの地点で、核実験のあった場所から北北西に約6キロの地点だった。二度目は午後5時半ごろ、同じ場所で発生した。

引用終了

 実は2回有ったようです。
 そして更に見解が分かれているとのニュースも有りました。

引用開始(一部抜粋

https://www.msn.com/ja-jp/news/world/%e5%8c%97%e6%9c%9d%e9%ae%ae%e3%81%a7m35%e3%81%ae%e6%8f%ba%e3%82%8c%e3%80%81%e7%b1%b3%e4%b8%ad%e9%9f%93%e3%81%a7%e8%a6%8b%e8%a7%a3%e7%95%b0%e3%81%aa%e3%82%8b/ar-AAsnH0z

北朝鮮でM3.5の揺れ、米中韓で見解異なる
AFPBB News
【AFP=時事】北朝鮮の核実験場近くで23日に検知された震源の浅いマグニチュード(M)3.5の揺れについて、米国と韓国はそれぞれ、「揺れの原因は断定できていない」、「人工の揺れの可能性はない」とするなど、先に中国が発表した「爆発による疑い」とは異なる見解を示している。
 米地質調査所(USGS)によると、揺れはM3.5で、北朝鮮が今月3日に6回目にして過去最大の核実験を実施した実験場から約20キロの地点で発生した。北朝鮮は後にこの実験について、ミサイルに搭載可能な水爆の実験だと発表している。
 USGSは声明で「揺れは北朝鮮が前回(核)実験を実施した地域で起きた。現時点でわれわれは揺れの原因は(自然または人工的なものか)断定できない。地震学者は震源の深さは浅く、5キロとしている」と述べている。
 一方、中国地震ネットワークセンター(CENC)はこれに先立ち、揺れはM3.4で「爆発による疑いがある」と発表している。また韓国の聯合(Yonhap)ニュースは韓国気象庁職員の話として、「人工的な揺れ」の可能性はないと伝え、韓国当局は「自然地震」との見解を示していることを明らかにした。

引用終了

 現状では見解も分かれており、状況を絞り込むのはやや難しいのですが、どうも火山活動による地震では無い確率が高い、と筆者は考えています。
 仮に火山活動によるものならば今後も有る程度は火山性地震が有る可能性が通常では高いはずです。
 それなのに「北朝鮮は後にこの実験について、ミサイルに搭載可能な水爆の実験だと発表している。」と言う事は、後で火山性地震が頻発した場合に、北朝鮮自身が自国の発表がウソだったと宣伝する事になってしまうので、「明らかに火山性の地震ではない」と言う確信が有ったからこそこうした発表をしたのでと思えるからです。
 そしてこの事はある重要な原理があるからこそ成り立つ論理なのです。
 その原理とは、「人工地震を発生させる事はできるが、自然発生する地震を人工的に押さえ込む事は今の技術ではほぼ不可能」と言うものです。

仕組みとアプローチ -  北朝鮮で発生した地震(M3.2)の謎

2017-09-24 07:46:14 | 地震 津波
 先日、北朝鮮でM3.2の地震が有ったようです。

引用開始 2件 (一部抜粋)

https://news.goo.ne.jp/article/sankei/world/sankei-wor1709230026.html
北の核実験場近くでM3.2 情報錯綜「爆発」「自然地震」「坑道崩落」

09月23日 20:19産経新聞

 【ソウル=名村隆寛】韓国気象庁によると、23日午後5時29分(日本時間同)ごろ、北朝鮮北東部でマグニチュード(M)3・2、震源の深さ2キロの揺れが観測された。これに先立ち、中国地震局も、北朝鮮付近で同じ時間にM3・4前後、震源の深さ0キロの地震を探知し、爆発と推定されると速報。米地質調査所(USGS)はM3・5で震源の深さは5キロとしている。
 北朝鮮の7回目の核実験が懸念されたが、中国地震局が爆発の疑いを指摘する一方、韓国気象当局は「自然地震の波形だ」としており、情報が錯綜(さくそう)した。
 聯合ニュースによれば、韓国気象庁は音波が観測されていないことや地震波の特徴などから、自然地震だと分析している。地震が観測されたのは咸鏡北道吉州の北北西約49キロで、3日の6回目の核実験で人工地震が起きた豊渓里の実験場からは北北西に約6キロ離れているという。
 過去の6回の核実験ではいずれもM4・0以上が観測されている。3日の核実験の際はM6・1で、韓国の一部メディアは今回の地震について実験場の坑道の崩落が原因との見方もあると報じている。
 伊豆見元(はじめ)・東京国際大教授は、今回は核実験の可能性が低いと指摘した上で、「核実験場の坑道を破壊すれば、実験で蓄積された放射性物質が地上に漏れ出す。北朝鮮が自ら破壊することは考えにくい」と分析。

https://news.goo.ne.jp/article/nhknews/world/nhknews-10011154011_20170924.html
北朝鮮で揺れ 中国・韓国ともに自然地震との見方

04:59NHKニュース&スポーツ

23日、北朝鮮の北東部にある核実験場の近くで揺れが観測され、当初、中国当局が、何らかの爆発による揺れが疑われると速報しましたが、その後、情報を修正し、中国当局と韓国気象庁のいずれも自然の地震だったとの見方を示しています。

引用終了

 実際にどうだったのか?と言うはまだわかりませんが、仮に自然の地震であった場合は次のケースのうちのどれなのでしょうか。

 1.通常の地殻の変動による地震で通常のもの
 2.地殻の変動による地震で地下水が関係するもの(地下水が地殻の境界  に多くなって境界面が滑りやすくなった、あるいは地すべりや山体崩壊  のようなものなど)
 3.地下の空洞が崩落したもの
 4.火山性の地震でマグマ活動系の地震
 5.火山性の地震で水蒸気爆発系の地震
 6.これらの合わさった地震

 そしてこれらが3日の核実験によって地下が影響を受けた事によるものなのか?それとも関係なくもともと発生するものだったのか?なども現在わかっていません。 
 いずれにせよ仮に白頭山関連の火山性のものであったならば今後も発生する確率はどちらかと言えば高いはずで、もし再発がなければその確立はどちらかと言えば低いのかも知れません。
 今後の状況次第で原因が多少とも絞り込まれて来るかのでしょうか。