あの有名な「バヌアツの法則」なのですが、ネットで調べた範囲でわかるのは「バヌアツで大地震が発生するとその後、2週間以内に日本で大きな地震 起こる可能性 が高い」と言うもののようです。
個人的にはこれをもっと拡大解釈し、「バヌアツでMw6.0以上の地震が発生するとその後、2週間以内に日本やその周辺で目立つ地震が 起こる可能性 が高い」と言う風に「バヌアツの傾向則」として捉えるべきと考えています。
実は去年12月にはこの傾向則の再現性を確認できる地震が有りました。
引用は前回記事と同じですが、その一部が次のものです。
引用開始(一部抜粋)
https://earthquake.usgs.gov/earthquakes/map/?extent=-86.85607,-137.8125&extent=86.85607,498.51563&range=search&timeZone=utc&search=%7B%22name%22:%22Search%20Results%22,%22params%22:%7B%22starttime%22:%222024-12-01%2000:00:00%22,%22endtime%22:%222025-02-06%2023:59:59%22,%22minmagnitude%22:6,%22orderby%22:%22time%22%7D%7D
6.8
千島列島
2024年12月27日 12:47:37 (UTC)
146.0キロ
6.1
ポートビラの西33キロ、バヌアツ
2024年12月21日 15:30:53 (UTC)
47.0キロ
千島列島
2024年12月27日 12:47:37 (UTC)
146.0キロ
6.1
ポートビラの西33キロ、バヌアツ
2024年12月21日 15:30:53 (UTC)
47.0キロ
引用終了
震源が千島列島と表現されてますが、ここは択捉島よりロシア側のウルップ島のそのまた先のシムシル島の北西沖でした。
なのでこのようにロシア領やその沖も含めてバヌアツの傾向則として捉えた方が良いのかと思っています。
この地震で北海道は有感地震となりました。
この時の震度はと言うと次の通りです。
震度2
北海道 根室市 標茶町 別海町 標津町
岩手県 盛岡市
北海道 根室市 標茶町 別海町 標津町
岩手県 盛岡市
震度1
北海道 函館市 釧路市 美幌町 白老町 むかわ町 浦河町 様似町 新ひだか町 十勝大樹町 広尾町 浦幌町 釧路町 厚岸町 浜中町 弟子屈町 鶴居村 白糠町 羅臼町
青森県 八戸市 三沢市 むつ市 平内町 外ヶ浜町 七戸町 六戸町 横浜町 東北町 六ヶ所村 おいらせ町 東通村 三戸町 五戸町 青森南部町 階上町
岩手県 八幡平市
宮城県 石巻市 登米市 栗原市 宮城美里町
と言う事ですから、仮に似たような地震パターンで建物やその他構造物への積雪と地震のタイミングがもし合ってしまうと危ないかも知れません。
特に今月発生した帯広の短時間の豪雪みたいな事が有ると、仮にに雪下ろしをする間も無くそのエリアに地震が襲って来た場合、建物が倒壊、損壊するリスクが高まるだけでなく、その場合に重くのしかかった雪の下敷きになる、と言う危険も高まるからです。
また津波についても大雪で避難できない、とかは想定される危険事項としてリストアップしておかないといけないかと思われます。
備えあれば憂いなし。