2人の人物は、私とヒロクニさんか?散歩するふたり。
最近、散歩したのは近所のホームセンターで、街に出かけ散歩するのが、めっきり減っています。
そんな中、この絵を見つけ、ふたりで街をうろうろと動きまわる時間を思い出しています。
そう思うと、ヒロクニさんの絵は、日記のようでもあり、体験とビジョンが、交差しているのだなぁと、
つくづく感じます。
絵も以前とは変化していっているのも、感じています。
以前の街の絵は、細密描写のように細かかったのですが、その中に隠れるように人が描き込まれていました。
今は、人物がだんだん大きく表現しているように思います。
理由はよくわかりません。
生活の中での変化は、今までの勢いで制作を続けると、眼精疲労から体調が崩れるようなので、
「無理は、してはいけません!」と、私が忠告するようになったことが一番の変化です。
ヒロクニさんは、性急な性格で、「イラチ」というか、じっとしていることが苦手なので、
ついつい突っ走るのが常なので、「気分が悪くなってきたら、一度手をとめること」と、
何度も注意しているが、同じことを繰り返しています。
そして、いつもマッサージで、急場をしのいでいます。
私も「80歳なんだから、いつまでも若い時のようにいかないこともあるでしょう?」と、
問いかけるが、「そんなこと許せん!」という顔つきをしている。
ヒロクニさんが私と結婚したときは、52歳だった。
私も、その年齢を過ぎ、55歳なのだ。
この事実を再認識したのは、「二の腕の皺」である。
暑い日、ノースリブを着ていた時に、目の前の二の腕のところがブルンプルンとゆれていた。
そして、おばあさんのように、皺がくしゃくしゃとなっているのが目についた。
そして、祖母の皺皺の姿を思いだし、私達って高齢者夫婦???と疑問が・・・・・。
最近、普段はめっきり化粧もせず、服装にもかまわず、髪型もかえてないのに顔が変わってきているので、
なんかそぐわないような感じ。今は、土の再生の作業で顔に砂塵がかかったままで出歩き、
ヒロクニさんから「顔を洗え!!」と言われる始末。
私も変化してしまっていたのです。
「ふたりで老化か?」
やはり、お出かけはたまに必要だと、思いました。
そんなわけでちょっと京都へ、個人的用事でお出かけをしてきました。
用事の場所は、四条烏丸。
それが終わると、四条川原町まで歩いていきます。
一本奥の路に入ると、表通りより外国人が多くてびっくりしました。
歩いている内に、京都の台所と言われている「錦市場」の入り口。
そこには、ほとんどの人が外国人。観光名所になっていました。
以前の「錦市場」を知っている私は変わりようにビックリ。
面影も残っていますが、もう市場ではない感じに・・・・。
淋しい感じがしましたが、観光客の人は、熱心に写真を撮る人や、浴衣を着て楽しそうであった。
言葉は、あらゆる言語が飛び交っていました。
ちょっと人ごみを抜けて、写真を。
これに衝撃を。
タコタマゴに、目が吸い込まれました。
頭の部分にウズラ卵が入っているのだろうか?
錦市場をでると、京極筋へ。
京極は出たとたん、変わらない感じで、昔からの雰囲気を漂わせていました。
「錦市場」では、打田漬物で、ふきのとうの漬物と、錦・高倉屋では、京野菜の漬物を家への
お土産にしました。
次回京都へ行った時は、老松の夏柑糖を買う予定です。
四条烏丸の大丸で売っているらしい。
こんな感じで売っているそうです。
錦市場では、以前の姿が好きだったので、移り行く街の姿を目の当たりにして、
寂しい思いも感じましたが、街も生き物であると思い帰途につきました。
また、私達ふたりも生き物であるので、変化を受け入れていかなくっちゃ!と、
思いました。
ヒロクニさんの言うとおり、化粧していないのだから、顔が黒くなったらすぐ洗いますわ。
なんか、尊敬される画家夫婦になれないのが、残念です。