北海道東部の羅臼町の海岸で地面が幅300メートル高さ10メートルにわたって隆起していた件は、大規模な地すべりと言う事がわかりました。
海岸の崖周辺ですから稀にはあるのでしょうが、原因について考察してみました。
地すべりですが、通常でも起きる場合もあるのですが、どちらかと言えば地中に浸み込むが急激に増えた時には、より発生しやすいと考えられます。
それで雨量などのデータを調べて見ました。
引用開始(一部抜粋)
http://www.data.jma.go.jp/obd/stats/data/mdrr/tenkou/alltable/pre00.html#a11
気温 降水量 日照時間 ページ先頭へ
期間合計降水量 2015年4月24日まで
都道府県 前10日間合計 前20日間合計 前30日間合計 前60日間合計 前90日間合計
降水量(mm)
(平年比)(%)
羅臼 30.5 (///) 57.0 (///) 86.5 (///) 303.0 (///) 519.5) (///)
糸櫛別 67.5 (180) 95.0 (144) 117.0 (118) 338.5) (192) 497.0) (210)
標津 70.5 (255) 83.5 (169) 104.0 (142) 219.5 (177) 256.0 (160)
引用終了
羅臼は昨年との対比がわかりませんが、おそらく標津や櫛別とほぼ同じかそれより多いのではないかと思われます。
要するに、ものすごい降水量だった、と言うわけで、「それでは何故今まで地すべりにならなかったのか?」と言うと、それは当然、雪の為に地中に水分が浸み込まなかったから、となります。
それで雪がかなり積もっても、ごく緩やかに融けていけばそれ程のハイペースでは浸み込まなかったのでしょうが、そこを更に調べるとこうなります。
引用開始(一部抜粋)
期間平均気温 平均気温 2015年4月24日まで
都道府県 前5日間平均 前10日間平均 前20日間平均 前30日間平均 前60日間平均 前90日間平均
平均気温(℃)
(平年差)(℃)
羅臼 5.9 (///) 4.5 (///) 3.5 (///) 3.0 (///) 1.5 (///) -0.1 (///)
標津 7.8 (+3.6) 5.3 (+1.5) 4.1 (+1.1) 3.5 (+1.4) 1.6 (+2.0) -0.2 (+2.2)
上標津 6.4 (///) 4.5 (///) 3.1 (///) 2.8 (///) 0.8 (///) -1.0 (///)
中標津 7.3 (+2.7) 5.1 (+1.0) 3.7 (+0.5) 3.3 (+1.1) 1.3 (+2.0) -0.7 (+2.3)
引用終了
と言う事で、このところの急激な温度上昇で、かなり多めの積雪が相当なペースで雪融けして地中に浸み込んだ、と考えられます。
特にここ数日間の日照時間増加が急激です。
当然、雪融けペースは相当なものだったと推定できます。
これは次のデータでわかります。
引用開始(一部抜粋)
期間合計日照時間 2015年4月24日まで
都道府県 前5日間合計 前10日間合計 前20日間合計 前30日間合計 前60日間合計 前90日間合計
日照時間(h)
(平年比)(%)
羅臼 25.4(///) 30.2 (///) 78.0 (///) 140.6 (///) 204.9 (///) 300.7) (///)
標津 43.1(152) 51.4 (91) 105.8 (95) 172.3 (104) 283.3 (84) 401.1 (80)
上標津 40.3(///) 49.9 (///) 98.8 (///) 170.9 (///) 275.1 (///) 385.7 (///)
中標津 42.1(155) 51.3 (95) 97.6 (90) 171.1 (105) 286.3 (85) 400.4 (79)
引用終了
それで、「地震とは直接は関係ない」、と言えるのかも知れませんが、これだけの積雪と言う事は、海流、潮流がかなり大規模で平年とは異なる状況になっていた、と言う事にはなります。
それが海底の海水温度や海底地盤の温度を直接決定しているわけではないのですが、海底地盤の温度が広域に大きく変化していれば、これまでの当ブログで唱えてきた仮説には結びつくのかも知れません。
