快気分析

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仕組みとアプローチ -  秀吉による備中高松城の水攻めもまた「兵糧横流しを捏造される謀略の舞台」だったのかどうか

2021-01-02 20:31:21 | 明智光秀
 前回記事の続きです。
 秀吉は兵糧攻めで鳥取城を攻略した後、備中高松城の水攻めを行います。
 当然水攻めですから堤防工事などが必要だったわけです。
 その作業には当然地元の農民他らが動員され、報酬として物かお金かが支払われ、また少なくとも食糧は与えていたものと考えられます。
 なのでその作業員の中に毛利方の謀略部隊がいればの話ですが、当然「兵糧横流し」を捏造するような工作活動をしたと考えて良いかと思いますが、どうでしょう。
 秀吉もまた毛利氏に弱みを握られてロボットになっていたのか、或いはその前から既に毛利方と癒着、共謀状態だったのかどうか、と言う点について定かな事はわかりません。
 秀吉がまともな武力衝突をせずに兵糧攻めや水攻めを多用し出したのを信長は果たしてどう見ていたのでしょうか。
 

仕組みとアプローチ -  兵糧横流の疑いをかけられた中川清秀は毛利氏による罠に落ちたのか そして秀吉もまた或いは

2021-01-02 19:51:40 | 明智光秀
 前回記事の続きになります。
 石山本願寺へ兵糧横流の疑いをかけられた中川清秀ですが、これはどのような状況だったのでしょうか。
 その詳細を記載する史料は現時点で特に見当たりませんが、しかし例えば敵方と戦う為に現地か近辺エリアで何か必要なものを買い付けて手に入れようとした場合、或いは堀や橋、土塁などの工事費をお金で支払うか、或いは物で支払うかと言う事になると思いますが、いずれにしても支払われた側の商人や農民、職人などにはお金か物が手に入る事になります。
 それでその商人や農民、職人などが敵方と完全に経済封鎖されているのなら問題ないのですが、当時に於いてはそのあたりを完全に経済封鎖するとは行かなかったのではないかと考えています。
 そうすると商人や農民、職人などが敵方である石山本願寺側の事業者とも取引していた場合には中川清秀かその家来が支払ったお金か物は石山本願寺に届く事にもなるわけです。
 どこまでが兵糧の横流しでどこまでが横流しでないかの線引きと言うのは困難なケースも有ったはずで、これが果たして兵糧の横流しになるのかどうか?と言う事にもなり、もしかするとこの横流しの件は冤罪だったのかも知れません。
 ただもしかすると、ですが商人や農民、職人などが敵方である石山本願寺側に内通していたり、或いは毛利方の諜報工作部隊(世鬼一族か座頭衆)がその中に紛れ込んでいて、中川清秀側からに支払われた物やお金を意図的に石山本願寺に送った、と言う可能性もゼロでは無かったような気がしています。
 当時の毛利氏が信長の織田勢をどう分断するかを考えた挙句、当時荒木村重の与力であった中川清秀勢の商取引に目をつけて上記のような工作で兵糧の横流しを捏造した・・・・・・・そして毛利氏側の謀略部隊(世鬼一族か座頭衆)による工作が成果として現れ、荒木村重は信長に討たれると怯えて乱を起こした、と言うロジックはどうでしょうか。
 実はこの手法を毛利方は秀吉にも使った可能性が有ると私は考えています。
 秀吉が鳥取城を攻略(鳥取の渇え殺し)する際に地元の米などの食糧を先手を打って買い占めていたとされ、この時に支払われたお金か物が果たして毛利方に届いていないのかどうか、と言うのは余程経済封鎖でもしてなければその気になれば毛利方は謀略部隊を使って秀吉の兵糧横流しを捏造できたはずなのです。
 と言う事で「仮に秀吉が毛利氏に弱みを握られていたのであれば」の話ですが、秀吉も中川清秀と同様、既に毛利氏のロボットになって可能性は高かったのではないでしょうか。
 なのでそのあたりを疑った明智光秀が信長に進言した可能性と言うのは考えられる事かと思っています。
 真相はどうだったのでしょう。

 

仕組みとアプローチ -  毛利氏は中川清秀をロボットのように使っていたのかどうか

2021-01-02 09:45:48 | 明智光秀
 中川清秀かその家来が石山本願寺側へ兵糧の横流しを行っていたのがバレそうになったとする説について更に考えてみました。
 石山本願寺と信長が戦っていた当時は毛利氏や雑賀衆らが石山本願寺に加勢していました。
 当然、毛利氏の諜報工作部隊(世鬼一族や座頭衆)も畿内にいたはずなのです。
 この兵糧の横流しの件で、誰がどこまでその証拠を握っていたのか?と言う事になるのですが、もしかすると、「毛利氏が詳細を把握していたにも関わらずそれがまだ信長には知られていなかったのならば」、と言う仮の話ですが、毛利氏が中川清秀の弱みを握って強請りをかけていた可能性もゼロでは無かったのではないか、と考えられて来ます。
 だとすると毛利氏は中川清秀をロボットのように使っていた可能性も有るのではないか?となるのですが、実際にどうだったかの資料は現時点で見つかっていません。
 仮に中川清秀が本能寺の変当時、既に毛利氏のロボットだったとすると、本能寺の変で最初に信長を襲撃した先鋒は中川清秀と近縁の高山右近の部隊だった、と言う可能性もやはり捨てきれないと思っています。
 そして信長が討たれたと判断した斎藤利三らがその流れに乗ったか、或いは無実を証明できるものが無く逃げ場を失って信忠らを襲撃した、と言う事にもなって来ます。
 真相はどうだったのでしょうか。