晴れの日を連想させる作品。
しかし、変わった絵だなぁ~と思いました。
この絵を描く前に、ジョルジョ・デ・キリコやマックス・エルンストに影響を受け、
昭和初年にシュールレアリズムを日本に紹介した、福沢一朗氏の話しを聞いていました。
そして、「蒼穹 (そうきゅう) 」とメモ用紙に書いた紙を渡してくれた。
そして、「福沢一朗の絵の空のことだ!」と言う。
すぐには理解出来ず、蒼穹 という字を見てモンゴルの空のことを思ったのでした。
その後すぐ、「福沢一朗の絵を検索して欲しいと言われ、その作品群を見て、やっと理解が・・・」。
知らない絵の世界がたくさんあって、驚いた。
その中の「牛」という絵を印刷して欲しいと言われて、印刷した。
福沢一朗の絵の青空は、特別なものであった。
その意味をこめて「蒼穹」と教えてくれていたのでした。
福沢一朗氏は、戦前の前衛美術運動に大きな刺激を与えた画家だったのです。
ヒロクニさんから、よく私の知らない近代の洋画家達を紹介される度に、先人達も凄いなぁと思うのです。
現代の絵画作品群より、量的に気迫と気骨がある作品が多いこと。
精神の大きさを感じさせてくれる作家ばかりを、紹介してくれているのかもしれませんが・・・。
絵というのは、まあ私達にとっては、哲学みたいでとても面白い世界なのです。
ヒロクニさんは、「最高のポンチ絵」を描いてみたいと言い放つが、高尚な意味があるのかもしれません。
私は「ポンチ絵」と聞くと、「もっといい言葉を思いついて欲しいわ!」とがっくりきていますが・・・・。
今日は、ヒロクニさんに「終戦の時、何歳だった?」と質問しました。
「え~と、小学2年~3年生ぐらいじゃないかな?7歳~8歳ぐらいじゃないか。」と。
ヒロクニさんは、昭和12年生まれである。
ボケてないわ・・・と思った瞬間でした。
庭では、アンゲロニアを中心に、ピンクのインパチェンスが咲いています。
インパチェンスは日陰を好むので、庭の端っこにあります。
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