「SUBWY」と書かきこまれた作品。
以前の地下鉄シリーズの作品とは、ちょっと感じが違う。
この絵を始めてみた時は、やはり驚きました。
今、台所では、ヒロクニさんが録音していたテープがガンガン鳴っています。
朝、ポルトガルで生まれた民謡のファドが流れてくる。
「アマリア・ロドリケスかな?いいなぁ~。」と、思っていたら、ブッチっと音がして、
急に、アンダーグラウンド系?ニューウェーブ?のロックが・・・。
そう思って聞いていたら、バロック。クラッシック。
ブッチっと音がしたら、現代音楽が・・・。テリー・ライリーか?
とにかく、ブッチっと音がしたら、脈絡なく、カテゴリーの違い過ぎる音楽に変わります。
そのテープを聴きながら、
「俺は、こんな風にテープに録音しておいて、マメな男だねぇ~。
今では聴けない音楽があると思うと、俺は偉大だ。」と。
私は、気持ちが付いていけないテープであるが、
ヒロクニさんにとっては、珠玉のテープで、すべてが等価に位置しているようです。
この絵は、なんだかヒロクニさんのテープに似ています。
音楽は、落ち着かないが、
そんな日常生活にそっと猫が入り込んできています。
この絵が、テレビの上、台所に貼られていました。
この絵は、熊谷守一氏の絵です。
熊谷氏の作品の中でも、あまり知られていない猫の絵です。
そのせいか、新鮮な感じを受けました。
また、なんとも言えない猫の感じが滲み出ていて、心がホッとする。
手足の感じも、普通はこうは描けまいと、思う。
この絵を見ているとこの猫ちゃんになってしまいそう。
ヒロクニさんが、この絵を選んで、切り取って、貼っているのが新鮮でした。
また、私がハーフステッチというものを始めてしていた。
古典的な絵柄に、猫があった。
出来上がりかけている刺繡を見て、「その柄だったら、ケース欲しいなぁ。」と。
眼鏡ケースをヒロクニさんにも作って上げると息巻いていたら、
「眼鏡ケースより、して貰いたいことがたくさんある。そんなに欲しくない。」と言われていたので、
急に心変わりした良人に驚いた。
「なんか、ピーに似ているし、その茶色がいい。」と言う。
ヒロクニさんは、ピーちゃんの毛色のことを、
「ブラウンの感じがいい。」といつも言う。
何か、茶色に引かれているようです。
↓こちらがその眼鏡ケース
↓裏はねずみをあしらいました。
ちょっと、ヨーロッパの中世の感じがして、私も気に入っていました。
猫を飼うと、猫が忍び寄ってくる現象を楽しんでいます。
我家のピーちゃんは、今日も朝から「隠れているつもり」をしています。
↑いつも、しっぽが見えているか、鼻先が見えている。
これが、隠れているつもりのピーちゃん。
↑茶色い上に被さっているシーツをめくると、いつも目が丸い。
隠れて、人が行き来する足に悪さをするのが楽しみらしいが、ほんとに見えすぎなんです。
庭ではチューリップも本格的に咲くようになりました。
↑ビオラの鉢を移動させて、いい感じに配置してみました。
今日は晴れたので、光を浴びて、花が美しい。
花もきれいだけれど、「光」の凄さを感じます。
変なこと書きますが、この光のことを思う時、宇宙の恵みというか、
大いなるものの力を感じます。
今は、コロナ肺炎で、大変なときなのですが、
大いなる暖かい力はいつも存在していると思うように。
なかなか苦しい時でもありますが、ちょこっと感謝することも心がけようと思っています。
冬なったら、ヒロクニさんの悪態を書き募っているようなわたしですが、
少しでも心の持ちようというか、前向きな努力をしようと思っています。