先日は緊急地震速報が発表されました。
状況は次の通りのようです。
引用開始 2件(一部抜粋)
https://news.goo.ne.jp/article/asahi/nation/ASL153RK1L15UTIL00K.html
緊急地震速報「過大な予測」 二つの地震を一つと認識か
11:58
5日午前11時2分ごろ、茨城県南部の神栖市で震度3の地震があった。水戸市や東海村、千葉県旭市などで震度2。気象庁によると、震源は茨城県沖で深さ約40キロ、地震の規模を示すマグニチュード(M)は4・4と推定される。同時刻に石川県でも震度3の地震が発生した。震源は富山県西部で深さ約20キロ、M3・9と推定される。いずれの地震でも津波はなかった。
(中略)
同庁の担当者は「二つの地震を一つの大きな地震と認識した可能性がある。こうした過大な予測がないよう対策はしているが、原因については調査中」と話した。緊急地震速報は最大震度が5弱以上と予想された場合、震度4以上が予想される地域に発表する。
https://news.goo.ne.jp/article/jiji/nation/jiji-180105X893.html
富山の地震と同一視=気象庁「改善を検討」―緊急地震速報の過大予測
18:23時事通信
5日午前に起きた茨城県沖の地震で、実際の最大震度が3だったのに緊急地震速報が発表された問題で、気象庁は同日、地震計データの計算過程で、ほぼ同時に起きた富山県西部の地震(最大震度3)を同一の地震として扱ったことが過大予測の原因と発表した。
気象庁の本多誠一郎・地震動予測モデル開発推進官は「震源予測をより精度の高い情報に更新していく中で、結果的に過大評価となった」と説明。「どのような改善ができるか検討していく」と話した。
緊急地震速報は、発生直後に速く伝わる地震波を地震計で捉え、規模や震度を自動的に計算し、最大震度5弱以上と予測される場合に警報を出す仕組み。
気象庁によると、富山県西部の地震は5日午前11時2分23秒、茨城県沖の地震は同26秒に発生。緊急地震速報を判断するシステムは同27秒に富山県と石川県にある二つの地震計で揺れを検知し、震源も富山県内と推測。この時点では「最大震度3程度以上」と判断していた。
しかし、同46秒に茨城県沖の地震を検知すると、一連の地震の震源は茨城県沖にあると判断を変更。一方で揺れの大きさは当初の富山、石川両県のデータのみが使われ、震源に近い茨城県南部で震度5強程度と過大に推定されたという。
引用終了
これを過大な推定と見るかどうか様々な意見が有るようですが、「過大だとするのは結果論に過ぎない」と個人的には考えています。
理由は少なくとも三つ有ります。
一つは、僅かな時間差での地震はもしかすると連鎖地震なのかも知れず、今回のケースで言えば富山県内と茨城県沖と言う二つの震源域に挟まれたエリアに従来の無い力がかかってそこでまた地震が発生する可能性がもゼロでは無かったと言う事です。
もう一つは今回はたまたま二つの震源域の距離がかなり離れていましたが、仮にもう少し近い震源域であった場合には、別々の震源域から発生した震度4クラスの2つの地震波がぶつかるエリアでは震度5弱以上の地震が想定できなくもないからです。
そしてもう一つ、連鎖地震関連なのですが例えば有る地震はせいぜい震度4程度であって、その地震波が伝わるエリアで連鎖地震が発生したとします。
そこの地震が震度6になったとしても、前者の震度4程度の地震と地震波が相殺されるような場合、短時間の限られた中では震度4程度にしか認識できないケースも稀にはあるのではないでしょうか。
今回はこうしたパターンにはならなかったので「過大ではないか」とつい見てしまう事も有るようですが、これらを見分けるのは現在の技術では無理ではないかと思われます。
状況は次の通りのようです。
引用開始 2件(一部抜粋)
https://news.goo.ne.jp/article/asahi/nation/ASL153RK1L15UTIL00K.html
緊急地震速報「過大な予測」 二つの地震を一つと認識か
11:58
5日午前11時2分ごろ、茨城県南部の神栖市で震度3の地震があった。水戸市や東海村、千葉県旭市などで震度2。気象庁によると、震源は茨城県沖で深さ約40キロ、地震の規模を示すマグニチュード(M)は4・4と推定される。同時刻に石川県でも震度3の地震が発生した。震源は富山県西部で深さ約20キロ、M3・9と推定される。いずれの地震でも津波はなかった。
(中略)
同庁の担当者は「二つの地震を一つの大きな地震と認識した可能性がある。こうした過大な予測がないよう対策はしているが、原因については調査中」と話した。緊急地震速報は最大震度が5弱以上と予想された場合、震度4以上が予想される地域に発表する。
https://news.goo.ne.jp/article/jiji/nation/jiji-180105X893.html
富山の地震と同一視=気象庁「改善を検討」―緊急地震速報の過大予測
18:23時事通信
5日午前に起きた茨城県沖の地震で、実際の最大震度が3だったのに緊急地震速報が発表された問題で、気象庁は同日、地震計データの計算過程で、ほぼ同時に起きた富山県西部の地震(最大震度3)を同一の地震として扱ったことが過大予測の原因と発表した。
気象庁の本多誠一郎・地震動予測モデル開発推進官は「震源予測をより精度の高い情報に更新していく中で、結果的に過大評価となった」と説明。「どのような改善ができるか検討していく」と話した。
緊急地震速報は、発生直後に速く伝わる地震波を地震計で捉え、規模や震度を自動的に計算し、最大震度5弱以上と予測される場合に警報を出す仕組み。
気象庁によると、富山県西部の地震は5日午前11時2分23秒、茨城県沖の地震は同26秒に発生。緊急地震速報を判断するシステムは同27秒に富山県と石川県にある二つの地震計で揺れを検知し、震源も富山県内と推測。この時点では「最大震度3程度以上」と判断していた。
しかし、同46秒に茨城県沖の地震を検知すると、一連の地震の震源は茨城県沖にあると判断を変更。一方で揺れの大きさは当初の富山、石川両県のデータのみが使われ、震源に近い茨城県南部で震度5強程度と過大に推定されたという。
引用終了
これを過大な推定と見るかどうか様々な意見が有るようですが、「過大だとするのは結果論に過ぎない」と個人的には考えています。
理由は少なくとも三つ有ります。
一つは、僅かな時間差での地震はもしかすると連鎖地震なのかも知れず、今回のケースで言えば富山県内と茨城県沖と言う二つの震源域に挟まれたエリアに従来の無い力がかかってそこでまた地震が発生する可能性がもゼロでは無かったと言う事です。
もう一つは今回はたまたま二つの震源域の距離がかなり離れていましたが、仮にもう少し近い震源域であった場合には、別々の震源域から発生した震度4クラスの2つの地震波がぶつかるエリアでは震度5弱以上の地震が想定できなくもないからです。
そしてもう一つ、連鎖地震関連なのですが例えば有る地震はせいぜい震度4程度であって、その地震波が伝わるエリアで連鎖地震が発生したとします。
そこの地震が震度6になったとしても、前者の震度4程度の地震と地震波が相殺されるような場合、短時間の限られた中では震度4程度にしか認識できないケースも稀にはあるのではないでしょうか。
今回はこうしたパターンにはならなかったので「過大ではないか」とつい見てしまう事も有るようですが、これらを見分けるのは現在の技術では無理ではないかと思われます。