武内 ヒロク二

このブログは、武内ヒロクニの絵の紹介や、家での出来事を妻が語ります。
日々、徒然。

花の風(色鉛筆作品紹介533) と 香港のこと

2019-12-06 21:00:26 | Weblog

裏に「花の風」とタイトルが付けられています。

現時点で、最新作。

花が風を起こしているのか?

風が花びらを散らしているのか?

風を感じる絵です。

私は、この絵好きです。

新しさも感じるし、ヒロクニさんの絵の才能を感じるのです。

 

しかし、寒くなってから、扱い難いというか、台所で寝て、とぐろ巻いている大蛇みたいに、

相変わらず「冬の悪口」を言っています。

昨日は、新しいタイプのタイツ、ワコールの男物タイツを買ってきて、「履け!」と言った。

「その上に、パッチを重ね履きするのだ!」と。

なんか、こっちも必死になるあまり、口調が命令調になっています。

そして、私も「買い物いっても、どのタイツがいいかなぁ~と、いつもヒロクニさんのことを考えているのよ。」と言い、

思いやりの気持ちを強調した。

ヒロクニさんは、「そうだね。いつもそんな細かいことまで考えてくれてありがとう。」と、素直に言います。

長年の夫婦関係で、私は、度々、こんなに思いやっているということを、

強調してごり押しするようなことをするようになった。

嫌味に感じるのではなく、素直に「そうだね。」と思うヒロクニさんの方が変わっていると思うのでした。

 

 

 

香港に行ったことがあります。

中国返還前と、中国返還直後と2回。

中国返還前は、日本がバブルの頃。

その頃の香港は、水上生活者がまだいて、近海の海は、水上生活者が多く行き来していました。

行き交う小船には、フルーツや野菜などいろいろな物が詰まれていて、商売をしている様子が見て取れました。

女性が多く、子供と一緒にいる人も多かったように思う。

九龍城も健在で、九龍城の表に面した店に、高田ケンゾーのブティックが入っていた。

似つかわしくないというか、周りの店とは異質だったので異様な光景としてよく覚えている。

初めての外国が、香港だった私は、最初は、ぼったくられたりしながら、これが外国なんだと思いました。

一緒に行ったお友達は、靴とバックが好きな人でブランド品を買うのを楽しみにしていたみたいで、

同行する人選を間違えたと後悔したことも思い出します。

なんと言っても、私は鳩の木彫りの置物を買うような人なので、趣向の違いが・・・・。

エキゾチックな鳩の置物は、値段の交渉の仕方もわかってきて、随分買い叩いたような気がするが、

実際はどうだったのか?未だに、分からない。

しかし、イギリスの2階建てバスで、香港の恋人が目の前に座っていて、

爽やかな風に吹かれながら、笑顔でデートを楽しんでいた。

その爽やかな幸福感を素敵と思ったのを思いだします。

 

2度目は、阪神淡路大震災の後。

中国が、返還された直後の香港。

↓香港島の海岸にて。ヒロクニさん。

現地で購入したTシャツを着て。

後ろに見える赤い建物は、神様が祭られているところ。

 

 

↑九龍半島の方での私。

私にとって2度目の香港。

雑貨の店が多くあり、日本にあるような商品もたくさん増えていたというのが、一番の印象。

世界中どこでもかもしれないが、以前の方がゆったりした時間が流れていたような感じがした。

その代わり、エキゾチックさも失われているような。

ヒロクニさんは、現地で売っている香水の匂いを嗅ぐのに忙しく、日本人が買わないような香水を買っていた。

私は、そんなに買いたいものはなく、「ここで買った方が安い?」という日用品を時々購入する程度。

人に連れていってもらった旅行だったので、あまり散歩が出来なかったのが残念でした。

赤柱(スタンレー)の市場に行ってみたかったのだけど、ツアーなので無理なのでした。

ツアーでのヒロクニさんの行動はヒンシュクもので、ツアーの団体から離れて、点のように遠くにいたり、

走って群れの中に戻さなくてはならなかったりと、私は1匹の羊を追う羊飼いのように右往左往。

自由行動の時は、一安堵つくのでした。

 

長々と香港の思い出を書きましたが、今回の香港のデモを見ていて、かつて爽やかな風が吹いていた香港が、

中国共産党によって、暗黒の大陸に飲み込まれないようと、ハラハラして香港の様子を見ています。

香港映画も返還されてから、あっという間になくなりました。

香港映画は、変な深刻さがなくけっこう楽しく、エンターティメントで、私はとても好きだったのです。

文化を根絶やしにする中国共産党が嫌いなのです。

中国解放軍は、中国共産党を守る軍であって、中国人を守る軍ではないということがよく分かる。

ヒロクニさんも、香港に行ったことがあるせいか、中国許せん!とますます、習金平のことを嫌っています。

2047年までは、イギリスと社会主義政策を実施しないことを約束しているはずなのですが、

まるで約束を守る気がないという・・・。

アメリカが、「香港人権・民主主義法案」「ウイグル人権法案可決」と、やっと動きだしたことで、ホッとしています。

ウイグル人権法案可決に対して、中華人民共和国は、法案を通した米議会を「無知」で「恥知らず」と非難し、

アメリカにも先住民迫害の歴史があることを持ち出して、「偽善的」と決めつけたそうです。

さらに、


2世紀にわたるアメリカの歴史は、先住のインディアンの血と涙で汚されている。

彼らのほうが先にこの大陸に住んでいたのに、19世紀以降アメリカは西漸運動を通じて、

武力に物を言わせて先住のインディアンを排除し、虐殺して、広大な土地を占領し、

膨大な自然資源を収奪してきたとアメリカを非難。


これって、自分達が今現在、虐殺して、広大な土地を占領して、自然資源を略奪しようとしていますと、

自白しているように思えるのだが?

ブータンの土地も侵略している国が、偉そうにといつも思います。

香港映画も洗練されて、とてもいい映画が作られる矢先だったのです。

演技派のトニー・レオン氏は、ブエノスアイレスでのロケの時、香港に帰りたくてしかたがなかったようで、

ロケの間中、帰りたい、帰りたいともらしていたようで、彼にとっては香港が故郷なのだと、思ったものです。

 

中共情報は、まめにみています。

あまり書きませんが、

何をたくらんでいるか、知っておかないと・・・と、いつも思っています。

 

 

 

刺繍の時間がやっと取れました。

フランス刺繍なのですが、和柄です。

着物の絵柄を参考にして、笹のような葉は、金、茶、薄茶、白。波は少し暗い白色で刺してあります。

これは、2枚を合わせて、底の丸い袋になります。

刺繍布のような感じの袋になる予定。裏地は、赤茶の布を使い、袋の口には、金のビーズをあしらう予定。

地味な感じが気に入っています。

金の糸は、使いにくいですね。紐の色は、まだ考えていません。

ピピちゃん(猫)は、私の膝を頭ににして、セーターの間に入ってきます。

そして、すやすやと寝てくれます。

左腕が、あまり自由が利かなくて不便なので、時々動かしますが、気に入っているのか動きません。

以前の猫達がしない行動をしてくれるので、猫ちゃんもそれぞれの個性があるのね。と、思いました。

 

 

 

 

 



最新の画像もっと見る

コメントを投稿