![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/73/a0/19115eaaf71990849c0b45c5802db00e.jpg)
(左から)この作品は、新作で色鉛筆画ではないが、わたしは一番気に入っている。「星鉄道」という作品。板にアクリル絵具使用。ヒロクニさんは「板のまま会場に置く」と言っていたが、強引に額装した。
次は、仁丹堂のカレンダーの9月の絵に使われた原画。「虫と仲良し」という題である。
次は、リラという太巻きの色鉛筆があり、その色鉛筆で描かれた街の絵。「キミに逢いたくて」という題がつけられている。正方形というか、四角い顔のようなものは、自画像のような気もするが、街の一部になっている。
次は、古い作品で25年ぐらい前に描かれた作品。カステル社の色鉛筆で描かれているのが特徴で、幼少の戦争体験を独特の観念へ昇華させていったトーテミズム的な作品です。
ヒロクニさんは、自分の作品は「観念」であるとよく言う。
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中央にある絵は、色鉛筆作品にしては大きな作品で「アジアホテル」という作品。このアジアホテルというのは、神戸に実際あった建物で何か不思議な雰囲気のホテルだったらしい。途中廃墟のような建物になり、阪神大震災後取り壊されてしまった。
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こちらは、本「しあわせ食堂」の挿絵の為に描き下ろしたカット絵ですが、色鉛筆の黒色使用で版画のような感じにみえるモノクロの作品です。
会場では、色鉛筆画ばかりの作品の中で「何で描かれているんですか?」と言う方が多くて結構驚きました。何か他のもので描いているのだと思うようです。後、若い作家と思っている方も多い。現在、74歳で老体に鞭打って描いているとは、思わないようでした。ヒロクニ画伯が言うには「色鉛筆が、一番観念を組み立てやすい」「この切っ先から、観念になれるんだ」「それが、色鉛筆画だ」と言うことです。
僕の買った『マウンテン』も額装しようかな。
僕のは白が合いそうですけど。
黒額は、絵が細かく色彩が多い作品に使っています。ご参考にして下さい。