海岸の崖周辺ですから稀にはあるのでしょうが、原因について考察してみました。
地すべりですが、通常でも起きる場合もあるのですが、どちらかと言えば地中に浸み込むが急激に増えた時には、より発生しやすいと考えられます。
それで雨量などのデータを調べて見ました。
引用開始(一部抜粋)
http://www.data.jma.go.jp/obd/stats/data/mdrr/tenkou/alltable/pre00.html#a11
気温 降水量 日照時間 ページ先頭へ
期間合計降水量 2015年4月24日まで
都道府県 前10日間合計 前20日間合計 前30日間合計 前60日間合計 前90日間合計
降水量(mm)
(平年比)(%)
羅臼 30.5 (///) 57.0 (///) 86.5 (///) 303.0 (///) 519.5) (///)
糸櫛別 67.5 (180) 95.0 (144) 117.0 (118) 338.5) (192) 497.0) (210)
標津 70.5 (255) 83.5 (169) 104.0 (142) 219.5 (177) 256.0 (160)
引用終了
羅臼は昨年との対比がわかりませんが、おそらく標津や櫛別とほぼ同じかそれより多いのではないかと思われます。
要するに、ものすごい降水量だった、と言うわけで、「それでは何故今まで地すべりにならなかったのか?」と言うと、それは当然、雪の為に地中に水分が浸み込まなかったから、となります。
それで雪がかなり積もっても、ごく緩やかに融けていけばそれ程のハイペースでは浸み込まなかったのでしょうが、そこを更に調べるとこうなります。
引用開始(一部抜粋)
期間平均気温 平均気温 2015年4月24日まで
都道府県 前5日間平均 前10日間平均 前20日間平均 前30日間平均 前60日間平均 前90日間平均
平均気温(℃)
(平年差)(℃)
羅臼 5.9 (///) 4.5 (///) 3.5 (///) 3.0 (///) 1.5 (///) -0.1 (///)
標津 7.8 (+3.6) 5.3 (+1.5) 4.1 (+1.1) 3.5 (+1.4) 1.6 (+2.0) -0.2 (+2.2)
上標津 6.4 (///) 4.5 (///) 3.1 (///) 2.8 (///) 0.8 (///) -1.0 (///)
中標津 7.3 (+2.7) 5.1 (+1.0) 3.7 (+0.5) 3.3 (+1.1) 1.3 (+2.0) -0.7 (+2.3)
引用終了
と言う事で、このところの急激な温度上昇で、かなり多めの積雪が相当なペースで雪融けして地中に浸み込んだ、と考えられます。
特にここ数日間の日照時間増加が急激です。
当然、雪融けペースは相当なものだったと推定できます。
これは次のデータでわかります。
引用開始(一部抜粋)
期間合計日照時間 2015年4月24日まで
都道府県 前5日間合計 前10日間合計 前20日間合計 前30日間合計 前60日間合計 前90日間合計
日照時間(h)
(平年比)(%)
羅臼 25.4(///) 30.2 (///) 78.0 (///) 140.6 (///) 204.9 (///) 300.7) (///)
標津 43.1(152) 51.4 (91) 105.8 (95) 172.3 (104) 283.3 (84) 401.1 (80)
上標津 40.3(///) 49.9 (///) 98.8 (///) 170.9 (///) 275.1 (///) 385.7 (///)
中標津 42.1(155) 51.3 (95) 97.6 (90) 171.1 (105) 286.3 (85) 400.4 (79)
引用終了
それで、「地震とは直接は関係ない」、と言えるのかも知れませんが、これだけの積雪と言う事は、海流、潮流がかなり大規模で平年とは異なる状況になっていた、と言う事にはなります。
それが海底の海水温度や海底地盤の温度を直接決定しているわけではないのですが、海底地盤の温度が広域に大きく変化していれば、これまでの当ブログで唱えてきた仮説には結びつくのかも知れません。